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	<title>フランス人男性 &#8211; フランスシャポー</title>
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	<description>パリ移住経験のあるルバンがフランスの情報をお届けします。</description>
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		<title>フランスのセクハラ事情―フランス人男性議員のありえない性的発言</title>
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		<pubDate>Wed, 26 Jun 2019 11:24:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[セクハラ.性.フランス人男性]]></category>

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		<description><![CDATA[常識的に考えて、議会というのは国政が執り行われる神聖な場です。 フランスでは最近、議会でフランス人男性議員が女...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>常識的に考えて、議会というのは国政が執り行われる神聖な場です。</p>
<p>フランスでは最近、議会でフランス人男性議員が女性議員に対して<strong>性</strong>的発言を発した結果、議会におけるセクハラが社会問題に発展しました。</p>
<p>今回はフランス人男性の国民議会議員が女性議員に発したありえない性的発言についてご紹介しましょう。</p>

<h2>フランスにおける議会の誕生</h2>
<p>フランスの議会制度が歴史的に誕生したのは、フランス革命のことでした。<img class="size-medium wp-image-1288 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/the-nile-2329912_1920-1-300x220.jpg" alt="" width="300" height="220" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/the-nile-2329912_1920-1-300x220.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/the-nile-2329912_1920-1-768x564.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/the-nile-2329912_1920-1-1024x752.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/the-nile-2329912_1920-1-728x535.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>1789年当初フランスでは国王による圧政（いわゆる絶対王政）が続いており、もう300年ほど国民の代表が国政に直接関与できない状態が続いていました。</p>
<p>世界史の教科書を紐解くと「絶対王政」というのは民主主義の前段階として、王様の専制という好ましからざるイメージが先行します。</p>
<p>しかしながら、16世紀以後フランスに絶対王政が成立し始めた当初、フランス王国はヨーロッパ一進んだ政治モデルとして高い賞賛を受けたのです。</p>
<p>なぜならフランスの絶対王政は常備軍や官僚機構を兼ね備えて、近代国家の雛形的側面があったからです。また税金の支払いを通じて国民と政府の間に具体的なつながりも生まれました。</p>
<p>しかしその後の度重なる戦争、とりわけアメリカの独立戦争への参戦、飢饉を契機として、フランス革命前夜のフランス王政は財政的に緊迫していきました。</p>
<p>硬直化を打開するため、ルイ16世はついに身分制に基づいた代表者会議を招集することを決心します。</p>
<p>こうして1789年５月以降開催された三部会は投票のあり方をめぐって炸裂しました。</p>
<p>代表者の頭数で計算すれば平民に有利だったのですが、身分ごとに投票をカウントすると特権階級に有利でした。</p>
<p>その時に第三身分（平民）の代表と特権身分の一部のメンバーがテニスコートに集まり、自分たちこそ国民の代表であることを自認し、国民議会が制度化されるまで解散しないことを誓いました。</p>
<p>その結果、国民議会が誕生します。これが現在のフランスにおける議会制度の歴史的起源となりました。</p>
<h2>フランス国民議会についてのフランス人の様々な考え方</h2>
<p>それから200年以上のフランスの歴史で、議会をめぐる複数の政治モデルが入れ替わり、立ち替わり変化しました。</p>
<p>ある時には革命、ある時にはクーデタ、ある時には暴動によって、既存の政体が倒れ、新しい政体が誕生しました。</p>
<p>恐怖政治、二度の帝政、第二次世界大戦のドイツによる占領下に成立したヴィシー政権などの時代には、議会は事実上機能不全に陥りました。</p>
<p>現在の第五共和政は大統領の権限が強く議会の力が弱い政治体制として知られています。その成立過程においては、議会を重視する多くの人が反対の意を唱えました。</p>
<p>このようにフランスでは議会がどうあるべきか、というテーマについてフランスでは多種多様な考え方が存在する、というのが実情です。</p>
<p>強力な議会制度に賛成するフランス人もいれば、議員を介さずに、国民投票を主体として大統領と国民の直接のコミュニケーションを望むフランス人もいます。</p>
<p>また欧州連合などが国民議会を超えて機能していることに反発を覚えるフランス人もいます。</p>
<p>近年政治的勢力を強める極右派が欧州連合を嫌っているのはよく知られています。</p>
<p>それなのに、フランス革命以来フランスの国民議会についてまわる不変なイメージがあります。それは議会が男性の場である、というものです。</p>

<h2><strong>パリテ法でも変化しない議会のマッチョなイメージ</strong></h2>
<p>フランス革命は女性を排除して、男性市民のみによって構成される民主主義制度を確立させました。</p>
<p>フランス語でhommeというのは人間、男性どちらも意味します。したがって人権宣言というのも事実上、男性の権利について規定したものでした。</p>
<p>それから100年以上もの間フランス人女性は政治の分野から完全に排除され続けました。</p>
<p>フランス人女性が投票権を得たのは、日本女性が投票権を得た1945年から１年早い1944年のことでした。</p>
<p>フランスでは日本よりも100年も早くから政治の民主化がスタートしたのに、フランス人女性の参政権が成立したのが日本とほぼ同じだったのです。</p>
<p>フランスの近代政治がどれだけマッチョなものだった、ということが理解されるのではないでしょうか。</p>
<p>そう、そのような状況に風穴を明けたのが「パリテ」でした。<img class="size-medium wp-image-1289 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/political-322467_1920-300x285.jpg" alt="" width="300" height="285" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/political-322467_1920-300x285.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/political-322467_1920-768x729.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/political-322467_1920-1024x972.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/political-322467_1920-728x691.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>「パリテ」（parité）とは同等、同一を意味するフランス語です。</p>
<p>2000年に通称パリテ法が制定され、男女の政治参画の平等化が促進されました。</p>
<p>「比例候補者名簿の記載順を男女交互にする」「政党からの候補者を男女同数にする」</p>
<p>これらの手段を通じて、議員の男女比率を同率にすることを目指しています。</p>
<p>パリテ法の結果、現在フランス国民議会では女性議員の割合は全体の40パーセントを占めるほど、女性議員の数が増えました。</p>
<p>それなのに、です。それなのに、フランス国民議会では男性議員による女性議員に対する性的発言、いわゆる<strong>セクハラ</strong>が後を絶ちません。</p>

<h2>わたしは、夏用のワンピースを着ただけなのに・・・・</h2>
<p>フランス人男性議員のセクハラに耐えかねた女性議員のセシル・デュフロさんは、you tubeで女性議員として自分に降りかかった災難について告白しました。</p>
<p>以下彼女の言葉をそのまま紹介します。</p>
<p>わたしの名前はセシル・デュフロです。わたしは４２歳です。</p>
<p>わたしは国会議員で、４人の子を持つ母です。パリの11区に住んでいます。</p>
<p>私の話は単純極まりないものです。</p>
<p>内閣の閣議が開かれた最初の日にジーンズを履いて出席したところ、非難を受けてしまいました。それで「問題が起こらないように」ワンピースを買いました。</p>
<p>今度はこのワンピースを着て国民議会で発言しようとしました。そうしたら最初の質問をしようとした時、わたしがまだ話し始めてすらいないのに、男性議員たちから性的発言が飛んできました。</p>
<p>事件が起きたとき、わたしは即座に何が起きたのか理解できませんでした。</p>
<p>「（ジーンズからワンピースに替えた後は）行け行けー、（次は）ボタンをはずせ！」</p>
<p>わたしは誰がこれを言ったのか知っています。</p>
<p>問題はその時の議会の雰囲気です。こうしたセクハラまがいの言葉と奇妙にマッチしており、セクハラの言葉がその場にいる他のフランス人男性の議員に自然に受け入れられていたました。</p>
<p>そして複数のフランス人男性議員が続いて、性的発言を飛ばしました。</p>
<p>その後性的発言を飛ばした男性議員たちはさらにわたしのことを次のように告発したのです。</p>
<p>「自分の意見から注意をそらせるために、わたしがこの夏用のワンピースを着たと・・・」</p>
<p>このような言葉をテレビカメラに向かって「しらっ」と言えるフランス人男性議員が存在する、というのは、わたしにはにわかに信じられません。</p>
<p>私個人としては、この事件を封印してしまいたい、と思いました。</p>
<p>しかしその後大騒ぎになってしまったため、わたしは覚悟を決めて公の場で話すことを決心しました。</p>
<p>国民議会における男尊女卑の傾向は続いており、マッチョな傾向は自然にはなくなりません。</p>
<p>男尊女卑の傾向は今でも厳然とフランス社会に存続しています。</p>
<p>この問題は、もはや私個人の問題ではなく、なってしまいました。すべての女性の問題です。</p>
<p>（you tubeでは途中フランス国民議会で性的発言が飛ばされたときの様子を見ることができます）</p>
<p><iframe width="728" height="410" src="https://www.youtube.com/embed/Qey7JwP09Jo?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
<h2><strong>日本の都議会でのセクハラ発言と比較すると・・・</strong></h2>
<p>フランスの国民議会におけるセクハラ発言は、日本人にとっても他人事ではありません。</p>
<p>最近、日本でも都議会でセクハラ発言がありました。</p>
<p>塩村都議会議員が小さな子供を持つ母親に対する支援や不妊の問題について訴えたところ、男性議員より数々のセクハラ発言が飛びました。<img class="size-medium wp-image-1292 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/yes-3029367_1920-300x158.jpg" alt="" width="300" height="158" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/yes-3029367_1920-300x158.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/yes-3029367_1920-768x403.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/yes-3029367_1920-1024x538.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/yes-3029367_1920-728x382.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>「早く結婚した方がいいんじゃないか」「自分が産んでから」「がんばれよ」「動揺しちゃったじゃねいか」「いやー先生の努力次第」「やる気があればできる」</p>
<p>日本女性の議員の半数以上は日常茶飯事でセクハラにあっている、というアンケート結果も出ています。</p>
<p>セクハラの揶揄の内容がフランスと日本では異なります。<strong>フランス人男性</strong>議員はおもむろに性的なことを匂わせ、日本人男性議員は結婚していない女性を揶揄しています。</p>
<p>しかし日本もフランスも議会という場は相当にマッチョな場である、という事実には変わりがありません。</p>
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		<title>フランス人男性は一途か、浮気者か？（2）：一夫一妻制の重み</title>
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		<pubDate>Sat, 24 Nov 2018 13:15:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>

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		<description><![CDATA[最近日本では、未婚の男性が浮気をすることは珍しくありません。相手がイケメンで女性にモテるタイプの未婚の日本男児...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>最近日本では、未婚の男性が<strong>浮気</strong>をすることは珍しくありません。相手がイケメンで女性にモテるタイプの未婚の日本男児の場合、若い日本人女性は浮気が「日常茶飯事」だと覚悟しないといけないほどです。</p>
<p>このような浮気症の性格が結婚を機に突然改まるとも思えません。『黄昏流星群』（フジテレビ）などの不倫のドラマが大人気を博していることからも、日本人の不倫に対する関心の高さが伺えます。</p>
<p>物語は、出世コースから突然外されてしまった銀行マンが、旅先のスイスである女性と出会い不倫関係になってしまうというものです。</p>
<p>主人公の男性だけではなく、その妻や娘までが不倫をしていて、ドロドロした関係が次々と展開されます。このドラマの原作は漫画です。これ以外にも現在多くの不倫漫画が人気を博しています。</p>
<p>当然のことながら、実際の生活で不倫をすれば社会的信用を失ったり、離婚問題へと発展して行くリスクがあります。かつて「浮気は男の甲斐性」とまで言われていましたが、昨今の日本社会にはそこまでの寛容さはありません。</p>
<p>現代の日本人は不倫に対して用心深くなっているゆえ、フィクションでは逆に不倫ドラマが流行るのかもしれません。</p>
<p>ではフランス人男性、女性にとって浮気とは何を意味するのでしょうか。</p>
<p>ここでは浮気をするフランス人男性、女性に焦点を当て浮気の現状、浮気の動機などについて紹介します。ここではフランス人が浮気をするという時、彼らが未婚、既婚であるかについては問いません。</p>
<h2>フランスにおける浮気の現状</h2>
<p><img class="size-medium wp-image-700 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/rose-1024710_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/rose-1024710_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/rose-1024710_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/rose-1024710_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/rose-1024710_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />最近のアンケートによれば52パーセントのフランス人男性と48パーセントのフランス人女性が浮気をしたことがあると答えています。</p>
<p>また浮気をした人の75パーセントの人が浮気をしたことを後悔していないと答えています。この数字は50歳から60歳になると84パーセントにまで上昇します。</p>
<p>年齢が上がるにつれて浮気をする割合が増えるということは、暗に、長期のカップルこそ浮気のリスクに直面する比率が高まることを意味しています。</p>
<p>フランスでは、結婚に加え、同性婚、通い婚、事実婚など、カップルを結びつける多様な関係性が存在します。それでも時間が経つにつれて浮気のリスクが高まっていきます。</p>
<p>では自分が浮気をされたら<strong>フランス人</strong>はどう感じるのでしょうか。</p>
<p>48パーセントのフランス人は配偶者の浮気を許せないと答えていますが、それは彼ら自身が浮気をしない人たちだからでしょう。</p>
<p>これが自分も浮気をしたことがあるフランス人となると、その72パーセントの人が自分が浮気をされても許せる、と答えています。</p>
<p>答えにばらつきがあることから、フランス人にとって浮気の捉え方にはずいぶんと個人差があることがわかります。許容する人も半分、許容しない人も半分、という感じでしょうか。</p>
<h2>浮気は性格によるものか、環境によるものか？</h2>
<p><img class="size-medium wp-image-704 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/birds-1281783_1920-2-300x288.jpg" alt="" width="300" height="288" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/birds-1281783_1920-2-300x288.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/birds-1281783_1920-2-768x736.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/birds-1281783_1920-2-1024x981.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/birds-1281783_1920-2-728x698.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />セキセイインコは、生涯にわたって一匹のパートナーのみに忠実だそうです。そのパートナーがいなくなったとしても、セキセイインコは新しいパートナーを作らないそうです。</p>
<p>このような忠実さ、というのはセキセイインコのDNAに刻まれています。しかし、私たち人間が生まれた時、浮気をするかしないかがDNAに刻まれているわけではありません。</p>
<p>浮気をするか、しないかという傾向は個人の性格にもよりますが、生まれた環境、それまでの人生をどう生きてきたかにも影響されます。</p>
<p>もともと外見が良く異性にもスマートに接することができる人、何らかの人間的魅力のある人であれば、何もしなくても自然に異性が寄ってくることでしょう。</p>
<p>しかし新しいパートナーと次々に性的関係を持ちたがる人の中には、過去にモテない経験があったり、自分に自信がない人たちもいます。</p>
<p>有名なフランスの哲学者、ジャン・ポール・サルトルは自分の容姿に強いコンプレックスを持ち、若い頃は全くモテませんでした。彼はパートナーとして高名な女流哲学者のシモン・ド・ボーヴォワールを得た後も、多くの女性と浮名を流しました。</p>
<p>サルトルは自分の外見に対するコンプレックスがトラウマとなり、自分の男性としての魅力を確かめるために多くの女性と不倫をしたとも考えられます。</p>
<h2>キリスト教と一夫一妻制</h2>
<p><img class="size-medium wp-image-421 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/church-3024768_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/church-3024768_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/church-3024768_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/church-3024768_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/church-3024768_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />法制度を下支えしている道徳、風習をみると、確かに日本よりもフランスの方が浮気に対して厳しいかった歴史があります。</p>
<p>江戸時代まで、日本の上流社会では男子の跡取りを生むという名目から、側室制度がありました。</p>
<p>そして当時の有力な日本人男性には通常正室一人、側室は複数いるのが当たり前でした。</p>
<p>また江戸時代の武士は極端な男尊女卑の考え方を持っていたために、妻を愛することですら恥べきことだった、と言われています。そのために彼らは、女性ではなく同性愛に走ったそうです。</p>
<p>日本では明治憲法発布とともに一夫一妻制という制度が確立しました。つまり日本の一夫一妻制度は、欧米の法制度を取り入れたことに由来します。</p>
<p>それは社会制度としての一夫一妻制であり、日本人はそれを下支えしているキリスト教の宗教観、社会風習まで受け入れたわけではありませんでした。</p>
<p>日本人の宗教観は一部のキリスト教徒を除けば、よろずの神、仏様とともにあります。これらの宗教は二人の異性間の排他的な愛情関係に基づく一夫一妻制度についてなんら強く規制をかけていません。</p>
<p>その結果、明治以後も妾の風習はずっと続きました。現在でも浮気は悪いことだという認識はありますが、それは具体的な宗教上の掟に背いたから悪い、と感じるわけではありません。</p>
<p>浮気をしても相手に悪かったという心理、感情の問題で、道徳的規律を破った自分に対する嫌悪感や神に対する罪悪感を意味するわけではありません。</p>
<p>イスラム教は現在でも一夫多妻制を敷いています。歴史的に見るとユダヤ教も一夫多妻制を受けいれた時期がありました。</p>
<p>キリスト教はイスラム教やユダヤ教と同じルーツから派生しているためこれらはすべて一神教です。</p>
<p>しかし他の二つと異なり、キリスト教のみが一夫一妻制を前面に掲げました。それは、キリスト教が女性も含めて、全ての人が神の前に平等という考えを徹底させたからです。</p>
<p>マチューは聖書の中で「一生涯（配偶者に対する）忠実心」を解いています。また「自分の妻を嫌い、別の女性と再婚することは、不貞を働くことと同じことだ」と書いています。「結婚した男女はもはや二人ではなく、（４つの手と４つの脚で）一つの体になる」とも書いています。</p>
<p>その結果愛の宗教、キリスト教の要に一夫一妻制がありました。それは夫婦関係において女性の立場を保護するものだったと言えるでしょう。</p>
<p>同時に中世から1970年ぐらいまで、フランスの女性は父、夫の強い支配下に置かれました。</p>
<p>ナポレオン法典に象徴されるような社会、政治的な男尊女卑の関係を補完したのが、キリスト教の教える精神的平等に基づく、一夫一妻制の夫婦愛だったといえましょう。</p>
<h2>結婚＝愛の意味すること</h2>
<p>中世以来、フランスではキリスト教の精神的影響の下で一夫一妻制の伝統を育んできました。ところが今日多くのフランス人はキリスト教から離れて世俗的な価値観を持つようになりました。</p>
<p>そのきっかけとなったのが1968年の５月革命です。それ以来フランスでは結婚についての考え方が根本的に変わりました。</p>
<p>それまで結婚は家父長制、つまり社会に秩序や安定をもたらすための政治的、経済的ユニットとみなされていましたが、5月革命以後、結婚は純粋にカップルの愛情の受け皿となったのです。</p>
<p>フランスでは今日愛で結ばれて結婚することが当たり前になりましたが、その愛とはキリスト教文明の遺産です。現代フランスでは、結婚における唯一無二の夫婦愛は絶対視される傾向にあります。</p>
<p>このことは、キリスト教の儀式、社会的影響が衰退してしまった今日、フランス人の心の中にこそキリスト教の愛が生きのびたことを示しています。</p>
<h2>フランス人はなぜ浮気に走るのか</h2>
<p><img class="size-medium wp-image-675 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />では結婚＝愛となった今日、既婚者のフランス人は同時に二人の人を愛することは可能なのでしょうか。</p>
<p>人間とは繊細で、複雑なものです。一夫一妻制の宗教的伝統があろうと、<strong>恋愛</strong>結婚が一般化しようと、全ての人を一夫一妻制の型に押し込んでしまうことはできません。</p>
<p>浮気をしてしまうフランス人は当然存在します。彼らは言うでしょう。二人の人を全く同じように愛することはできない、と。</p>
<p>日常生活の中で人は夫を愛し、子供を愛し、友人を愛します。これらの愛が複数重なっても問題にはなりません。浮気をする人にとっては、これと同じ理由から、複数の異性への愛が重なることもあり得ると考えます。</p>
<p>浮気を正当化する他の理由もあります。別居しているため浮気をする機会があること、結婚の中に不都合があること、例えばパートナーに対する性的欲望が失われてしまったこと、パートナーと理解し合えないこと、または危ないことをしてみたいという気持ち、毎日の生活に刺激がない、などです。</p>
<p>最初の頃のような激しい情熱をもう一度生きてみたかった、自分がまだ異性にとって魅力のある存在であることをもう一度確かめたい、と言うフランス人もいます。</p>
<p>ここに挙げたフランス人が浮気をする理由は日本人にも比較的理解しやすいものです。</p>
<p>それとは対照的に、日本人にはあまり馴染みのない浮気の動機もあります。例えば、浮気をしたことがあるフランス人の８パーセントの人は、浮気をすることで自分たちのカップルが本当に愛し合っているのか試そうとした、と答えています。</p>
<p>これは、一部のフランス人男性と女性は、夫婦の危機に直面した時浮気によってそれを乗り越えようとしていることを示しています。浮気をした結果彼らは本来のパートナーの重要性を再確認し、彼ら、彼女たちの元へと戻っていきます。</p>
<p>また相手が浮気をしたため、リベンジとして、自分も浮気に走るフランス人もいます。これらは愛しているからこその浮気とも言えますが、日本人にはわかりにくい浮気の理由ではないでしょうか。</p>
<p>現在のパートナーを意識しつつ第三者と浮気をする、という<strong>フランス人</strong>は、一夫一妻制という道義的規制に囚われるからこそ、浮気をするとも考えられます。</p>
<h2>終わりに</h2>
<p><img class="size-medium wp-image-698 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/fractal-1191078_1280-300x270.png" alt="" width="300" height="270" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/fractal-1191078_1280-300x270.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/fractal-1191078_1280-768x691.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/fractal-1191078_1280-1024x922.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/fractal-1191078_1280-728x655.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/11/fractal-1191078_1280.png 1280w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />フランスには浮気に関する小説、演劇が数多く存在します。それは従来フランスの歴史において長い間結婚と恋愛、愛が全く別物だったことから生じたものです。</p>
<p>20世紀後半まで、一定レベル以上の社会階層のフランス人にとって、結婚とはまずは「制度」でした。結婚は財産、家、社会秩序などと結びつけられていました。</p>
<p>それ以外の庶民にとって結婚とは何よりも生き延びるため手段でした。どちらにしても結婚と恋愛、愛は結びつきませんでした。</p>
<p>1970年代以降フランス人の結婚に対する態度が変化し、浮気に対する態度も変わりました。フランス人は恋愛、愛があるからこそ結婚するようになりました。</p>
<p>そのため浮気をしたことが見つかってしまえば、パートナーの自分に対する信頼、そして自尊心を著しく損なうことになります。理由がどうであれ、今日浮気をするフランス人は、カップルが崩壊してしまうリスクを覚悟しなくてはならないでしょう。</p>
<p>愛と結婚が一緒になっても浮気は起こります。ここで見た通り、その理由は様々です。</p>
<p>&nbsp;</p>
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			</item>
		<item>
		<title>フランス人男性を魅惑するメークとおしゃれ:最初のデート</title>
		<link>https://francechapeau.com/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e4%ba%ba%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%af%e3%81%8a%e3%81%97%e3%82%83%e3%82%8c/</link>
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		<pubDate>Fri, 28 Sep 2018 11:57:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[おしゃれ]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[メーク]]></category>

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		<description><![CDATA[「女性は何よりも男性の気を惹くようなセクシーさを常々持っていなくてはならないのよ。私の服はそういう男性心をくす...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>「女性は何よりも男性の気を惹くようなセクシーさを常々持っていなくてはならないのよ。私の服はそういう男性心をくすぐる女性（coquette）のためにあるのよ。いつ街を歩いていて素敵な男性に出会うかわからないんだから。」</p>
<p>これは1970年代にシャネルがインタビューで語った言葉ですが、この言葉は現在のフランスでも全く色あせていません。</p>
<p>今日の<strong>フランス人</strong>女性は仕事と恋愛をうまく棲み分けています。仕事ができる有能なフランス人女性でも、一旦プライベートとなると自分を女性らしい、セクシーな女性として演出します。忙しいフランス人女性はおしゃれにも気を使っています。</p>
<p>ここではフランス人男性と最初のデートに出かけるに当たって、相手の男性に強い印象を与えるために、フランス人女性がどんなおしゃれを心がけかについて、メーク、洋服、トータルの視点から紹介します。</p>
<h2>最初のデートは相手を知る時ではなく、魅惑する時</h2>
<p>あなたは自分が気に入った男性に出会いました。そして相手もあなたのことを気に入ってくれ、あなたに最初のデートを申しこんでくれました。あなたは内心大喜びです。<img class="size-medium wp-image-670 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-768x509.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-1024x679.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-728x483.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本でもフランスでも最初のデートは自分の女性としてのイメージを相手に印象付けるとても重要な段階です。まだお互いのことをよく知りはしないけど、今後「あなたについて知りたい」と相手のフランス人男性に強く思ってもらうために, フランス人女性は最初のデートに向けておしゃれに苦心します。</p>
<p>第一回目のデートで最も重要なのは言葉ではなく、全体的な雰囲気です。もちろん会話も重要ですが、相手の男性に次も会いたいと思ってもらわなくてはなりません。もちろんコミュニケーションやデートは重要です。でもそれらと同じぐらい重要なのはおしゃれをして外見を整えることです。</p>
<p>最初のデートの目的は、相手をよく知ることではなく、相手を魅惑すること、そしてお互いを男性女性としてお互いを意識して楽しい時間を送ることです。そのためにおしゃれは欠かせません。</p>
<h2>フランス風メイクの心得</h2>
<p>おしゃれという言葉から最初に頭に浮かぶのがメークです。現在20代前後の若い日本の女性たちは、ちょっとそこまでコンビニに行く時でさえもメークをしなければいけないと考えています。それほど日本の若い女性にとってメークは必要不可欠です。<img class="size-medium wp-image-664 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本の若い女の子たちはフルメークを心がけます。つまり一箇所、二箇所、口紅やアイシャドーだけではなく、ファンデーションから白粉、アイメーク、アイライン、チーク、口紅全てです。</p>
<p>それで電車の中でもメークをすることが社会問題化したりもしています。20歳前後の女の子が素肌が想像できないほどのメークをしています。そんな女の子がいざ<strong>デート</strong>となると、相手の男性にいつ素顔を見せるのかというのが大きな問題になります。ネットなどで公開されていますが、メークとすっぴんの顔が全然違う女の子もいます。</p>
<p>このような日本の状況を見るにつけ、フランスの同年代の女の子のメーク事情との違いに驚かされます。フランスではメークとすっぴんがそこまで違うメークというのは、少なくとも普通の生活を送る20歳前後のフランス人の女の子にとっては考えられません。</p>
<p>フランスではフルメークは流行りません。自分の自然な魅力が引き立つような、引き算のメークが主流です。ではフランス人の考える嗜みとしてのメークとはどんなものでしょうか。</p>
<p>正しいメークをすることによって出会いのチャンスも増えるし、自分が惹きつけたい男性に対しても効力を発揮する。こう考えているのは、フランス人女性も日本人女性も同じです。</p>
<p>フランスでは日常生活では簡単なメークをするだけで、メークをやりすぎてしまわないことにこそ注意を払います。毎日朝からマスカラをつけ、派手な口紅をつけまくったりするのはやりすぎです。</p>
<p>フランス人男性を魅了するためには自然さとメークをうまく組み合わせて、自分を素敵に演出する必要があります。フランス女性は個性を大切にしますが、その中でいくつかのフレンチメークの傾向があります。</p>
<p>まずはシンプルで目立たないナチュラルメークを心がけること。そして自分の顔のチャームポイントを引き出すメークをする必要があります。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-675 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />自分の目に自信があるのだったらアイメークを強調します。その際に目とシャドーの色を同じ色で揃えるのではなく、シャドーは目と対照的な色を選ぶと目がより引き立ちます。</p>
<p>そして最初のデートですからシャドーは暖かい色合いを醸し出す配色が必要です。そのためには茶色や黒の瞳にはグレーか青が似つかわしいと考えます。またシャドーと洋服の色も違う色にすることを忘れてはいけません。</p>
<p>最初に自分の欠点をカバーしましょう。シワ、シミなどは目立たないようにコンシーラーをつけます。そしてファンデーションではなく白粉で薄めの化粧を心がけます。この時筆を使うことがポイントです。そしてチークを施します。</p>
<p>こうするだけで顔色が良くなり、欠点が目立たなくなります。反対にメークをやりすぎると、俗っぽさ、品のなさが表現されてしまいます。</p>
<p>フランス人女性は目と口に同時にメークをしないほうがいいと考えています。セクシーな口元を強調したいときには口紅以上に強い色のリップペンシルで唇を囲わないように注意します。</p>
<p>もしアイメイクを強調するなら、唇はシンプルなグロスだけで十分です。最初のデートには、特にメークをやりすぎないように注意します。</p>
<h2>フランス人男性に好感を持たれる外見</h2>
<p>最初のデートがどこで何をするにしても、日本の若い女性はとにかくフルメークを施すでしょう。しかしフランスではそこまでメークに力を入れることはありません。</p>
<p>フランス人にとって何よりも大切なことは、自分自身をさりげなく見せることだからです。厚化粧をしてしまったら、この目標を達成することはできません。<img class="size-medium wp-image-674 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-200x300.jpg" alt="" width="200" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-200x300.jpg 200w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-768x1152.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-683x1024.jpg 683w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-728x1092.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920.jpg 1280w" sizes="(max-width: 200px) 100vw, 200px" /></p>
<p>女性はメークで綺麗になれると思いメークにばかり気を取られがちですが、男性にとって一番重要なことは全体として見たときのその女性の見栄え、外見です。個々のパーツではなく、自分の全体像を見ながら化粧の仕方を考えるべきです。</p>
<p>デートする相手の気を惹くためだけにメークをするのではありません。化粧はあなたの個性を光らせ、あなた自身が魅了した男性にも楽しい気持ちになってもらうための自己演出の手段です。</p>
<p>メークに加えて、あなたの装いも重要です。最初のデートで良い印象を与えるためにどんな格好がいいか、相手のリアクションも想像しながら、注意深く考えて見てください。ちなみにそれはあなたが彼に会う場所、その日デートで何をするかにもよります。</p>
<p>最初のデートは、カフェ、公園の散歩、街を練り歩くなどの日常的な場所かもしれません。その場合自分自身が居心地いいと感じる服装を選ぶ必要があります。どんな洋服を選ぶかが勝負所と考え、自分で自分にプレッシャーをかける必要はありません。例えば公園へ行くだけなのにデコルテのワンピースと15センチのヒールを履いてしまうと完全にTPOから外れてしまいます。</p>
<p>装いの目的も自分自身の魅力を引き出すことです。そのためにはまず自分の体型に合った洋服を選ぶことです。もし自分の美しいボディーラインをアピールできるようなジーンズを持っているのなら、それを履くことによってあなたはデートの時にも普段と同様に自分に自信を持つことができます。</p>
<p>俗っぽく見えてしまったり、周りの人が思わず吹き出してしまうようなコーデというものがあります。それはやりすぎのおしゃれです。いくらフランスではデートでセクシーな装いが求められると言っても、自分の胸を強調したデコルテのトップスにミニスカートを合わせることは避けるべきです。デコルテならミニスカートをやめ、ミニスカートならデコルテはやめるべきです。</p>
<p>実はこれらのアドバイスは取り立ててデートのための<strong>おしゃれ</strong>指南ではありません。毎日の生活を送る上で必要な常識的なおしゃれです。欠点を隠して薄化粧をして、サイズ感がフィットしていて自分が着用して気持ちの良い服を着ることによってこそ、フランス人女性は自分に自信が持てるようになると考えます。</p>
<p>女性はいつでもリラックスしているわけではありません。恥ずかしがり屋で上がってしまったり、間違えてはいけないと思いすぎて肝心のところで失敗してしまったりします。外見（メークと服装）を前持って周到に準備することによって、初デートでの思わぬ失敗を回避して、相手に対して自分自身の魅力を最大限にアピールすることができます。</p>
<h2>自分の個性を演出できる服を選ぶ</h2>
<p>ここまでフランス風おしゃれの視点から初デートに向けてどのように準備するか説明しました。ここではもう一歩踏み込んで, では初デートの日にどんな洋服を着ることを期待されているのかについて見ていきます。</p>
<p>フランスでは最初にデートを申し込むのは男性と決まっています。男女平等、フェミニズムなどもありますが、男女の恋愛においてフランス流は伝統的です。女性から初デートを誘うというのは、日本以上にフランスではあり得ません。<img class="size-medium wp-image-663 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-768x508.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-1024x678.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-728x482.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ではその相手から誘われた初デートに具体的にどのような服を選んで着て行ったら一番セクシーに見えるのでしょうか。そう、フランスではこと恋愛のシーンにおいて、女性はセクシーでいることを求められます。</p>
<p>これまで見てきた通り、セクシーというのは化粧やセクシーな洋服を単に着ることではなく、女性らしく見せるということです。</p>
<p>そして相手に好かれようと無理をするのではなく、自然体でいることも大切です。そのためには自分の個性にあった洋服を選ぶ必要があります。そうでないと借りてきた猫のようで、自分自身がリラックスできないからです。</p>
<p>最初のデートでは必然的にたくさん話をすることになります。相手のことをよく知らないからです。それでもあなたが話す内容と同じぐらい、あなたの外見も重要になります。そのために普段から時々綺麗な洋服を着て外出することを心がけることとこのような特別な機会のための予行演習になります。</p>
<h2>初デートで相手のフランス人男性に好印象を与えるリトルブラックドレス</h2>
<p>もし本当に初デートに何を着ていいのかわからないときは、そしてそれはTPOにもよりますが、リトルブラックドレスならあなたをセクシーに見せてくれるでしょう。リトルブラックドレスとはもともとフランスで誕生した黒のドレスです。</p>
<p>フランス語でla petite robe noireといいますが、喪のイメージと結びついていた黒のドレスを日常のドレスとして着ることを提案したのはシャネルでした。フランスでは定番中の定番です。リトルブラックドレスはフレンチシックを体現しています。なぜなら流行がなく、シックでセクシーだからです。シンプルでやりすぎになりません。<img class="size-medium wp-image-684 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-200x300.jpg" alt="" width="200" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-200x300.jpg 200w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-768x1152.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-683x1024.jpg 683w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-728x1092.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920.jpg 1280w" sizes="(max-width: 200px) 100vw, 200px" /></p>
<p>そしてこのリトルブラックドレスにヒールのある靴と色の濃いストッキングを履きましょう。レストランなどの少しかしこまった場所へ行く予定の時やよりセクシーに装いたいときはストラップレスドレスもいいかもしれません。</p>
<p>初デートの日は大判のトートバックを持たないようにしましょう。それは毎日の仕事や買い物へ行く時に持つものです。目立ちすぎるは良くないのでアクセサリーは最高で三つまでとします。そして自然なメイクを施し、香水を少しつけます。そうすればパーフェクトなルックが完成です。最後にヘア、ハンドケア、脱毛もお忘れなく。</p>
<h2>終わりに―見せてしまうのではなく、匂わせること</h2>
<p>フレンチシックというのはニュアンスで遊ぶことです。だからネイビー、グレー、ブラックなどのいわゆる地味目の色が主流です。アメリカファッションのように赤、黄色、グリーンなどのカラフルな色を頻繁に使うことはありません。<img class="size-medium wp-image-661 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>くれぐれもメークと洋服のやりすぎには注意しましょう。それはフランス流のおしゃれではないし、相手はあなたの外見にばかり目が行ってしまい、あなたが話すことに集中できません。</p>
<p>服装とメーク、そしてトータルルックが重要なのは、これらを整えることによって、女性が自分に自信を持てるようになるからです。おしゃれをすることによって、自分のベターなイメージを演出し、自分で自分をより受け入れられるようになります。その結果自分だけでなく異性も惹きつけることができるようになるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人：恋愛と結婚の間　</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Sep 2018 07:18:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[今回はフランス人にとって愛、恋愛、結婚が何を意味するのかについて紹介します。え、そんな分かり切ったことを？と思...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>今回は<strong>フランス人</strong>にとって愛、恋愛、結婚が何を意味するのかについて紹介します。え、そんな分かり切ったことを？と思われるでしょう。</p>
<p>ところがこの３つの意味するところは、日本語とフランス語で微妙に異なるのです。例えばフランス語では、日本語のように愛と恋愛を区別しません。</p>
<p><em>amour</em> は日本語の「愛」と「恋愛」のどちらも意味します。日本語的に言うと恋愛というのはどちらかと言うと独身のカップルに使う言葉です。「恋する」と言うのは少し距離のある相手に使う気がします。結婚すれば「愛する」となります。</p>
<p>その区別がフランス語にはありません。結婚する前も後も変わりなくamourや aimerという言葉が使われます。</p>
<p>日本語では未婚と既婚で関係の質自体が恋愛から愛へと変わっていくのに、フランス語では恋愛と愛の区別はありません。</p>
<p>フランス人にとって恋愛と愛の違いはamourの色が変わっていくプロセスと言えるかもしれません。しかしそれによってamourの本質が変わる訳ではありません。</p>
<p>そう考えると、フランス人にとって重要なのは恋愛か結婚ではなく、愛があるか否かの一点に絞られます。そしてその愛が長く続く場合、どのような形でその関係にコミットしていくかという別の問題が生じます。日本のように恋愛から結婚へと道が決まっているわけではないのです。</p>
<p>そんなわけでここでは、フランス人男性、女性の体験談、そして作家哲学者による説明などを参考にしつつ、少し哲学的にフランス人の考える恋愛、愛、結婚について紹介します。</p>
<h2>多様な愛（Amour）の定義</h2>
<p>まず仏和辞典からAmourの定義を紹介しましょう。</p>
<p>仏和辞典の中でamourを探すと、そこには長―い説明が羅列されています。さすが愛の宗教と言われるカトリック教の伝統を持つ国、フランスです。その定義を読んでいくとフランス人男性、女性にとって愛というのは、日常生活のあらゆるところに存在するものだということが理解できます。<img class="size-medium wp-image-593 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<ul>
<li>愛、慈愛、愛情</li>
<li>愛、恋、恋愛</li>
<li>恋愛事件、恋愛体験</li>
<li>好み、愛着</li>
<li>恋人、情熱の対象、好きなもの</li>
<li>肉体関係</li>
<li>動物の発情、盛り</li>
</ul>
<p>（<em>Shogakukan Robert Grand Dictionnaire Français-Japonais</em>）</p>
<p>現代フランスにおいて、愛とはあらゆる人間関係に伴う肉体的、精神的、心理的上の様々な思い入れ、感情、気遣いと理解できます。</p>
<p>通りすがりの恋愛も愛だし、一生続く関係も愛です。慈愛という意味では、親の子に対する気持ち、隣人、クラスメート、そのほか周囲の人に対する広い意味での気遣いも愛です。</p>
<h2>カップルの愛</h2>
<p>様々な愛の形がある中で、カップルにとっての愛とは何でしょうか？実はこれに対して、全ての人が納得するような客観的な答えはありません。愛とは本質的に主観的なものです。</p>
<p>カップルの愛も状況によって様々な愛の形が想像できます。情熱、行為、恒常的な状態、その時々の気分、愛する人の気持ち、そして愛し合う二人の関係性、全てが愛と関係してきます。</p>
<p>ある哲学者は次のように愛の定義しています。</p>
<p>「愛とは友情でもなく、欲望でもなく、情熱でもありません。愛とはこれらの相反する傾向がありえない形で共存した状態です。なぜあり得ないかというと、これらの愛の構成要素は相互補完的に作用するわけではないからです。そこに愛の悲劇があり、偉大さもあります。異質の要素が混在しているので、不安定さを伴い、人々の日常生活の中で、壮大な、またはありふれたストーリーとして、私たちの日常生活の中で強力なエンジンとなりえます。」(France culture: Peut-on définir l’amour?)<img class="size-medium wp-image-592 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-300x145.jpg" alt="" width="300" height="145" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-300x145.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-768x372.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-1024x497.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-728x353.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>上の説明から、肉欲だけの関係では異性愛とは言えないことがわかります。その一方で友情だけで二人の間に「化学反応が起きない」つまり情熱や欲望が不在の場合も異性愛とは呼べません。</p>
<h2>国家と愛、恋愛</h2>
<p>日本ではフランスは恋愛大国として知られています。またフランス人は恋愛体質を持っているとも言われます。ところがフランスの歴史を見ると愛、恋愛や個人の幸福が結びつくようになったのは、ここ50年余りのことだったことがわかります。</p>
<p>国家の視点からみると、フランスでは自由な恋愛は結婚生活の安定を揺るがす「反逆」的なもの、危ないものとみなされてきました。この考え方を明文化したのが1804年に発布されたナポレオン法典でした。</p>
<p>ナポレオンは公共の秩序を樹立するために、結婚した男女の間に法的不平等を確立したのです。その結果夫婦愛が女性の幸福の原点であるというコンセンサスがあると同時に、結婚は男性の女性に対する支配、という矛盾した側面を持つこととなったのです。</p>
<p>当時のフランス人は堅苦しい民法によって定められた家父長制のなかで、愛と結婚の曖昧な関係について強く意識したことでしょう。</p>
<p>国家の安寧の礎としての家族を定義づけたナポレオンですら、自身の結婚には愛を求め、妻の不倫に耐えました。</p>
<p>ナポレオン法典によれば不倫をした既婚女性は姦通罪に問われましたが、同時に彼女たちは「犠牲者」ともみなされて、恩赦などの措置が取られることも頻繁にありました。</p>
<p>ボルデユーというフランスの有名な学者は「愛とは男女の恒常的対立における『休戦場』だ」と書いています。</p>
<p>このように愛は個人の幸福、男女の対立要素、そして国家の個人の私生活に対する介入が複雑に入り混じったフィールドなのです。</p>
<p>フランスで恋愛結婚が一般化したのは20世紀に入ってからのことでした。</p>
<p>そして結婚と愛、<strong>恋愛</strong>が全く同義語となるのは、人間の幸福にとって性が重要であると認識され、別名性革命とも呼べる「５月革命」後、1970年以降のことでした。</p>
<p>そして最近では同性愛者の結婚も合法化されました。</p>
<h2>日本人は愛と結婚を峻別する</h2>
<p>現代フランスでは、カップルの愛としては心理的、精神的な要素も重要ですが、それと同じぐらい相手に対する性的欲望、情熱も重視されます。</p>
<p>このような結婚のあり方に批判的なフランス人は、一般にフランス人が愛と恋愛を混同していると非難します。<img class="size-medium wp-image-608 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本人の中にも、愛に情熱を求めたところで３年も経てば情熱など消えてしまうでしょう、そんな不安定なものを信用して結婚するわけにはいかないと反論する人がいます。</p>
<p>これに対して、あるフランス人は次のように答えてくれました。</p>
<p>「そうかもしれない。でも例え情熱が消えたとしても、激しい情熱が過去にあったという思い出が残り、それによって愛しあうカップルとしてやっていける」と。</p>
<p>相手に対するときめき、相手と物理的に接触することから生じる欲望や情熱を感じた時、日本ではそれを恋愛と呼びます。ところが、多くの日本人女性はそのままその恋愛感情を結婚後もある程度保持させていくことが難しいと考えています。</p>
<p>あるアンケートによれば、日本人女性が結婚に求めるものは恋愛感情以上に、相手と一緒にいるとほっとできる、金銭感情が似ているなどです。</p>
<p>日本では結婚を考えた時、現実的なことを考慮しないといけない気がします。実家との関係、兄弟が何人いるかから始まって相手の収入、勤務先、転勤はあるかどうか、などなど。</p>
<p>そしてもっとも重要なものは子供の存在です。日本人男性が若い女性を好むのは子供を生んで育てて欲しいからに違いありません。</p>
<p>そのような諸問題が優先され、結婚における「ときめき」「恋愛感情」の重要性は軽視されます。悩み相談のサイトを見るとそれが良くわかります。</p>
<p>例えば30歳を過ぎた未婚の女性が「私は結婚したい。でも相手にときめきを感じないので今までパートナーに巡り会わなかった。こんな私は結婚できないのでしょうか」などの質問を見かけることがあります。</p>
<p>それに対して多くの（既婚と思われる年上で経験のある）日本人女性が「ときめきを感じる相手」と結婚しようと考えるなんてナンセンス、だから結婚できないのよ、などとお叱りのレスポンスをしています。また「あなたは人生を知らない」「生活は恋愛と違う」などの意見も上がります。</p>
<p>しかし「生活上の利便」「理性（もしくはお金？）」を優先した結果「ときめき」をそれほど感じない相手との結婚を選択すれば、出産後にセックスレスの問題が生じるのは避けられないように思われます。だから結婚の目的を幸せとした時この未婚の女性の言い分にも一理あるのです。</p>
<h2>フランス人男性にとっての愛と結婚の違い</h2>
<p>日本人女性は恋愛と結婚を峻別すると書きました。そこには、男女間の経済的平等が実現していない今の日本社会における日本人女性の弱者としての立場が反映されています。日本人女性は経済的理由に男性に頼るために結婚をしなくてはならない場合もあります。</p>
<p>実はフランス人にとっても結婚と愛は別物です。カップルの目的が愛であるならば、結婚は愛にコミットするための一つの形態だからです。そしてフランスには愛に対するコミットメントには複数の結合の形態があります。<img class="size-medium wp-image-607 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>結婚がカップルの最も重要な結合の形であることは、日本もフランスも変わりません。日本でもフランスでも役所に婚姻届を提出します。</p>
<p>同じなのですが、フランスでは役所における「結婚の儀式」が日本よりも一歩踏み込んだ公の制度となっています。なぜならそれは書類としての婚姻届を役所に提出する以上の行為を伴うからです。</p>
<p>フランス革命が起こる以前には、カトリック教会がフランス人の結婚を社会的に管理していました。「離婚をしてはいけない」「堕胎をしてはいけない」「浮気をしてはいけない」「婚前交渉をしてはいけない」などの厳しい社会的掟を課すとともに、カトリック教徒として戸籍の登録にも関与していました。</p>
<p>フランス王国では長い間カトリック教会のみ正当な宗教として認められ、プロテスタント教徒やユダヤ教徒が迫害されてきました。例えば異教徒はカトリック教会が管理する戸籍に名前を載せてもらえず、フランス王国の大半のカトリック教徒との結婚を禁じられていました。</p>
<p>フランス革命政府は宗教の違いによって個人の市民的幸福に障害が及ぼされることを問題視しました。人権宣言の中には信心の自由の原則が謳われています。革命を通じてそれまで排斥されていた他の宗教も、カトリック教と同様に社会的に認知されました。</p>
<p>フランス革命以後、カトリック教会ではなく、国家がフランス人の戸籍を管理することになりました。その中には婚姻の手続きも含まれ、教会での結婚は省略できたとしても結婚する二人は必ず役所で結婚の儀式を行わなければならなくなりました。</p>
<p>フランス革命にはカトリック教会の考え方に相反する側面がありました。例えばカトリック教会は離婚を禁止していましたが、フランス革命は離婚を合法化しました。その後ナポレオン敗退後ブルボン王朝が復活すると、カトリック教会の影響が強まり、再度離婚は禁止されます。</p>
<p>それから1970年ぐらいまでフランスでは離婚をすることが大変困難な状況が続きました。協議離婚というものがなく、離婚するカップルは合法的な離婚理由を求めて裁判で戦わざるおえませんでした。</p>
<p>このような歴史があるために、フランス人は結婚にマイナスのイメージを抱きやすく、結婚＝国の制度と考えがちです。</p>
<p>近年、民法上の制度が改正され、フランスにおける結婚が「国家による個人の私生活（愛）に対する干渉」というフランスにおける従来の結婚のイメージは薄らぎました。</p>
<p>フランスでは、パックス法、同性婚などの合法化によって、個人が自由に自分たちのカップルの規則をオーダーメードで決めることができるようになりつつあります。</p>
<h2>日仏の結婚観の違いが引き起こす摩擦―フランス人男性は「できちゃった婚」をしない？</h2>
<p>フランスでは長い間結婚が国家による国民の私生活への介入の一形態だったために、万が一の際離婚ができない、などのマイナスの記憶が残っています。</p>
<p>そのため民法が改正され離婚がしやすくなったのにも関わらず、一部のフランス人男性はなかなか結婚にコミットしません。一方日本人女性は一般に結婚を恋愛の果ての男のけじめと捉えます。</p>
<p>このような二つの結婚観の違いによって、フランス人男性と日本人女性の間に結婚をめぐる文化摩擦が起こることがあります。</p>
<p>あるフランス人男性と同棲していた日本人女性は妊娠、出産しました。出産を機に、日本人女性はフランス人男性に対して同棲ではなく結婚を要求しました。しかしフランス人男性はどうしても結婚できないと拒否したのです。</p>
<p>その結果日本人女性は生まれたばかりの赤ちゃんを連れて日本へ帰国し、そのフランス人男性は遠く離れた日本に住む自分の子供に会うこともできず、辛い思いをしています。それでも彼が結婚したくないという気持ちは変わりませんでした。</p>
<p>日本人女性としては子供ができた段階で相手のフランス人男性は結婚してくれると思っていたことでしょう。日本には「できちゃった婚」という言葉もあるとおりそれが当たり前だからです。</p>
<p>日本的に考えると、子供ができてもその母親と結婚する心算ができていないフランス人男性は、けじめをつけられない、責任が取れない男となります。ところが出産を経てもこのフランス人男性は結婚をすることを拒否しました。</p>
<p>彼はパートナーとの関係と子供の問題を切り離して考えました。そして子供が生まれても彼女との結婚をその時点では望んでいなかったのです。</p>
<img class="size-medium wp-image-595 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-728x486.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>フランスでは日本のように女性が家で子育てをして男性が外で働くと言うパターンは当たり前のものではありません。どちらかが育児休暇を取って仕事を休む制度は整っているので一時的に仕事を休むということはあるかもしれません。</p>
<p>しかしこのフランス人男性のように医者で自分だけの収入で家族を養っていける場合でも、女性は家にいて欲しいとは考えません。むしろずっと外で働いて欲しいとすら考えています。その方がカップルとして刺激的だからです。</p>
<p>別のフランス人男性が日本人女性とパリで同棲を始めて２ヶ月たった頃、同棲など許さない、と日本人女性のご両親が日本からパリへやってきました。それまで結婚はしない主義を貫いてきたフランス人男性でしたが、最後通牒を突きつけられ大いに苦悩した結果,晴れて彼女と結婚することを決心しました。</p>
<h2>全てのフランス人が結婚＝愛を生きているのではない</h2>
<p>ここまでフランス人男性の恋愛観、結婚観についてご紹介しました。フランスではこの２つはamourという言葉で全て繋がっています。</p>
<p>フランスで恋愛と結婚が結びついたのはこの５０年ぐらいのことだったと書きましたが、実は現在でも恋愛結婚がフランス社会全体に広がっているとは言えません。</p>
<p>フランスで恋愛結婚が当たり前となったのは中産階級以上の人たちのみです。彼らは毎日の小さな愛の儀式（愛情を表現するジェスト、優しい言葉、食事の準備、花束を送る、愛情のこと持ったメモを残す）を通じてカップルとして愛を育んでいきます。</p>
<p>ところが労働者階級のフランス人男性には自分の配偶者に対してここまで細かい気配りをしません。</p>
<p>このような社会階層による男性の態度の違いに加え、<strong>結婚</strong>した後の夫婦の社交生活も異なります。</p>
<p>教養ある夫婦は結婚後もそのまま友人たちとの社交を続けていきます。そして彼らはこの社交の場で子供達にマナー、言葉遣い、教養などを教え、将来自立するのに必要な文化資産を学習させます。</p>
<p>労働者階級では一旦結婚するとそれまでの仲間との関係が切れてしまいます。彼らは男たちのたまり場で、自分たちの配偶者がいかに至らないかについて話すことが仲間との気晴らしになります。<img class="size-medium wp-image-601 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>労働者階級のフランス人男性には仲間の夫婦を招きあって食事をしたり会話を楽しんだり、と言う社交生活がありません。</p>
<p>労働者階級のフランス人男性は男仲間とお酒を呑んで冗談を言い合うことでストレスを発散します。彼らの妻にとって、結婚とは夫と子供の世話をする場であるという前提は以前から変わっていません。</p>
<p>最後にフランス人男性は一般に主婦を好みません。フランスの家庭では共働きが主流です。その理由は様々です。お金ではなく生きがいのために働く女性もいることでしょう。しかしこれは例外で、多くの場合共働きでないと生活が成り立たない、という厳しい現実があります。</p>
<p>女性が働くということを、フランス人男性も歓迎する傾向にあります。専門職を持っていて自分の稼ぎだけで家族を養っていけるようなフランス人男性ですら、独立して働いている女性を好みます。</p>
<p>フランス人男性の多くは、経済的な負担を一人で背負いたくない、対等に働いている人と一緒に暮らしたほうが会話や生活そのものが刺激的、と考えています。</p>
<h2>おわりに</h2>
<p>ここではフランス人の恋愛と結婚が愛でつながっているという話をしました。フランス人にとっても恋愛が熟せば結婚へとつながっていきます。</p>
<p>しかしその二つが必ずしも一致するとは限りません。フランス人は日本の「できちゃった婚」「授かり婚」という考え方に馴染みません。子供ができてもパートナーとすぐに結婚したがらないこともあります。</p>
<p>二人の意見がお食い違わないように、カップルは子供を産む前にしっかり話し合いをして、二人の気持ち、人生計画をきちんと確認する必要があります。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>フランス人男性の恋愛と年の差婚（２）</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Sep 2018 04:28:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス]]></category>
		<category><![CDATA[年の差]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>

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		<description><![CDATA[大ヒットした映画「アメリ」を見ていると、アメリが微妙に相手の外見を見て自分好みかそうでないかを瞬時に見極めてい...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>大ヒットした映画「アメリ」を見ていると、アメリが微妙に相手の外見を見て自分好みかそうでないかを瞬時に見極めているシーンが出てきます。これは「フランス的な恋愛」を象徴した態度です。</p>
<p>「フランス的恋愛」においては、一般に外見から入ってそのあとで中身へと進んでいきます。</p>
<p>日本人男性が「おしとやかな女性」「ついてきてくれるタイプの女性」などというのと対照的にフランス人男性は髪の色、目の色、肌の色などで自分の好みの異性のタイプについて説明するのが一般的です。</p>
<p>ではフランス人男性が<strong>恋愛</strong>や結婚する時、女性の年齢についてはどう考えているのでしょうか。一概には言えませんが、フランスでは年齢は性格、個性や外見などの最重要条件の後に来るようです。</p>
<p>もちろんフランスにも若い女性を好むフランス人男性はたくさんいることでしょう。ジョニー・デップと別れてしまったヴァネッサ・パラディですが、彼女は10代のころ廃退的なセクシーさを全面に押し出した「フレンチ・ロリータ」的魅力を全開させて、フランスの国民的歌手に上り詰めました。</p>
<p>フランス語には日本語の「姉さん女房」に当たる言葉はありません。でもフランスにも「フレンチ・ロリータ」の対極にある姉さん女房もいます。「姉さん女房」に当たる言葉がないというのは、フランス人が日本ほど逆「年の差」婚について意識しないから、とも考えられます。</p>
<p>人の個性を重んじるフランスでは、一般に人を年齢によって判断することを良しとしません。</p>
<h2>ブリジット・マクロンさんのインタビューから</h2>
<p>逆「年の差」婚でまず思い浮かぶのは、エマニュエル・マクロンフランス大統領です。<img class="size-medium wp-image-575 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-300x148.jpg" alt="" width="300" height="148" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-300x148.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-768x380.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-1024x507.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-728x360.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>マクロン大統領の夫人ブリジット・マクロンさんは、マクロン氏の高校時代の演劇の先生でした。一緒に演劇の脚本を書いたことから、先生と生徒の間を超えて恋愛が生まれたそうです。</p>
<p>その時ブリジットさんは39歳、既婚、そして三人の母親でした。二人の恋愛は最初の頃は、もちろん不倫でした。</p>
<p>その後恋愛関係が深まると、ブリジットさんは家族を捨てて、大学へ進学したマクロン氏を追ってパリにやってきました。出会いから14年間後、マクロン氏は29歳の時に、それまでの恋愛関係を結実させて、53歳のブリジットさんと逆「年の差」婚を果たしました。</p>
<p>ブリジットさんは最近の雑誌インタビューで、マクロン氏との逆「年の差」婚についてユーモアを交えて、次のように答えています。</p>
<p>「私は社会的常識よりも自分の個人的幸福を優先させました。」「人生において思い切った決断をしなければならないことがありますが、この結婚は私にとってまさしくそのようなきっかけでした。結婚して20年もの間後ろ指を刺されましたが、気にしません。一緒に朝食を食べる時、私にはシワがあり、彼は若いですが、それだけのことです。」(Elle France)</p>
<p>このインタビューから、マクロン氏だけではなく、と言うよりも彼以上に、ブリジットさんにとってこそこの逆「年の差」婚は勇気ある決断だったことが伺われます。それまで築いた家族を捨て、40歳前後で20才以上も年下の自分の教え子の恋人となったわけですから。</p>
<p>またパートナーの愛を信じることができたとしても、周囲からは結婚する前も後も常に好奇の目で見られてしまうという状況は変わりません。そのような状況でも恋愛や結婚を貫くために、彼女自身が強くなくてはなりません。</p>
<p>その意味でブリジットさんには人に流されない、並外れて強い自己が備わっているのは間違いありません。この女性らしい外見を忘れず、独立したマインドを持ち,自分の個性を持っているというのが、フランス人男性が求める理想の女性像かもしれません。</p>
<h2>現代フランスのカップルの年齢差</h2>
<p>マクロン大統領の例を紹介しましたが、このような形の逆「年の差」婚は現代フランスと言えども超例外的な結婚です。</p>
<p>今日でも、フランス人男性が女性よりも年上のカップルは全体の56パーセントです。つまり半数以上のカップルは男性の方が女性よりも年上ないわゆる「年の差」婚です。平均すると、フランス人男性はフランス人女性よりも２歳半年上です。</p>
<p>30パーセントのカップルは同年のカップルです。女性が男性よりも年上の逆「年の差」婚は残りの14パーセントを占めます。逆「年の差」婚と言っても、その大半は年の差が２歳から５歳程度にすぎません。<img class="size-medium wp-image-579 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>6歳から10歳の年齢差の逆「年の差」婚は2.7パーセント、10歳以上逆「年の差」婚は１パーセントにすぎません。</p>
<p>つまりフランスの100組に1組が10歳以上の年の離れた逆「年の差」婚ということになります。</p>
<h2>フランス人男性と逆「年の差」婚</h2>
<p>女性が自分より若い男性を、もしくは男性が年上の女性をパートナーに選ぶ際、そこには様々な要因が影響しています。それは人口の動きと連動することもあります。</p>
<p>20世紀には二度の世界大戦がありましたが、この時多くの成人男性が亡くなりました。その結果フランス人女性は戦後、同じ年齢か自分よりも若い年齢の男性をパートナーに選ぶ傾向がありました。</p>
<p>現在フランスでは、世代が若くなるにつれて、逆「年の差」婚の割合が増加します。</p>
<p>1960年代には10パーセントの逆「年の差」婚がありましたが、2000年代になるとその割合は16パーセントにまで上昇しました。また逆「年の差」婚のカップルの平均的な年齢差も３歳から4.4歳へと上昇しました。</p>
<p>戦後に女性が社会進出したことが逆「年の差」婚を促進しました。働くことによって男性と同等、もしくはそれ以上のパワーを得た女性たちは、以前よりも年齢を気にしないでパートナーの男性を選ぶようになりました。</p>
<p>しかしフランス人女性の学歴が高くなるにつれ、逆「年の差」婚も増えるという統計結果はありません。一般に日本でもフランスでも男性は自分よりも学歴の高い女性を好みません。</p>
<p>しかしフランスでは学歴が高くなるにつれて、男性の方が女性よりも年上という傾向自体は弱まりを見せます。大卒ではないフランス人男性の62パーセントが年下の女性を選びますが、大卒のフランス人男性の場合、この割合は49パーセントに減少します。</p>
<p>これは出会いの場が影響していると考えられます。<img class="size-medium wp-image-565 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-300x174.jpg" alt="" width="300" height="174" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-300x174.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-768x446.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-1024x595.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-728x423.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>学歴が高い人は学生時代にパートナーと出会う確率が高く、そのためカップルの間の年齢差が縮まる傾向があるからです。</p>
<p>最後にカップルの一人が移民だった場合も（移民とは外国籍を持って外国で生まれた人、その国籍は問わない）カップルの大半は男性が女性よりも年上の年の差婚となります。</p>
<p>先ほどフランス人男性の55パーセントが男性が年上の逆「年の差」婚カップルだと書きましたが、移民のカップルではこの割合が62パーセントに、二人とも移民の場合にはその割合は71パーセントにまで上昇します。</p>
<p>北アフリカ、アフリカ出身の移民同士のカップルになると、男女間の平均の年の差は7歳となります。ちなみに移民のカップルはフランス人カップルに比べ平均収入も低くなります。</p>
<p>つまり世帯収入が低い場合、逆「年の差」婚は急激に減少します。</p>
<p>一般に収入、生活水準が高くなれば、人は日常生活以上のことを考えるようになります。そして恋愛感情を重視した結婚生活を考え、社会的規範から見ればとんでもない、と思えるようなカップルが誕生すると考えられます。</p>
<p>以上のことから,年の差が大きい逆「年の差」婚というのはある意味、生活に余裕のあるカップルにしかありえません。マクロン大統領（24歳差）、ナポレオン（6歳差）はその際たる例です。彼らは絶大な政治的権力を持ちつつ、私生活においては年齢を気にしないで純粋に愛する女性と結婚したのです。</p>
<h2>逆「年の差」婚のメリット</h2>
<p>日本ではメディアで逆「年の差」婚のメリットについて、などの記事は見かけません。日本でも女性が年上の逆「年の差」婚がないわけではありませんが、少なくとも日本人男性が積極的にこうした記事を書くとは思えません。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-577 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-300x274.jpg" alt="" width="300" height="274" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-300x274.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-768x701.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-1024x934.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-728x664.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />フランスの歴史を紐解くと、元来年上の女性をパートナーとする、つまり逆「年の差」婚がそれほどタブーなことではありませんでした。</p>
<p>今日でも、日本同様フランスにも逆「年の差」婚は存在します。ただこのテーマをわざわざ話題にするほどの社会的寛容性がフランスにあったわけではありません。</p>
<p><strong>フランス</strong>社会において、逆「年の差」婚を厭わない男性は同性愛者の置かれた立場と似ているようです。最近フランスでは同性愛が受け入れられるようになるとともに同性婚が合法化されました。</p>
<p>それと同じようにネット上では年上の女性と恋愛するのが好きフランス人男性がカミングアウトするという傾向も珍しいものではなくなりつつあります。</p>
<p>逆「年の差」婚を好むフランス人男性にとって、周囲の目が最も大きな障害になるそうです。家族の行き来が日本よりも頻繁で、食事などを一緒にする習慣が根強いフランスでは、家族に年の差が開いた年上の女性をパートナーとして紹介することにはまだまだ抵抗があるようです。また職場の人にも言いにくいとの声もあります。</p>
<p>それでも年上好きのフランス人男性は以下の10の理由から逆「年の差」婚のメリットを挙げています。</p>
<ul>
<li>精神的に安定していて、物事を俯瞰した立場から眺めることができる</li>
<li>自立している</li>
<li>男性のニーズと欲求がよくわかっている</li>
<li>カップルの間のコミュニケーションにも学習が必要だが、その辺をよくわきまえており相手が嫌がるようなことを話題にせず、言葉を選んで話すことができる</li>
<li>豊かな経験を持っている。特にカップルがうまく行くための状況、感情の入れ込み方、相手に対する小さな配慮についてよくわきまえている。</li>
<li>財政的にも共同生活をうまく切り盛りすることができる。</li>
<li>若い女性よりも化粧が薄く自然体。それは自分自身の魅力をよくわかっており自信があるから。</li>
<li>これまでに様々なカップルの経験をしているために無駄足を取らない。若い女性のようにわがままではないので男性の方でも時間を無駄にしなくても済む。</li>
<li>自分が年上であることを意識して果てしない夫婦喧嘩などを避けようとする。限られた時間を意識してその一瞬一瞬を楽しむことができる。</li>
<li>フランスで若い女性とカップルになった時には女性の方がすぐには子供を欲しがらずキャリアを優先させることが多い。しかし年上の女性ならすぐに子供を産もうと賛成してくれる。</li>
</ul>
<p>などなど。</p>
<p>この１０の条件から見えてくることは、逆「年の差」婚を厭わないフランス人男性とは、真摯に充実したカップル生活を送りたいと望んでいることです。そして当然のことながら、彼らは外見、年齢ではなく、女性の経験、個性こそを重視します。</p>
<p>逆に言えば、逆「年の差」婚を選ぶフランス人男性には、相手を育てていこうというところがない、とも受け取れます。そこには自分が上になって相手を包み込むというよりも包み込まれたいという欲望が見え隠れします。</p>
<p>また最後に「すぐ子供が欲しい」とのリクエストが挙げられていますが、これは言外に「子供の産めないほどの年上の女性は求めていない」と言っていると解してもいいでしょう。</p>
<p>逆「年の差」婚が珍しくなくなりつつある現代フランスですが、マクロン大統領ほど相手への愛に殉じた逆「年の差」婚というのはかなり珍しい、と言えます。</p>
<p>おわりに</p>
<p>ここでは現代フランスにおける逆「年の差」婚の実態、そして逆「年の差」婚を好む（？）フランス人男性の声を紹介しました。<img class="size-medium wp-image-578 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-728x486.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>一般に、フランス人男性がパートナーを選ぶ際に、女性の年齢は最重要条件ではありません。そうではありませんが、逆「年の差」婚が一般的なカップルの在り方でもありません。</p>
<p>特に大学に行かずに働き始めたフランス人男性や移民の間では男性が年上である、いわゆる通常の年の差婚が一般的です。</p>
<p>ところが大学を出た人、もしくはそれ以上の学歴のフランス人にとっては、年齢差は相対的にさほど重視されなくなります。彼らはカップルとして生活の質、とりわけ充実した会話を求めて恋愛、結婚をします。彼らの多くは大学時代の恋人と結婚することが多いので、カップル間の年齢差は縮まります。</p>
<p>自分で人生を切り開いていけるような野心的なフランス人男性は様々な苦難を乗り越えてきているため、実際の年齢以上に人間的に成熟しているものです。そのような個性に見合った女性を探すとなると、必然的に年上の女性となりやすいのかもしれません。</p>
<p>女性も30歳を過ぎるとそれまで考えていなかったようなパートナーの選択が可能となり、年下の男性との逆「<strong>年の差</strong>」婚も視野に入ってきます。以前フランスで一人の女性が10歳年下のボーイフレンドができた途端、その周囲の同じような年齢の独身女性が数人バタバタと年下のフランス人男性と結婚したことがありました。</p>
<p>女性も自分が相手の男性よりも年上であることについて萎縮せずに、それを経験、個性、成熟と捉えることができれば、恋愛や結婚の可能性がぐーんと広がるのがフランスです。そういう意味では女性が死ぬまで女性として生き続けていくことができる社会です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人男性の恋愛と年の差婚 （１）：ナポレオンとジョゼフィーヌ</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Sep 2018 03:14:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス]]></category>
		<category><![CDATA[年の差]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>

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		<description><![CDATA[フランスの歴史に名を残した政治家、君主などの伝記を紐解くと年の差婚に遭遇します。 例えばアンリ二世(1519-...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>フランス</strong>の歴史に名を残した政治家、君主などの伝記を紐解くと年の差婚に遭遇します。</p>
<p>例えばアンリ二世(1519-49)は自身が7歳で捕虜としてスペインへ送られた際、20歳年上のフランス人貴族ディアーヌ・ド・ポワチエの世話になりました。その後成人したアンリ２世は未亡人となったディアーヌを寵姫として迎え入れました。</p>
<p>ナポレオンは10年に及ぶフランス革命を終結させ、帝国を築き、国内を安定化させました。一方ヨーロッパ大陸を支配すべく、10年以上も戦争に従事しました。そんなナポレオンの最初の配偶者は６歳年上のジョゼフィーヌでした。</p>
<p>ここでは近代フランスを築いたとも言われるフランスの国民的英雄ナポレオンとジョゼフィーヌの恋愛と年の差婚について紹介します。</p>
<p>権謀術数に長け武力でヨーロッパ大陸を支配しようとしたナポレオンはどのような経緯から年の差婚をすることになったのでしょうか。周囲の人々は彼らの年の差婚どのように受け止めたのでしょうか。年の差婚はナポレオンの政治支配に関わっていったのでしょうか。</p>
<h2>ナポレオンの配偶者、ジョゼフィーヌ</h2>
<p>若く無名の軍人だったナポレオンは、恐怖革命直後 (1795年)にパリの民衆の暴動を軍事力で抑えたことがきっかけとなり、時の権力者から注目されつつありました。<img class="size-medium wp-image-560 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-249x300.jpg" alt="" width="249" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-249x300.jpg 249w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-768x927.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-849x1024.jpg 849w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-728x879.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920.jpg 1591w" sizes="(max-width: 249px) 100vw, 249px" /></p>
<p>当時26歳のナポレオンはそんな政治的混乱と反動的な機運が混在するパリの社交界で、複数の有力政治家の愛人だったジョゼフィーヌと出会いました。</p>
<p>二人が出会った当初、夫を恐怖政治で失ったばかりのジョゼフィーヌはパリ社交界の花形でした。ナポレオンは、コルシカから出てきたばかりの、経験の浅い軍人でした。</p>
<p>二人の力関係は断然ジョゼフィーヌがナポレオンに優っていました。当時のナポレオンは経験があり成熟した女性らしさを身につけた年上の女性、ジョゼフィーヌをとても魅力的に感じました。</p>
<p>ジョゼフィーヌはカリブ海のフランス植民地マルチニック島生まれで、砂糖農園を経営する富裕貴族の娘でした。<img class="size-medium wp-image-566 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-300x242.jpg" alt="" width="300" height="242" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-300x242.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-768x620.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-1024x826.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-728x587.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ジョゼフィーヌは16歳でフランスへ渡り、貴族の中でも名門のボーアルネ氏と結婚し、一男一女を得ました。しかし夫の暴君的態度に耐えられず、若いジョゼフィーヌは別居を決意し、一旦故郷のカリブ海へ戻りました。</p>
<p>その後フランス革命が始まるとジョゼフィーヌは再び本国フランスの夫の元へ戻りました。恐怖政治の時代には大貴族を象徴する名字が災いし、夫婦共々投獄され、夫は処刑されました。</p>
<p>しかしジョゼフィーヌは運良く処刑を逃れました。恐怖政治が終焉した後、ジョゼフィーヌは夫という財政的後ろ盾を失って一文無しでした。ジョゼフィーヌはパリで未亡人として生きて行くことを余儀なくされました。</p>
<p>彼女はその美貌と人付き合いの良さで、当時もっとも影響力のある政治家を何人も愛人として迎え入れることによって金銭的援助を得て、社交界の花形となったのです。</p>
<p>また洗練された物腰と貴族女性らしい優雅なマナーをもったジョゼフィーヌは、恐怖政治で味わった未曾有の恐怖心を忘れるべく、浪費生活と数多くの恋愛を楽しみました。</p>
<p>後にジョゼフィーヌはナポレオンとの子供ができなかったため離婚を余儀無くされます。前夫との間には子供ができた彼女がナポレオンとの間には子供ができなかったのは、恐怖政治を体験してショックから子供を産めない体になってしまったからだったのではないか、と言われています。</p>
<h2>ナポレオンとジョゼフィーヌの出会い</h2>
<p>26才のナポレオンがジョゼフィーヌに出会った頃、ジョゼフィーヌは33歳の女盛りでした。当時愛人の一人だった有力政治家バラスはジョゼフィーヌを手放したいと考えており、バラスを通じて二人は知り合ったという説があります。</p>
<p>ナポレオンはジョゼフィーヌを一目見て気に入りました。二人が出会って2週間後にナポレオンは軍の最高司令官に任命されました。それまでナポレオンに対して無関心だったジョゼフィーヌですがこの時からナポレオンを再婚相手候補として見るようになったと言われています。</p>
<p>その結果ジョゼフィーヌは年下のナポレオンにアプローチするために、次の手紙を送りました。</p>
<p>「あなたはあなたを愛している友人に会うことはもうありません。あなたは完全にわたしを捨てました。 あなたは間違っています、わたしはあなたに愛着があります。 明日わたしと一緒に昼食に来てください。 わたしはあなたに会い、あなたの事について話す必要があります。」</p>
<p>これに対してナポレオンはすぐさま返答しました。</p>
<p>「何が理由で、あなたはあのような手紙を書いたか私には想像すらできません。あなたの友情を最も望んでいるのは私以外の何者でもないのですから。また必要とあれば、私は自分の気持ちを証明するために何でもする所存です」</p>
<p>これらの手紙を交換してまもなくしてから、二人の恋愛が始まりました。二人はフランス人ではありましたが、いわゆるフランス本土ではなく南方の出身でした。ナポレオンは16世紀までイタリアの支配下にあったコルシカ島という地中海の島の出身でした。</p>
<p>ナポレオンとジョゼフィーヌの出会いと恋愛はフランス革命の時代に見合ったものでした。正確にはこのころは若いナポレオンが一方的にジョゼフィーヌに対して恋愛感情を抱いていました。ナポレオンにとってジョゼフィーヌとの関係はまさしく初めて本気になった恋愛でした。</p>
<p>多くの男性を虜にしてきたジョゼフィーヌにとって、恋愛経験の浅いナポレオンをその気にさせてしまうことは容易いことでした。ナポレオンはジョゼフィーヌが自分に関心を持ってくれたことを純粋に喜び、彼女に全身全霊を傾けました。</p>
<h2>ナポレオンがジョゼフィーヌに魅かれた理由</h2>
<p>ではナポレオンは６歳年上のジョゼフィーヌのどこに惹かれたのでしょうか。決め手となった一番の理由は美貌ではありませんでした。</p>
<p>後にナポレオンは、ジョゼフィーヌの「洗練されたマナーと経験知」に惹かれたと告白しています。また当時ジョゼフィーヌの周りにいた人々も次のような証言を残しています。</p>
<p>「ジョゼフィーヌはパリの社交界で一番の美女ではありませんでした。でも彼女は最も魅力的な女性でした。その理由は気分が安定しており、性格がわかりやすく、親切だったからです。彼女の話すフランス語には、カリブ海特有のアクセントがあったことも彼女の女性としての魅力を強め、全ての男性がジョゼフィーヌに魅了される理由でした。」(a)</p>
<p>「ジョゼフィーヌはこの頃まだ若かったです。歯並びが良くなかったので、口を閉じて少し離れたところから見ると、若く可愛らしい女性に見えました。美人とは言えませんが、彼女の持つ独特の何かが、彼女と関わる全ての男性にアピールしました。」(a)</p>
<p>ジョゼフィーヌは当時虫歯に悩まされており、それを隠すために笑うときに必ず口に手を当てていたが、それがまた優雅な所作だったと言います。<img class="size-medium wp-image-561 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>このようにジョゼフィーヌは外見的に十分魅了的でしたが、美女と呼ばれるタイプではありませんでした。</p>
<p>しかし彼女は関わる全ての男性を虜にするほどの強烈な外見上、そして内面から醸し出される魅力を持ち合わせており、多くの男性のハートを鷲掴みにしました。</p>
<p>ジョゼフィーヌは肉体的にも、精神的にも、女性らしさ、フェミニンさを全面に押し出した女性だったのでしょう。</p>
<p>南の島で生まれ、育ったためにジョゼフィーヌにはフランス本土で育ったフランス人の貴族女性にはない、ふくよかさ、ナチュラルさ、シンプルさ、また刹那主義的な生き方、そうしたものをすべて持ち合わせていました。</p>
<p>同時にジョゼフィーヌはかつてフランスの超有名貴族と結婚をしていたため、パリ社交界における立ち居振る舞いについても完璧でした。</p>
<p>さらにジョゼフィーヌは人心術にも長けており、当時無名の野心家で孤独だったナポレオンが求めていたもの、気遣い、優しさ、安らぎなどを即座に差し出すことができるような女性でした。</p>
<p>そしてジョゼフィーヌはパリ社交界で新参者のナポレオンを虜にし、年の差婚と相成りました。</p>
<h2>ナポレオンとジョゼフィーヌの年の差婚</h2>
<p>ナポレオンはジョゼフィーヌと出会った当時地方育ちの裕福な出の女性と婚約をしていました、しかし彼は迷うことなくこの婚約を破談にしました。</p>
<p>ナポレオンは当初ジョゼフィーヌが資産家だったと思っていた節があります。ところがそうでないとわかってからも、彼の結婚の意志は変わらなかったと言います。つまりナポレオンにとっては正真正銘の恋愛結婚でした。</p>
<p>ではジョゼフィーヌの方ではなぜナポレオンとの年の差婚を決めたのでしょうか。</p>
<p>当時のフランスの上流階級では恋愛と結婚は一致せず、ましてや未亡人で無一文となったジョゼフィーヌがナポレオンとただ恋愛感情だけで結婚したとは考えられません。ジョゼフィーヌは自分が若くないことを自覚し、金銭的な理由からナポレオンのプロポーズを受けて結婚したと考えるのが妥当です。</p>
<p>ナポレオンは、その後結婚が引き起こす政治的困難、つまり世継ぎの問題についてはそこまで自覚しておらず、またジョゼフィーヌ自身の思惑についても全く無頓着でした。</p>
<p>ナポレオン個人にとって、恋愛が何よりも勝りました。そして自分の恋愛感情を優先してジョゼフィーヌと<strong>年の差</strong>婚を果たしました<strong>。</strong></p>
<p>ところがナポレオンの故郷コルシカに住む実家の人々は二人の結婚を快く思いませんでした。</p>
<p>特に敬虔なカトリックの信者であるナポレオンの母親はジョゼフィーヌが年上で、既婚だった事実については目を瞑ることができましたが、何人もの愛人を持ったジョゼフィーヌを断じて自分の息子にふさわしい結婚相手としては許すことはできませんでした。</p>
<p>そのため、ナポレオンは実家には結婚についてなんの事前報告もせず、ジョゼフィーヌと極秘結婚しました。<img class="size-medium wp-image-563 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-300x300.png" alt="" width="300" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-300x300.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-150x150.png 150w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-768x768.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-1024x1024.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-728x728.png 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>革命以来結婚式は役所で執り行われるようになっていました。ナポレオンは自分自身の結婚式に二時間遅れてやってきたと言います。そして仕事が忙しかった、と言い訳したそうです。</p>
<p>実際のところ、ナポレオンはわざと遅刻したのではないかと言われています。ナポレオンは彼特有のエゴイズムで自分が愛している人を含めた全ての人との関わりにおいて、常に自分が優位な立場になることにこだわりました。ナポレオンには感情的に幼稚なところがあった、と言われる所以です。</p>
<p>ナポレオンとジョゼフィーヌは年齢を偽って結婚しました。彼らの婚姻記録には、ジョゼフィーヌは実際年齢よりも３歳若く、ナポレオンは実際年齢よりも３歳年上の年齢が記載されています。</p>
<p>これらのことから６歳の年の差婚といえども、年上の女性と結婚するということは、19世紀初頭のフランスの支配階級では社会的仕来りに反する側面があったことが理解されます。</p>
<h2>結婚後のナポレオン</h2>
<p>結婚後もジョゼフィーヌの浮気癖は続きました。ナポレオンがしばしば戦場に赴いたためにパリで浮気をするのは難しくなかったのです。また戦場に来て欲しいというナポレオンの要請にも耳を貸すことはありませんでした。</p>
<p>ナポレオンはエジプト遠征中にジョゼフィーヌと美男で若い騎兵大尉との浮気について聞き知り、ジョゼフィーヌに浮気を止めるよう手紙を送りましたが、その手紙がイギリス軍に渡り、イギリスの新聞にすっぱ抜かれてしまいました。</p>
<p>この時ナポレオンは怒り心頭でついにジョゼフィーヌとの離婚を決意しました。しかしジョゼフィーヌの二人の連れ子に嘆願され情を絆し、また自身はジョゼフィーヌを愛していたことから、離婚を思いとどまったそうです。</p>
<p>その後ナポレオンはトントン拍子に出世し、フランス帝国の皇帝の座に就きます。彼の成功は上流階級のマナーを熟知し、人脈が広かったジョゼフィーヌのサポートなしには考えられませんでした。</p>
<p>ナポレオンが皇帝になった頃にはナポレオンとジョゼフィーヌの力関係は逆転していました。その頃ジョゼフィーヌはナポレオンを真摯に愛するようになり、一方ナポレオンは浮気をするようになりました。ナポレオンはパリ以外の土地でジョゼフィーヌ以外の愛人を持ち、私生児も誕生しました。</p>
<p>一方政治的にもナポレオンにとってジョゼフィーヌとの結婚は不都合なものとなっていきました。1804年に世襲制の皇帝の位に就いた後ナポレオン皇帝は現実問題として「世継ぎ」が必要となったからです。</p>
<p>ナポレオンは1806年にプロイセンとの戦争に突入しますが、この時既婚のポーランド貴族女性に一目惚れしました。この女性はナポレオンにとって最もお気に入りの愛人だったと言われています。</p>
<h2>ナポレオン法典とジョゼフィーヌ</h2>
<p>ナポレオンは「近代民法の祖」と言われるナポレオン法典を編纂しました。ナポレオンはフランス革命以前にあった伝統的な家族観を復活させ、それを近代的な民事的結婚の制度と結びつけました。</p>
<p>ナポレオンはナポレオン法典における家族についての項目を編纂するにあたって、フランス社会の秩序安定化を何よりも優先させました。</p>
<p>自身は恋愛感情から後先について考えずにジョゼフィーヌと年の差婚を実現させたのにもかかわらず、ナポレオン法典では「結婚は家族の地位の維持、向上の手段として重視される」と規定し、結婚を何よりも社会秩序安定の手段と捉えました。<img class="size-medium wp-image-468 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-300x225.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-768x576.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-1024x768.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-728x546.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ナポレオン法典において、夫が浮気をした妻を殺すことすらできることになっている（姦通罪）のは、ナポレオンがジョゼフィーヌの浮気に散々悩まされたからだとも考えられます。しかしこれは象徴的なことで、実際フランス社会でこの法律が運用されたことはなかったそうです。</p>
<p>またナポレオン法典は嫡子、婚外子との間に権利上の差を設け、婚外子には相続権が認められませんでした。</p>
<p>ジョゼフィーヌはナポレオンとの子供に恵まれない一方で、ナポレオンには婚外子がいましたが、ナポレオンはこれらの子供を世継ぎにすることはありませんでした。この点でもナポレオンが社会の秩序の安定化を第一義に考えたことがしのばれます。</p>
<p>唯一ナポレオンが自身の状況を考慮して草案したと思われるのが、ナポレオン法典が離婚を認めた点です。この点では自分の世継ぎの問題が頭をかすめたのではないのでしょうか。</p>
<p>そしてナポレオンは1810年にジョゼフィーヌの気持ちを慮って遅れ遅れにしてきた年の差婚をご破算にして、離婚を決意します。そしてオーストリア皇帝フランツ1世と同盟を結ぶために、その長女マリー・ルイーズと再婚しました。</p>
<p>ナポレオンは自虐的に「腹と結婚した」と言ったと伝えられています。ジョゼフィーヌとの離婚はナポレオンにとって大きな心の葛藤が伴う決断でした。</p>
<p>1811年にマリー・ルイズはめでたく男児を出産しましたが、その後ナポレオンはヨーロッパとの戦争に敗れ、敗退したため、世継ぎの問題も消滅しました。</p>
<h2>終わりに</h2>
<p>離婚によってジョゼフィーヌは大きな心の痛手を受けました。しかし同時にナポレオンから手厚い保護も受けました。彼女は多額の年金を受け取るとともに、離婚後パリ郊外のマルメゾン城に住み、そこで静かに余生を暮らしました。彼女はバラが好きでイギリスなどから珍しいバラをたくさん取り寄せて、美しいバラの庭園を作りました。<img class="size-medium wp-image-562 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-300x225.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-768x576.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-1024x768.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-728x546.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ナポレオンがエルバ島に流された後もジョゼフィーヌはナポレオンにできうる限りの支援をしたと言います。一方ナポレオンが生涯をかけて愛したのもジョゼフィーヌでした。彼の臨終の際の最後の言葉は「ジョゼフィーヌ」だったと言われています。</p>
<p>フランス革命の頃から<strong>恋愛</strong>結婚が始まったと言われるますが、ナポレオンとジョゼフィーヌの恋愛、年の差婚はそれを象徴しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『ジョゼフィーヌ―革命が生んだ皇后』 白水社、1989年</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人の宗教と結婚ーキリスト教はフランス人にこんな影響を与えている</title>
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		<pubDate>Mon, 24 Sep 2018 09:03:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[宗教]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[フランスは元来カトリック教の国です。 フランスでは西ローマ帝国が滅んだのち、新たに侵入してきたゲルマン系民族が...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>フランスは元来カトリック教の国です。</p>
<p>フランスでは西ローマ帝国が滅んだのち、新たに侵入してきたゲルマン系民族が支配する新国家が誕生しました。そのリーダー、クローヴィスは元来異教徒でしたが、フランスの民衆の宗教であったカトリック教を受け入れました。エリートと民衆が精神的に一体化して、中世フランスがスタートしました。</p>
<p>キリスト教は中世フランスにとってはアイデンティティーと言えるほどに重要でした。ところが時が経るにつれてキリスト教の重要性は次第に薄らいでいきました。</p>
<p>現代フランスでは衰退してしまった言われるキリスト教ですが、全く意味がなくなったわけではありません。かつて社会勢力、政治勢力として存在したキリスト教は、現在社会風習、人々の考え方に溶け込んでいます。</p>
<p>ここではカトリック教の考え方が、現代のフランス人の<strong>恋愛</strong>観にどのような影響を与えているのかについて見ていきます。</p>
<h2><strong>フランス人の宗教感：信心と実践の違い</strong></h2>
<p>まず現代のフランスにおける<strong>宗教</strong>の現状ついてざっと紹介します。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-497 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-768x510.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-1024x681.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-728x484.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />今日フランス人の多数の宗教が、カトリック教であることには変わりません。フランス人全体の64パーセントの人が、自分がカトリック教徒であると考えています。しかし毎日曜日に教会へ行ってミサに参加するような敬虔な信者は5パーセントにすぎません。</p>
<p>フランス人全体の６パーセントがイスラム教徒であると答えていますが、モスクで祈りを捧げる敬虔なイスラム教徒は2パーセントです。</p>
<p>一方別のアンケートによれば、29パーセントのフランス人は神を信じないと答え、34パーセントのフランス人が自分は宗教がないと答えています。これら二つの数値を合わせると、半数以上のフランス人が宗教から離れてしまったことになります。</p>
<p>自分がカトリック教徒であると考える人が半数以上、自分がカトリック教徒ではないと考える人も半数以上。これでは辻褄があいません。実は20パーセントぐらいのフランス人は、どちらの質問にもYesと答えています。</p>
<p>20パーセントほどのフランス人は、質問の聞き方、誘導の仕方によって、自分はキリスト教徒である、もしくはキリスト教徒でない、の間を行ったり来たりします。</p>
<p>風習、伝統の点で、自分はカトリック教徒と言えるかもしれないが、宗教の実践となると、自分はカトリック教会から遠ざかってしまった、ということだと思います。</p>
<p>フランスには、カトリック教徒、イスラム教徒に加えて、ユダヤ教徒、プロテスタント教徒もいます。</p>
<p>フランス革命では人権宣言が発布され、信心の自由が保証されることになりました。その結果中世以来差別を受けてきたユダヤ教徒に対して、ヨーロッパで最初に信心の自由を保証した国がフランスでした。</p>
<p>そのためフランス革命以来、ユダヤ人系フランス人はフランスに対して大変好意的なイメージを持っていました。ところがこの状況は第二次世界大戦で変わりました。時のペタン政権は、ナチスドイツと協力してフランス国内のユダヤ人を排斥したからです。</p>
<p>一方フランス革命以前のフランス王国においては、プロテスタント教（いわゆる新教）はどちらかといえば、貴族や富裕層を中心としたエリート層の宗教でした。宗教革命の頃にはフランスのプロテスタント教徒は国民全体の10パーセントを占めていました。</p>
<p>イタリアから来た女王、カトリーヌ・ド・メディチの画策によって、自分の娘の結婚式に招かれたプロテスタント教徒の貴族たちが虐殺されてしまいました。その後国家の弾圧も加わってプロテスタント教徒の数は減少していきました。</p>
<p>現在プロテスタント教徒は国民の3-4パーセントしか占めません。またユダヤ教徒に関しては0.7パーセントです。</p>
<h2><strong>カトリック教会による恋愛と結婚の意味</strong></h2>
<p>カトリック教会は従来結婚をしようという男女に対して４つの条件を課してきました。それらは自由意志で結婚すること、離婚の禁止、相手以外の人を愛さないこと、子供を生むことです。<img class="size-medium wp-image-422 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-300x169.jpg" alt="" width="300" height="169" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-300x169.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-768x432.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-1024x576.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-728x410.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>カトリック教会によれば、従来男女の性的な関係は、結婚して子供を生むためのもの、に限定されました。</p>
<p>1960年代まで伝統的なキリスト教的価値観が支配的だったため、フランス人の性、結婚観もカトリック教会の考えに一致していました。</p>
<p>例えば、当時のフランス人は結婚前の同棲をタブー視しました。同棲する人たちは、無宗教を自認するおよそ20パーセントのフランス人のみでした。</p>
<p>現代フランスでは、カトリック教の影響が弱体化した結果、恋愛観、結婚観が大きく変わりました。とりわけ結婚のお試し期間としての同棲が当たり前になりました。</p>
<p>フランス国民の80パーセントが同棲をしてから結婚をします。それでも敬虔なカトリック教徒の中には同棲を受け入れない人もいます。</p>
<p>かつて避妊、堕胎もキリスト教によって禁止されていました。結婚の目的が子供を産み育てることである以上、男女の恋愛感情は比較的軽視されていました。また同性愛も許されるものではありませんでした。</p>
<p>同性婚が合法化された現在でも、敬虔なカトリック教徒の中には同性婚を認めないフランス人もいます。</p>
<p>日本で結婚届を役場に提出する際二人の保証人が必要です。しかしその保証人は一緒に役場に来る必要はありません。さらに役場には届けを提出するだけです。</p>
<p>フランスの民事的結婚は日本より儀式的な要素が強くなります。結婚する二人は役所を訪れます。住民によって選出された代表者（村長、町長、市長、区長もしくはその代理人）の見守る中カップルは愛を誓い、結婚届に署名して初めて結婚が成立します。</p>
<p>近年この役所の代表者がカトリック教徒であったため、同性愛者のカップルの民事的結婚を認めないということがありました。この代表者は私的考えと公的考えを混同してしまいました。この事件は裁判に発展し、最終的にはこの代表者の行いは違法との判決がくだりました。</p>
<h2><strong>キリスト教の実質的衰退とフランス人の結婚観の変化</strong></h2>
<p>このようにキリスト教はフランス人の恋愛観、結婚観に大きな影響を与えてきました。</p>
<p>カトリック教の勢力が強かった1960年代ぐらいまで、<strong>フランス人</strong>夫婦は恋愛と結婚をある程度区別していました。愛が冷めたからといって通常離婚することはありませんでした。それはカトリック教会が離婚を禁じていたからです。</p>
<p>1968年の5月革命以後フランス人はより自由な恋愛観、結婚観を持つようになりました。しかしこの時の変化はそれまでの100年の間に徐々にフランス社会が変化した最後の結果でした。</p>
<p>元来カトリック教会によれば、フランス人女性の役割は夫の世話をし子供を産んで育てるでした。ナポレオン法典はこの考え方を近代的な結婚にも取り入れ、民法化しました。</p>
<p>ところが20世紀に入ってフランス人女性が次第に経済的に自立すると、それまでの男性は仕事、女性は家事、子供の世話という伝統的な役割分担は次第になくなって行きました。</p>
<p>20世紀の後半に避妊薬（ピル）が合法化されると、快楽としての性と出産の性が区別されるようになりフランス人の恋愛観は大きく変わりました。結婚を考えずに恋愛を楽しむことができるようになったのです。<img class="size-medium wp-image-463 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-300x173.jpg" alt="" width="300" height="173" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-300x173.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-768x443.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-1024x590.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-728x420.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>1970年代以後、結婚はもはや国家の制度ではなく完全に個人の問題となりました。この頃からフランス人は、愛がなければ結婚に意味がないと考えるようになりました。</p>
<p>現在のフランスではこの「愛」と呼ばれる唯一無二のパートナーに対する排他的な感情を軸とした結婚観が徹底しています。</p>
<p>一神教でもなく、愛ではなく慈悲の宗教である仏教の影響が強い日本。私たち日本人はいまでも結婚を少なからず家と家の結びつき、と考えます。ところが現代に生きるフランス人は、あくまでも結婚における個人と個人の感情の結つきを重視します。</p>
<p>実は現在のフランス人の結婚＝愛という考え方は、従来型の神前結婚の進化形と捉えることができます。結婚の本質は変わらず、しかしそれはもはや制度的枠組みにとらわれることのない、個人の心の問題となったのです。</p>
<p>皮肉なことですが、愛の個人化、徹底化によって、今日ほどフランス人の結婚が脆弱化した時代はありません。フランス人はしばしば恋愛と愛を区別できないからです。そのためロマンチックラブを追い求めることによって、フランス人は一生同じ人と結婚を維持することが難しくなりつつあります。</p>
<p>かつてフランス人は、いまほど幸せな結婚生活ではなかったかもしれません。でも離婚は珍しいものでした。そのために何が起ころうと結婚というものがずっと続いていく、という前提で毎日生活していました。そこには安心がありました。</p>
<p>現在フランスのカップルは複雑化し、お互いに対する要求も高まっています。そして個人の最大限の幸福を実現するための結婚を見出そうと努力する一方、それが叶わない場合には離婚が待っています。</p>
<h2><strong>結婚式を通じて自分を語る</strong></h2>
<p>かつてキリスト教が外圧だった頃、若い人が結婚するとなったら、家族会議が開かれどんな結婚式を行うかについて家族全体で議論しました。<img class="size-medium wp-image-496 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-284x300.jpg" alt="" width="284" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-284x300.jpg 284w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-768x812.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-968x1024.jpg 968w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-728x770.jpg 728w" sizes="(max-width: 284px) 100vw, 284px" /></p>
<p>しかし1960-70年代あたりから結婚は当人たちだけのものとなりました。その頃から個人の欲求、要望を最優先とする結婚が当たり前になりました。またこの頃から独身者の数も増加しました。</p>
<p>一世代前のフランス人は、19世紀初頭から続いてきた国家の社会秩序の一環としての結婚を拒絶しました。そして純粋に愛を育むことができる関係を模索する一方、それまで禁じられていた同性愛に積極的になっていきました。</p>
<p>そのほかのパートナーシップの選択が生まれたため結婚の重要性は相対的に低下しました。それでも元来パーティ好き、社交好きのフランス人は、お祭りとしての結婚式を拒絶することはありませんでした。</p>
<p>宗教的影響が弱まった現在、若い世代のフランス人は結婚式をするに当たってお祭り以上の「何か」を求めるようになっています。それは自己アイデンティティーの見せ場、自分史の節目と言ってもいい結婚式のあり方です。</p>
<p>彼らはできるだけ他の人とは違う結婚式を行いたいと考えます。結婚という一生涯に一度のお祭りを通じて、自分を表現し、自分の人生にとって意味のあるイベントにしたてあげようと努力します。<img class="size-medium wp-image-495 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-300x169.jpg" alt="" width="300" height="169" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-300x169.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-768x432.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-1024x575.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-728x409.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>他では見られない自分たちらしさに溢れた結婚式を演出することによって、招待客を楽しませるとともに、それはカップルにとって、相手に対するコミットメントを強めるまたとない機会となります。</p>
<p>フランスでも日本のように、結婚式には写真、ビデオが欠かせません。インスタグラム映えするワイン、美味しい料理、ドレス、タキシードを選んで、忘れ得ぬモーメントを永遠に記録して、自分史の一部を作り上げます。</p>
<p>例えば、パリでサイクリングをした後、公園へ行って友人たちとピクニックをして結婚式とする、こんなパターンもあり得ます。</p>
<h2><strong>若いフランス人世代の伝統への回帰</strong></h2>
<p>グローバリゼーションが進行した結果、日本でもフランスでも人々は権威、組織から自由になり、以前よりも自由に生きることができるようになりました。日本もフランスも結婚をする人の数は相対的に減少しています。</p>
<p>そのような世界的風潮の中で、フランスでは、パートナーを見つけてからカップルになるまでより長い時間がかかるようになりました。</p>
<p>フランス人のカップルは、自分と相手に対して多くの質問、疑問を投げかけ、自分にとっての唯一無二の相手を見分ける最大限の努力をします。</p>
<p>自分自身の相手に対する感情が揺るぎないものであること、現在自分が幸せであることを確信し将来もこの状態を続けていきたいと願った時、フランス人は初めて相手に対してコミットして、長期的関係を考えるようになります。</p>
<p>このように時間をかけてカップルとしての耐久性をテストするのは、フランス人の若者が日本人の若者以上に離婚に対して不安を抱えているからでもあります。彼らは親の世代の別離、離婚といった苦い体験を、子供として直接体験しています。</p>
<p>その反動で若い世代のフランス人の間では、あらためて伝統的な宗教儀式を伴った結婚式が見直されています。家族問題で傷ついた若いフランス人ほど、宗教儀式にこだわる傾向があるそうです。</p>
<p>どんなにユニークな結婚式をあげたとしても、その翌日美しい馬車はかぼちゃに戻ってしまいます。その時若いフランス人のカップルはまた新たに自分たちのエンジンとなるイベントを作り出して、お互いのコミットメントに新たな息吹きを与えようと努力をするでしょう。<img class="size-medium wp-image-502 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-1024x682.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><strong>結婚</strong>をしたからそれで相手に対する努力が終わることはありません。その結果制度ではなくハートに依存する愛が人生を貫く一本の糸となっていきます。</p>
<p>世俗化されたように見える現代のフランス人ですが目に見えないパートナーへの愛はキリスト教伝来の愛へと繋がっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人男性の性格：いつ相手にコミットするか？</title>
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		<pubDate>Mon, 24 Sep 2018 08:31:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[性格]]></category>
		<category><![CDATA[男性]]></category>

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		<description><![CDATA[フランス語で付き合い始める、デートすると言うことをsortir avec と言います。これをフラットに訳せば「...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>フランス語で付き合い始める、デートすると言うことを<em>sortir avec</em> と言います。これをフラットに訳せば「誰かと一緒に外出する」となります。文字通り一緒に外出し、映画に行ったり、レストランに行ったりということです。</p>
<p>この段階ではまだ知り合って間もないカップルがお互いを知るための時間です。フランス人はこの初期の段階についてデートをする、などと特別な表現を使いません。彼らは軽い気持ちで一緒に外出をするのでしょう。</p>
<p>その後お互いをよく知るようになると、相手の家に泊まる, 一緒に週末を送る、一緒にヴァカンスへ行くなどの関係に発展します。</p>
<p><strong>フランス人</strong>男性は時間をかけて相手を観察したりしません。彼らは独特の臭覚とノリで気に入った異性がいたら即座にアプローチすることも多いでしょう。フランスでは恋愛は日本以上に日常的な出来事です。</p>
<p>だからと言って必ずしもフランス人男性の性格が軽い訳ではありません。彼らは恋愛においては現実主義、経験主義を採用しているのです。別れた相手を10年思い続けている、と言う日本女性に会ったことがありますが、フランス人は恋愛においては思い出、妄想に浸ることなく実践を重視します。</p>
<p>見切り発車のようにとりあえず付き合いだしてから、じっくりと時間をかけて相手を見極めてから相手にコミットするかしないかの結論を出します。そしてこのような状態が?年も続くこともあり得るのです。</p>
<p>一生懸命「生涯の女性」(femme de la vie)を探しているという意味では、ドンファンタイプを除いた一般のフランス人男性の性格は殊の外生真面目でもあるのです。</p>
<p>ここではフランス人男性がどのようなプロセスを経て一人の相手にコミットしていくのかについて見ていきます。</p>
<h2>フランス人男性との恋愛の始まりは「青天の霹靂」？</h2>
<p>フランス人の性格としてノリが大切です。</p>
<p>私の周りにも地下鉄や電車で出会って付き合い始めた、アパートの踊り場で出会った、近所のレストランで話し込んで付き合うようになった、など全く知らない人同士が偶然とノリで付き合い始めたカップルも珍しくありません。<img class="size-medium wp-image-405 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ラテン系民族的性格を持ったフランス男性は情熱的で感情の赴くままに行動するところがあります。恋愛が始まる時点で先のことまで考えていません。</p>
<p>ケ・セラ・セラと言う感じで、今を楽しみます。そしてその瞬間瞬間の連続が人生を作っていくと考えています。</p>
<p>一定の社会階層以上のフランス人男性は小さい頃からの社交を通じた人との関わり方を通じて、女性の心のくすぐり方、恋愛作法を体得しています。例外を除けばフランス人男性は自分の好みの外見の女性に出会ったら積極的に相手の女性に興味、関心を示します。</p>
<p>突如「君は綺麗だ」「あなたのことが好きだ」と言われてしまうと、やんわりお互いの意思を確認してから付き合いに移行することを想定している日本人女性は驚くかもしれません。「えーまだあなたのことをそんなに知らないのに」と思うこともあるかもしれません。</p>
<p>フランスでは恋愛は晴天の霹靂のようにやってきます。最初の段階でお互い情熱を感じれば、そのまま勢いで付き合い始めたなんてこともあるでしょう。</p>
<p>日本人女性の中には「いや」と言いつつ焦らして相手の関心を引いて、それで付き合う方向に持っていこうとするのが女性の嗜みと考えている人がいます。このようなやり方はフランス人男性には通じません。「嫌だ」と言われれば言葉通りに捉えられて断られたとなります。</p>
<p>フランスでは女性も、その恋愛の波に乗るか乗らないかのタイミングを見極めるためのある種の反射神経を要求されます。このノリの実態は情熱です。</p>
<p>フランス的恋愛を始める際にはある種のリスクが伴います。ヴァケーション先で出会ってその時は大いに盛り上がったけれどもその後全く音沙汰がないということもあり得ます。それでもスイートな思い出は残ります。</p>
<p>これはある日本人女性の話です。彼女は日本でフランス人男性と出会って、自分では付き合っている、と思っていました。二人は東京に住んいましたが、東関東大震災後、彼からの連絡が途絶えました。</p>
<p>ある日彼のフェイスブックを見たところ、彼は彼女に何も告げずに、すでにフランスに戻っていたと知って大変に驚いたそうです。その後もなんの音沙汰もなかったと言うことでした。</p>
<p>その日本人の女性は、ボーイフレンドのフランス人男性の変わり身の速さにあっけに取られ、悲しむ気すら起こらなかったそうです。この場合、震災が起こったために二人の関係が例外な形で試されそして思いの外早く一方的に結論が引き出されてしまいました。</p>
<h2>フランス人はいつ愛から結婚へいつ移行するの？</h2>
<p>ではフランス人男性とカップルとして一通りの経験をした後、いつその恋愛のトンネルから抜け出て相手にコミットするのでしょうか。もちろんコミットまでの期間というのは、個々のカップルによって異なります。<img class="size-medium wp-image-485 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-300x198.jpg" alt="" width="300" height="198" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-300x198.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-768x506.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-1024x675.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-728x480.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>私の知っているフランス人男性で、１週間フィリピンへ旅行に出かけて、そこで結婚を決めて、１週間後には彼女とともに本国へ戻ったという人を知っています。これはノリの良さが結婚にまで発展した稀な一例です。</p>
<p>しかしこのようなパターンは例外的です。比較的軽い気持ちで付き合い始めるフランス人男性ですが、相手にコミットして結婚を決めるときには日本人同様慎重になるからです。</p>
<p>フランスにはもう何年も同棲しているのに結婚していないフランス人のカップルが結構います。一方日本人女性と付き合うフランス人男性はある程度付き合った後結婚する傾向があるようです。</p>
<p>なかなか結婚しない慎重な性格のフランス人男性も、日本人女性のパートナーにコミットするとなると日本の文化を受け入れることが多いようです。日本に住んでいるフランス人同士のカップルですら本国に比べて婚姻率が高いと聞いたことがあります。</p>
<p>恋愛というトンネルに入ってから相手が自分にコミットするまでの状況というのは、多くの女性にとって不安な状況であることに間違いありません。</p>
<p>ちなみにフランス語ではJe t’aimeとJe t’aime bienは大きく意味が異なります。前者は　I love you で　後者は　I like you です。フランス人男性はJe t’aime bien と気軽に言うでしょうが、なかなかJe t’aimeとは簡単に言いません。そんなところにも彼らの性格が現れます。</p>
<p>フランスでは全てを言葉にすることで初めて意思疎通が成立すると考えます。毎朝夫婦でJe t&#8217;aime (愛している）と言うのもフランスには全てを言語化してこそコミュニケーションが成立するという前提があるからです。</p>
<p>言葉によって全てを伝えることはできないと考える日本人にとってフランス人の全てを言葉にするという性格は重たく感じることもあるでしょう。でもそれは便利な性格でもあります。</p>
<p>「愛している」「今日は素敵よ」などと伝えるのは日本人にはいささか歯が浮いてしまいます。でも「掃除を手伝ってくれないか」「野菜を切ってくれないか」なども気軽に言葉で尋ねることができるからです。</p>
<p>付き合っているフランス人<strong>男性</strong>の性格を知る上で色々家事について言葉でリクエストしてみるというのは以外に重要なことかもしれません。フランス人男性の中には日本人女性が家事や育児を全面的にするという噂を聞きつけてそれを利用しようとする性格の輩もいます。</p>
<p>そのような期待を持っておらずあなたのことを愛する純粋な性格のフランス人男性なら家事も気軽に手伝ってくれることでしょう。</p>
<p>日常生活をフランス人男性とシェアして日本では言わないようなことも言語化して相手に伝える習慣ができると、少しづつ言葉で気持ちを伝えることの醍醐味を理解していきます。自分の気持ちを言葉で表現するという態度にはある種の開放感があるからです.。</p>
<p>その際他の人と考えが違うなどと心配する必要はありません。フランスであなたが他の人と違う考えを言えば興味を持って耳を傾けてもらえるでしょう。</p>
<p>言葉で自分の思っていることをはっきり表現すれことによって,受け身な状態から脱出して, 自分が主体的に相手との関係を生きているという実感も生まれます。フランス人が自立して自由な性格なのは彼らが言葉を頼りに生きているからです。<img class="size-medium wp-image-486 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>あなたの希望を全く聞かずに一方的に決めてしまうようなフランス人男性は、最初こそ頼もしい性格のように見えますが,どこか一方的な性格の男性かもしれません。</p>
<p>フランスではパートナーの意向を言葉で確かめあってパートナーシップを深めていきます。</p>
<p>いちいち「あなたはどこへ行きたいか？」「何をしたいか」「あなたがいいのならこうするが・・・」など聞いてくるかもしれません。</p>
<p>二人で話し合って決めると一人で決めるよりも時間もかかるし意見が対立することもあります。しかしながらこのプロセスを経て相手のことをよりよく知ることとなりパートナーシップへと近づいていくのです。</p>
<p>男性が女性をリードするという前提に慣れている日本女性にとっては「そんなことをこちらに聞かないでそちらで決めて動いてくれたらいいのに」と思うこともあるかもしれません。しかしそうした以心伝心の関係はフランス人男性との間には成り立ちません。フランス人男性の性格としてこちらが言葉にしない限りこちらの欲望も理解しません。</p>
<p>それなら日本人女性も性格を変えてはっきりこちらの欲望を表現してしまえばいいのです。恥ずかしいと言っている場合ではありません。</p>
<p>ある程度の期間付き合ってもなかなか<strong>コミット</strong>してくれないフランス人男性もいます。それは慎重な性格の現れで今だに長期的パートナーシップを築くかどうか見定めている可能性があります。</p>
<p>しかしこちらはこれ以上待てないという時には「あなたはこの関係にコミットする意思があるのか」とはっきりと相手に聞く必要があります。相手にはっきりとコミットもしくは結婚の意思があるのか尋ね、そうでない場合にはその相手と潔く別れる覚悟も必要です。</p>
<p>そのような時相手もこちらの気持ちを察して考えることでしょう。恋人を失うことを恐れてコミットしてくるかもしれません。この辺は男女の駆け引きです。</p>
<p>フランス人男性と恋愛するときはある種の潔さが大切です。晴天の霹靂で始まった恋愛は同じように晴天の霹靂で終わることもあります。フランス人男性は日本人のように情があるからと言ってズルズル関係を続けることはありません。</p>
<h2>フランス人男性と孤独</h2>
<p>女性は待つ側で男性が決心する側、というのは日本もフランスも同じです。どちらの国でも、恋愛から結婚へのお試し期間をどうやって早く終わらせ、相手にコミットさせるかと言うシチュエーションにおいて女性としての力量を試されます。</p>
<p>同時にそこには男性と女性の孤独に対する耐性の違いがあると言うことも理解しておく必要があります。</p>
<p>日本では一般的に女性は一人でいられるけど男性の性格として一人でいられないというイメージがあります。</p>
<p>離婚後日本人女性はそのまま長く一人でいても、日本人男性は再婚する傾向があります。また退職したご主人と一緒に毎日を過ごすのが嫌な日本人女性は離婚を提案することがあります。</p>
<p>一般に生活者として自立できていない日本人男性は一人で生きていけないので家事をしてくれる女性との共同生活を求めます。それが日本人女性の方が日本人男性よりも孤独に強いと言うイメージの実情ではないでしょうか。</p>
<p>フランスではその逆で、フランス人男性の方がフランス人女性よりも孤独を好む性格と言われています。<img class="size-medium wp-image-484 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本では最近お金を支払って、その時間内において、友人、話し相手担ってもらう、というビジネスがスタートしました。これはフランスで大きなニュース、話題となりました。</p>
<p>孤独への耐性があるフランス人にとってこのようなビジネスが成り立つことは驚きでした。また彼らは日本人が孤独に弱い寂しがり屋の民族であると感じました。</p>
<p>ではカップル社会として知られるフランスでおひとりさまの割合はどのぐらいなのでしょうか。15歳以上のフランス人の、十人に一人がおひとりさまと答えています。おひとりさまとは、ほとんど出会いがない状態、家族、友達、近隣、同僚などのみじかな人たちとの繋がりのない人のことです。最もおひとりさまになりやすいのは、失業者、退職者、低所得者です。</p>
<p>ヨーロッパ全体で見るとスエーデン、デンマーク、ノルウェーなどの北欧の国々においては、おひとりさまの割合が10パーセント未満となります。これらの国では社会福祉制度が発達しているため人々がカップルとして生きていきやすい社会、経済的条件が整っているということでしょう。</p>
<p>フランスの例に戻っておひとりさまの内訳を見ると、男性が52パーセント、女性が48パーセントで、フランス人男性の方が一人で暮らす割合が女性よりも高くなっています。また40歳以上のフランス人男性の中で、おひとりさまの割合は66パーセントにもなります。</p>
<p>おひとりさまとは別に、物理的には周囲に人がいたりパートナーがいたりしても、孤独を感じる性格の人もいます。この割合はフランス人男性では45パーセントですが、フランス人女性ではそれより10パーセントも高く55パーセントに上ります。彼女たちは、家族、恋人がいても常に寂しさを感じいます。そしてこれらの女性の半数以上が40歳未満です。若いフランス人女性は寂しがりやな性格でなかなか一人でいることができません。</p>
<p>フランス人女性と比較した場合、フランス人男性が相対的に孤独に強い性格を持っていると言えます。一人でいるのが苦ではない,と言う人もいれば積極的に一人でいたほうが良い、一人でいたい、というフランス人男性もいます。</p>
<p>フランス人男性は生活者として自立しているため,そのことも彼らが孤独を楽しむことを助長していると言えます。</p>
<p>このようにフランス人男性が孤独に強い個人主義的性格を持っていることも、彼らが女性よりも相手にコミットするのに時間がかかる理由となりえます。</p>
<h2>さいごに</h2>
<p>寂しがりやの性格のフランス人女性からすれば、ずっと付き合ってお互い幸せなのになぜ相手のフランス人男性はコミットしてくれないのだろうかと思うでしょう。ではなぜフランス人男性は彼女にコミットすることを躊躇するのでしょうか。</p>
<p>まだ心情的にコミットする用意ができていないと言う理由もあり得ます。その場合は言葉を尽くしてお互いを理解し関係を深めていく努力が必要です。</p>
<p>それ以外の理由もありそうです。その一つがフランス人男性が比較的孤独に強い性格だということです。</p>
<p>フランス人男性は生活者として自立しており,フランス人女性以上に孤独への耐性を身につけています。フランス人男性が寡黙だったり自分の話をしないのは相手に関心がないのではなく男女の<strong>性格</strong>が異なるからです。</p>
<p>その時相手との距離を縮めていきたい女性としては、相手を惹きつける様々な態度で愛情を示していく必要があります。そしてフランスではコミットをした後も相手に対する努力をその関係が続く限り続けていかなくてはなりません。</p>
<p>日本の既婚カップルは「温泉に一緒に浸かっている状態」に例えられます。彼らは揺るぎない信頼関係のもとほっとできる温泉にいるような状態です。それはとても楽ちんな状態です。</p>
<p>フランス人男性と結婚したら温泉にゆったり浸かっているような状態ではありません。しかし相手との間で愛の儀式を毎日手抜かりなく行うことによって,年齢を経てさらに愛が深まるとともに性的存在としても成熟していくでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>フランス人男性が婚約指輪を選ぶ時</title>
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		<pubDate>Sat, 22 Sep 2018 12:27:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[男性]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[恋愛が始まって、二人で愛の日々を重ねた後、めでたく婚約、結婚となります。その時一生に一度（一応その時は・・・）...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>恋愛が始まって、二人で愛の日々を重ねた後、めでたく婚約、結婚となります。その時一生に一度（一応その時は・・・）のイベントに備え、愛の証として男性から女性に送られるのが婚約指輪、そしてペアで揃えるのが結婚指輪です。</p>
<p>この二つの指輪についてのフランス人<strong>男性</strong>、フランス人女性の考え方について日本人と比較しながら紹介します。</p>
<p>婚約指輪については日本とフランスでそんなに大きな考え方の違いがありません。結婚指輪に関しては、日本よりもフランスのカップルの方が断然結婚指輪を重視します。</p>
<p>その背後には、日本とフランスの宗教の違いがあります。敬虔なカトリック教徒とは言えない今日のフランス人ですが、結婚指輪をはめる時には、古くからのキリスト教の伝統が蘇るようです。</p>
<h2><strong>日本は婚約、結婚に対してミニマリストになっている？</strong></h2>
<p>日本の若い世代の間では、最近婚約、結婚といった儀式に対して、あまりこだわりがなくなっています。「ナシ婚」と呼ばれる入籍はするけど「結婚式をあげない」スタイルも増えています。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-418 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunset-3392064_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunset-3392064_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunset-3392064_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunset-3392064_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunset-3392064_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />また結婚した後、日本人カップルが軽視しがちなのが結婚指輪です。なんと結婚しているカップルの７割は結婚指輪をつけない、というアンケート結果もあるそうです。</p>
<p>それによれば、50代以降の既婚カップルで結婚指輪をつけない人は80パーセントに及ぶそう。さらに20代の既婚カップルで結婚指輪をつけない人は30パーセントに上っています。</p>
<p>その典型的な例が最近結婚された小林摩耶さんではないでしょうか。彼女は今の所披露宴は行わず、婚約指輪にもあまり予算をかけているようには見えません。ではなぜ既婚の日本人カップルは結婚指輪をつけない傾向があるのでしょうか。</p>
<p>アンケートによれば「仕事上好ましくない」「気がついたら無くなっていたがもう買うお金がない」「結婚指輪は宝石会社が儲けるものだから必要ない」「太ってつけられなくなった」などの体裁的理由が挙げられています。</p>
<p>でも本音は（特に年季のいった夫婦にとっては）次の言葉に集約されているのではないでしょうか。「もううん１０年と結婚しているのだから、もう結婚指輪をする間柄でもない。」</p>
<p>それにしても新婚夫婦にとっては「相手のことをそんなに好きではない」から結婚指輪をつけない、ということは考えられません。それなのに「面倒臭いから」「慣れていないから」結婚指輪をつけない人が多いそうです。</p>
<p>また若い人の中でも、世間的には独身風情で通したいとの気持ちもあるそうです。その背後にどのような動機があるのかはここでは問わないこととしますが・・・・。</p>
<p>概して日本人の既婚カップルが結婚指輪をつけなくなった、というのは、昨今の日本人が結婚するという行為にマジックや神秘性を感じていないからなのではないでしょうか。</p>
<p>私たち日本人はどちらかといえば現世の共同生活、ということを重視して結婚をする傾向があるように思います。</p>
<p>そのことを一番感じるのは昨今の終末婚です。年齢のいった、もう終活を始めるような年頃の人が、「これから死ぬことを考えると・・・」と言って結婚するのを耳にすることがあります。</p>
<p>彼らは、介護などの具体的な問題を含めて、一人で死ぬのが嫌だから結婚することが多い気がします。また相手を介護するのが嫌で結婚をしない選択をする女性もいる、というのも現世の共同生活を第一に考えるという意味では、同じスタンスです。</p>
<h2>今時の日本人と結婚指輪</h2>
<p>この時流に乗って登場したのが、24時間いつでも結婚指輪を購入できる自動販売機です。オンラインでなくとも、店にいかなくとも、とにかく忙しい人がいつでも結婚指輪を買いに来れるように、というコンセプトだそうです。<img class="size-medium wp-image-424 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rings-2634929_1920-300x169.png" alt="" width="300" height="169" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rings-2634929_1920-300x169.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rings-2634929_1920-768x432.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rings-2634929_1920-1024x576.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rings-2634929_1920-728x410.png 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>この自動販売機の目玉は「名のなき指輪」シリーズで、リング、ハンマー、芯棒などが入った手作りキット。カップル向けペアリングから結婚指輪まで様々な素材、価格帯のものがあります。</p>
<p>カップルはカンカンと自分でハンマーで叩いて、世界で一つしかない指輪を作るというもの。バブル時代のブランド志向とは真逆の、ミニマリズム。自分たちしか持っていない、唯一無二の指輪を作るんだから、その材料を自販機で買うのは問題ない、という発想なのかもしれません。</p>
<p>このスタイルは若い「さとり」世代と言われている世代独自の感覚かもしれません。また元来宗教色が強くない日本人の国民性にも適合しています。</p>
<p>24時間のコンビニがあるのだから、24時間の結婚指輪の販売があってもおかしくない、ということかもしれません。ちなみにフランスでは泥棒が多いため、自販機が置いてありません。</p>
<p>いくら日本人の結婚観が世俗化されたものであっても、婚約指輪となると話は別です。普通女性は自動販売機で購入した婚約指輪を送られて嬉しい、とは感じないものではないでしょうか。</p>
<p>若い未婚の日本人女性たちは、特定の男性がいるかいなかにかかわらず、ある日愛する男性から高価な婚約指輪を贈られる日を夢見て生きています。一方婚約指輪をもらった既婚女性は結婚式や披露宴などの特別な機会に婚約指輪を持っていてよかった、と思うそうです。</p>
<p>一般に日本人女性にとって結婚指輪よりも婚約指輪の方が重要なようです。しかし肝心の結婚式、披露宴が減少している現在、婚約指輪をつける機会も今後必然的に減っていくことが予想されます。そうすると将来的には婚約指輪も結婚指輪のような運命を辿るのかもしれません。</p>
<h2>フランス人と結婚指輪</h2>
<p>一般的な話として、フランス人と比べ日本人は結婚を決意するまでに、そこまで時間をかけません。自分たちがカップルとしてやっていけるかいけないか見極めるのに2,3年同棲するカップルがいたらそれは長い方ではないでしょうか。</p>
<p>フランスでは、一度一人の相手にコミットしてから結婚までの道のりが長い上、その愛にコミットはしても結婚はしない、という結果もあり得ます。そうはいってもその段階を超えて結婚までいったカップルというのは、最も揺るぎない関係と言えます。</p>
<p>一般的に言って、フランスでは既婚のカップルが結婚指輪をつけないという選択はありえません。それはまず宗教的背景が異なるからです。</p>
<p>キリスト教の伝統があるフランスでは、いまでも結婚指輪にある種の神聖さが宿っています。男女間の結婚というのは、キリスト教にとっては結合（alliance）を意味します。</p>
<p>神が教会と結合関係を結んでいるのと同じように、男女も結合関係を交わし、死ぬまで二人が別れないと誓います。それを象徴するのがペアの結婚指輪です。</p>
<p>キリスト教によれば、結婚には自由に相手を選ぶ、別れない、浮気をしない、子供を産む、という4つの条件があります。結婚というのは神聖なもので、二人の男女が一つになる神聖な行為とみなされます。そして神前で、一生愛し合うこと、尊重し合うこと、日常の生活が困難であろうとも結婚関係を解消しない、ことを誓います。<img class="size-medium wp-image-425 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/people-2595862_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/people-2595862_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/people-2595862_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/people-2595862_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/people-2595862_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><strong>結婚</strong>という行為が、教会で神様に永遠の愛を誓う、というものである以上、結婚指輪にも神の加護が宿っているのです。ですから結婚指輪に傷がついた、ちょっと古くなったから、などの理由で結婚指輪を新しく買い直すとことはできません。</p>
<p>またフランスでは結婚指輪をしている、していない、というのは重要な社会的ステータスの指標となっています。結婚指輪をしていることによって、少なくとも真面目な恋愛をしようと思って言い寄ってくる人の数は激減します。</p>
<p>もし結婚指輪を外した既婚男性がいたら、パートナーの女性から「浮気をしたいのかな」と疑われてしまうことでしょう。</p>
<p>そんなフランス人から見ると、既婚の日本人カップルが結婚指輪をしない、というのは結婚を神聖なもの、マジックなものと見ていない表れ、と映るようです。また日本人はそのようなことを意識していないにしても、それは別の人との関係が始まってしまっても構わない、ことを社会的にアピールしているようにも見られてしまいます。</p>
<p>今日フランス人の多くは敬虔なクリスチャンではありません。そうであるのにも関わらず、長い宗教的伝統が息づいているのが結婚です。フランス人にとっては、今日でも結婚指輪には特別な価値があり、それをつけないという選択肢はありえません。</p>
<p>この宗教的伝統が重すぎて結婚をしない人がいる、といっても過言ではありません。</p>
<h2>フランス人と婚約指輪</h2>
<p>では婚約指輪についてフランス人はどのように考えているのでしょうか。ここで婚約指輪の歴史的由来を手短いに振り返ってみましょう。</p>
<p>婚約指輪の歴史的起源はエジプト、もしくはそれ以前にさかのぼると言われていますが、婚約指輪の風習が正確にいつ始まったのかについてはわかっていません。確実なのは、ギリシャ、ローマ時代にすでにヨーロッパには婚約指輪が存在していた、ということです。 <img class="size-medium wp-image-431 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/mythology-1099255_1920-300x235.jpg" alt="" width="300" height="235" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/mythology-1099255_1920-300x235.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/mythology-1099255_1920-768x602.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/mythology-1099255_1920-1024x802.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/mythology-1099255_1920-728x570.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>この頃、シンプルな鉄の輪を左手の薬指につける習慣が生まれました。当時の人々は迷信によって、左手の薬指が心臓、つまりハートと直接的に血脈によってつながっていると考えていました。</p>
<p>中世に入ると、婚約指輪は、鉄製からシルバー、ブロンズ製へと変化しました。また宝石なども加えるようになりました。ダイヤなどの貴金属が婚約指輪に使われるようになったのは15世紀ごろのことでした。</p>
<p>その結果、指輪の細工は次第に手の込んだものとなっていきました。当時ダイヤは夫婦関係の調和を意味していましたが、ダイヤを持つのは貴族階級に限定されていました。</p>
<p>16 世紀に入るとヨーロッパ社会は大きく変わっていきました。中世が終焉し、現在の国を単位とした社会の雛形が誕生しつつありました。ヨーロッパ人は世界各地へと拡大し、貿易によって豊かになっていきました。</p>
<p>しかしながら当時はまだ身分制社会が支配していました。宝石などの高価な品は社会的身分を表象するもの、と考えられていたために、当時の商人はいくらお金を持っていても、ダイヤを身につけることはできなかったのです。</p>
<h2>女性が望む婚約指輪</h2>
<p>幸いなことに、現在日本でもフランスでも、私たちは自分が好む婚約指輪を選ぶことができます。ではフランス人女性はどんな婚約指輪を好むのでしょうか。</p>
<p>最近貴金属会社が行ったアンケートによれば(Vashi.fr)、フランスで人気の婚約指輪の型はダイヤモンドの一粒型です。これはヨーロッパでは中世以来の伝統でありますが、現代フランス女性は、アメリカ発のロマンチックな映画、ドラマの影響を受けてこのタイプの指輪が好みなんだそうです。</p>
<p>あるアンケートによれば、50パーセント以上のフランス人女性が一粒ダイヤを欲しい、と答えています。また70パーセントのフランス人女性は、一粒ダイヤの周囲には小さいダイヤが埋め込まれたものが良い、と答えています。</p>
<p>ただ一粒ダイヤについては、サイズよりも質にこだわる傾向が強く、56パーセントのフランス人女性はカラット数が大事とも答えています。宝石の形はそれをつけるフランス人女性の年齢によって変化します。</p>
<p>また婚約指輪の好みは国によっても異なります。イギリス人女性ははビンテージ風のデザインの婚約指輪を好みますが、多くのフランス人女性はコンテンポラリーデザインを好みます。また45歳を過ぎたフランス人女性は長方形のダイヤを好むとか。</p>
<p>日本の女性の75パーセントはダイヤの婚約指輪が欲しいと答えており、ダイヤモンドへの憧れはフランス以上です。日本の傾向は、広告、マーケティングの影響とも考えられます。</p>
<p>日本人女性もフランス人女性同様に「素材」が大事と考え、「劣化や偏食がなく」「永遠の輝きがあること」を重視します。また大半の日本人女性は一粒ダイヤモンドとプラチナの婚約指輪を求め、周りにダイヤが埋め込まれているかどうかについてはこだわっていません。</p>
<p>ただ最近若い日本人女性は一粒ダイヤモンドとは一風異なる婚約指輪を欲しがるケースも増えているそうです。彼女たちはセンターにボリュームのあるファッション性の高いデザインを好む傾向があるそうです。</p>
<h2>婚約指輪に使われる宝石に込められた意味</h2>
<p>フランスではダイヤ以外の石も婚約指輪として使われます。ここではメジャーな石に込められた意味合いについてご紹介します。<img class="size-medium wp-image-432 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ring-1665611_1920-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ring-1665611_1920-300x225.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ring-1665611_1920-768x576.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ring-1665611_1920-1024x768.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ring-1665611_1920-728x546.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<h3>ダイヤモンド</h3>
<p>ダイヤモンドは、純粋さ、永遠さの象徴です。ダイヤモンドのメリットとしては、どんな洋服、他の宝石ともマッチするところです。色のついた貴金属だとそういうわけには行きません。</p>
<p>ダイヤモンドの質は４つの基準（サイズ、重さ、純度、色、これらを合わせてカラットと呼ぶ）によって測定します。</p>
<h3>サファイヤ</h3>
<p>美しい青が際立つサファイヤは、忠誠心、豊饒さを象徴します。ダイヤと並んで、サファイヤも世界で最も人気のある石として知られています。</p>
<p>フランスではサファイヤを使った婚約指輪の人気が近年高まっています。それはイギリスのウイリアム王子がケート・ミドルトン王妃への婚約指輪として、ダイヤモンドが周りに散りばめられた18カラットの目がくらむようなサファイヤの指輪をプレゼントしたからです。</p>
<p>この指輪はもともとダイアナ元王妃の婚約指輪でした。時価660万円ほどのものです。ダイアナ元王妃の婚約指輪は当時物議を醸し出したそうです。それはこの指輪がオーダーメイドではなく、宝飾店のカタログに掲載されており、誰でも買えるものだったからだそうです。そのためこの指輪はイギリスの上流階級からは不評でした。</p>
<p>それでもダイアナ元王妃が気に入ったためこれが彼女の婚約指輪となりました。このようなところがダイアナ元王妃が庶民から人気があった秘密かもしれません。そして今日でもこの指輪を注文することができます。</p>
<p>サファイヤの指輪の値段はその色によります。青色の鮮度が高いほど、サファイヤの値段も高くなります。</p>
<h3>エメラルド</h3>
<p>エメラルドは豊穣と希望のシンボルです。緑色を好む人に人気の意思です。エメラルドは宝石の中では最も脆弱なものです。ショックに耐えるために、形はラウンドではなく、オバールで細長くなっています。</p>
<h3>ルビー</h3>
<p>ルビーは幸福と情熱を意味します。ヨーロッパにおいてルビーとは権力の象徴として知られてきました。ルビーは最も珍しい石の一つで、他の石よりも相対的に値段が高価です。</p>
<p>これがフランスで一般的な婚約指輪の実寸です。なかなかボリュームがあり、一般的に日本人が考える婚約指輪よりも大きいことがわかります。フランス人女性にとっての婚約指輪の重要性が伝わってきます。<img class="size-medium wp-image-426 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/taille-diamants-300x197.jpg" alt="" width="300" height="197" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/taille-diamants-300x197.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/taille-diamants.jpg 587w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ではフランスでは婚約指輪にどのような金属を使うのでしょうか。フランス人女性は、一般にイエローゴールド、ホワイトゴールド、プラチナから選びます。</p>
<p>相手の女性にサプライズで婚約指輪を送ろうと考えるフランス人男性は、以下の手順で婚約指輪の金属を選ぶそうです。</p>
<p>まず相手の女性がすでに持っている指輪を観察して、イエロー系かシルバー系か見極める。それによって、その女性がどちらの色が好みなのかがわかります。</p>
<p>もし相手の女性がイエローゴールド系の指輪を持っている場合は、イエローゴールドにする。反対にシルバー系の指輪を持っていた場合には、ホワイトゴールドかプラチナかを選ばなければなりません。</p>
<p>ホワイトゴールドとプラチナは以下の次の３つの点で異なります。</p>
<p>ホワイトゴールドは全く自然のものとは言えません。それは75%のイエローゴールドと２５%の金、ネッケル、鉛でできています。比べてプラチナは95パーセント純粋なプラチナです。貴金属としての純粋さにおいては、プラチナが金に勝ります。</p>
<p>またホワイトゴールドは75パーセントのイエローゴールドでできているため、数年経つと金属がくすんできます。白さを維持するためには、数年ごとにお手入れをしなくてはなりません。酸化、シルバーの光を保つのにはプラチナの方が有利です。なぜならもともとの色がシルバーなので、経年劣化がありません。<img class="size-medium wp-image-419 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sparks-692122_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sparks-692122_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sparks-692122_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sparks-692122_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sparks-692122_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>プラチナの濃度が金以上ということは、プラチナの方が引っ掛け傷などにも強い、と言えます。デメリットはプラチナの方が希少なため、値段が上がります。金に比べると30から40パーセント高くなります。</p>
<p>ちなみに日本人女性の大多数はプラチナを好みます。</p>
<p>最後に婚約指輪の予算について。これは日本でもフランスでもプレゼントする男性にとっては一番大きな問題です。では彼らは婚約指輪の予算にいくらかけるのでしょうか。</p>
<p>婚約指輪の値段は、石、指輪に使う金属の種類、自分の予算と相談して選ぶしかありません。</p>
<p>そして指輪の型によって異なってきます。できるだけ高いものを買う、というのではなく、相手の期待に沿ったものである必要があります。</p>
<p>フランス男性の婚約指輪にかける予算は、平均で１ヶ月か２ヶ月の給料に相当するとされます。日本の平均は男性側の給料の１ヶ月相当です。平均して、フランス人男性の方が婚約指輪にかける予算が多いことが理解されます。</p>
<h2>終わりに</h2>
<p><strong>フランス人</strong>の結婚指輪、婚約指輪事情について紹介しました。</p>
<p>日本とフランスでの大きな違いは、結婚指輪です。日本人の新婚カップルは平均でも結婚指輪に24万円かけています。それなのにあとで結婚指輪をつけなくなってしまうというのはなんだかもったいないことに思えます。</p>
<p>結婚したフランス人カップルにとっては、結婚指輪をつけることが原則です。それは愛が神聖なことの証、そして結婚していることを社会に示す指標です。その点では彼らはキリスト教の伝統に忠実でありつづけています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>参考文献</p>
<p><em>Le journal du marié : Comment choisir une bague de fiançailles ? </em></p>
<p>先輩花嫁に聞く：婚約指輪と結婚指輪に関する調査：堅実派の今どきカップル、価格は控えめでも素材重視　産経ニュース　２０１５年５月１３日</p>
<p>橋下明彦「自販機で買える結婚指輪」が登場！加速する今どきの「自分たちらしさ」</p>
<p>mariage.fr La messe de mariage</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>フランス人男性との恋愛で必要なもの：良い趣味　(le bon goût)</title>
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		<pubDate>Sat, 22 Sep 2018 10:04:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[男性]]></category>

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		<description><![CDATA[フランス語の愛(amour)という言葉には、友人、家族、見知らぬ人をも介した幅広い人間関係に関わるあらゆる種類...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>フランス語の愛(amour)という言葉には、友人、家族、見知らぬ人をも介した幅広い人間関係に関わるあらゆる種類の愛が含まれます。もちろん<strong>恋愛</strong>も愛の一部です。</p>
<p>とは言っても恋愛は、友情、近隣関係、国際的な援助、師弟関係、親子関係とは異なります。</p>
<p>古今東西、恋愛には神秘性がつきものです。恋愛には「なぜあの人がこの人と？」という理性では推し量れない側面があるからです。恋愛のことを英語で化学反応（chemical reaction）というのはそのためです。説明のできない抗えない力が、恋する二人に働きます。</p>
<p>しかしどうしたら神秘的な出会いにたどり着くのかなどと説明することは不可能です。しかし、恋愛に特有の神秘性が何でできているのかについて考えてみることで、恋愛へ一歩近づくことになります。</p>
<p>ここではフランス的恋愛の神秘性への扉を開く「良い趣味」についてご紹介します。</p>
<h2>フランス人は一般に合理的</h2>
<p>フランス革命の一面は、科学主義の宗教に対する戦いでした。フランスを旅されると修道院の装飾などが破壊されていることを見かけますが、それはこの革命期の名残です。</p>
<p>フランス革命後の宗教に変わって、理性が人々の倫理基準、判断基準となりました。地球の始まりはアダムとイブの伝説か進化論か、この問題はアメリカなどでは現在でも終わりを見ない論争となっています。</p>
<p>しかしフランス人は進化論が誕生する以前から科学を信奉することを選んだのです。フランス人を知るようになると彼らが大変理性的に物事を考えることがわかります。それは彼らが小さい頃からこの合理主義、理性を重視した教育を受けた結果です。<img class="size-medium wp-image-404 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>もちろんカトリック教の影響が全く消滅してしまったわけではありません。フランスの革命派がカトリック教の伝統を破壊したときそれに一番反対したのは伝統に慣れ親しんできた国民でした。その結果ナポレオンは「大多数のフランス国民の宗教」としてカトリック教を復活させます。</p>
<p>しかし今日ではカトリック教を固く信じるフランス人は少数派になりました。それが端的に現れるのが自分の死後どうしたいかと尋ねた時のフランス人の反応です。</p>
<p>「お墓なんかいらないから灰を海に捨ててくれ」というフランス人が結構いるのです。それもまだ死について現実的に考えられない若いフランス人からではなく、もう終活を始めなければならないような年齢のフランス人が、です。</p>
<p>確かに合理的に考えれば、宗教、つまり死後の世界を信じていないのであれば、人間は死後消滅する、ということになってしまいます。フランス人の合理主義というのは半端なものではなく、徹底していると日本人が感じる瞬間です。</p>
<p>私たち日本人は普段の日常生活ではあまり宗教とかかわっていません。結婚式を教会で上げたいというのは多くの日本人女性の憧れですが、それはキリスト教を信奉しているからではありません。</p>
<p>そうは言っても多くの日本人は自分の家族が亡くなったり、また自分が年をとったとき、やはりなんらかの形で宗教にすがるのではないのでしょうか。その証拠に一般的に日本人は先祖の宿るお墓の管理を重視します。この点はフランス人と大きく異なる点です。</p>
<p>では少し想像してみてください。この合理主義に貫かれた社会に身を置いたらどんなものだろうかと。</p>
<h2>フランスの合理主義は権威主義を育む</h2>
<p>それまで仲がいいと思っていた人が急に自分に背を向けるようになった。また、それまでそんなに仲が言い訳ではなかった人が急に親しげに近づいて来るようになった。</p>
<p>合理主義が行き渡った社会でこのようなことが起こったとき、人は少し戸惑いを覚えると思います。そして直接的に相手との間に直接的な原因がなかった場合、私たちは相手が得か損かで自分に対する対応が変わったのではないか、と想像したくなるでしょう。</p>
<p>例えばこれまで全く自分に対して無関心だったフランス人が急に親しげになった。よく話してみると「近々日本に来る」ことがわかったなど・・・のことはフランスでは割と日常茶飯事です。</p>
<p>また合理的に行動する、ということは現存の社会的ヒエラルキー、権威主義を助長しやすい側面もあります。例えば自分の利益を守るためには、上司にもペコペコしたほうがいいと判断します。</p>
<p>合理主義、計算、理性が支配する社会、つまり自分の周囲との人間関係が利害関係を基調としたものであるとき、フランス人が唯一非合理な自分に戻れるのが、恋愛です。<img class="size-medium wp-image-403 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-300x198.jpg" alt="" width="300" height="198" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-300x198.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-768x507.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-1024x676.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-728x481.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>一般に人は計算して、恋愛するわけではありません。思いもかけない時に石につまずいて転ぶように恋愛が始まります。その結果、特に女性以上に理性的な傾向が強いフランス人男性にとって、恋愛をすることによって、やっとそれまで彼をがんじがらめにしてきた重たい理性の鎖から解放されるのです。f</p>
<p>このような社会だからこそ、フランス人女性以上に合理的な考えをする<strong>フランス人男性</strong>の人生にとって、恋愛はとてつもなく重要な意味を持つのです。</p>
<h2>フランス的恋愛の神秘性</h2>
<p>フランス人は恋愛に神秘性を求めます。なぜだかわからないけどその相手に魅かれてしまう。その相手を唯一無二のパートナーとして選ぶ。そのような場合、上に書いた権威主義、社会階層などは全く意味を持たなくなり、フランス人は全てを犠牲にしても恋愛に走ることがあります。そしてそれについて、周りのフランス人も理解を示します。</p>
<p>ではその神秘性とは何なのでしょうか。それは誰にもわからないものです。サン・テグジュペリの「星の王子さま」はこの愛における神秘性についての話です。</p>
<p>星の王子さまはなぜあのわがままな赤いバラの世話をして、手名付けたのでしょうか。そこに合理的な理由はありません。でもそれが愛で、それは目に見えないものであることは確かです。<img class="size-medium wp-image-401 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>しかしフランス人が恋愛に神秘性を求める、というのは相手のことがわからないから神秘的というのとは異なります。</p>
<p>日本では相手の男性が真剣にコミットしてくれるまで、つまり結婚するまで、女性は自分を完全には明け渡さない方がいい、というようなことを言います。そのような視点からみれば、フランスではコミットメントをする前に、旅行に一緒に出かけたり、バケーションを過ごしたり、同棲したりして、全て手の内を明かしてしまうように思えるかもしれません。</p>
<p>同棲をして朝起きたばかりのノーメークですっぴんのところも見られ、もしくはトイレに行くところもあらかじめ見られてしまいます。そのような日々の生活の場面を隠して、自分を神秘的に演出する、ということは恋愛にとって必要なことですが、ここで問題としている愛に内在する何か神秘的なもの、とは意味を異にします。</p>
<p>結婚した後の日常生活においてこそ恋愛感情を持続させなくてはならない、と考えるフランス式恋愛において、神秘的なものが結婚後も二人に付いて回ることになります。</p>
<p>多くの結婚した日本人のカップルは、二人をつなぐものは子供だろう、子はかすがいと言うでしょう、と答えるでしょう。フランス人にとっても子供はもちろん大切ですが、子供が存在したとしても、相手との間に愛がない場合には離婚に発展します。また現在の夫よりももっと素敵な人から告白されて、家族を捨ててその男性を選ぶフランス人女性もいます。</p>
<p>フランス人は、子供ではなく、カップルとしての二人の中に内在するものの中から、永遠に二人をつなぎとめる「何か」を探そうとします。</p>
<p>その「何か」を支えるのは会話です。フランス人男性にとって、パートナーとの会話はとても重要です。それも日常生活の、ここに何がある、あそこに何がある、ということではなく、自分の内的世界に関わることについて会話することを好みます。</p>
<p>これは教養のあるインテリのフランス男性、女性だけのことではありません。教養とは直接関係のない仕事をしているフランス人男性、女性にも、文学が好きだったり、映画が好きだったり、音楽が好きだったり、スポーツが好きだったり、と色々あります。そんな趣味の話が二人を神秘的な関係へ導いてくれることもあります。</p>
<p>愛に宿る神秘性とは、ファッション、コスメなどの外見に関するものではないのです。</p>
<p>恋愛を発展させるには、お互いの趣味がマッチすることも重要です。趣味とは、何が好きか、衣服、飲み物、食べ物、食材から文房具、住居、そして生き方で何を重視するか、といった哲学的な問題まで網羅します。</p>
<p>そのような選択が全てある種の美意識に貫かれていれば、その人は洗練された人、ということになります。</p>
<h2>「良い趣味」とは何か。</h2>
<p>これらのこまごまとしたものを見る目を総合したもの、もしくはそのエッセンスをフランス人は「良い趣味」(<em>le bon go</em><em>ût, good taste)</em>と呼びます。</p>
<p>良い趣味というのは18世紀にフランスの宮廷から派生して、ヨーロッパの上流階級全体に波及した感性を指します。当時の人が書いた書物を読むとおしなべて「良い趣味」について言葉で説明することはできない、と書かれています。</p>
<p>「良い趣味」とは物、文学、態度、人間関係などあらゆることを指しました。日常生活から社交生活まで、建築、絵、料理、会話、壁紙、内装、衣服、文学、言葉遣いなどに関わることに関してヨーロッパの上流階級の人々はこの良い趣味を意識して、自分の生活環境を整えたり、マナーを身につけるようになりました。<img class="size-medium wp-image-406 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-300x206.jpg" alt="" width="300" height="206" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-300x206.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-768x528.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-1024x704.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-728x501.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>フランス人のライフスタイル、ファッションなどが世界的に注目されるのは、フランス人がこの「良い趣味」の伝統の発祥地だからです。フランス革命によって一時的に追いやられた王室の伝統でしたが、その後復活し、現代まで続くフランスの文化的伝統となりました。</p>
<p>「良い趣味」の反対は「グロテスク」です。いわゆるグロいものです。例えばドイツやスペインの美術の一部には、グロテスクを強く求める傾向が見られます。それは革命を経てもなお正統な王室文化として「良い趣味」を継承するフランス文化に対する反発とみなすこともできます。</p>
<p>しかしフランスではあくまでも革命後も正統な美意識が続きました。そのような文化土壌において「良い趣味」とは美しいもの、美しい人（立ち居振る舞い、身なりなど）、美しい文化に触れることによって育ちます。</p>
<p>パリが美しいのはそのような「良い趣味」が街のいたるところにあるからです。そしてパリに住む人々は、日常の美しい経験から、自分自身にとって美しいものとそうではないものを見分ける目を育てていきます。</p>
<p>何を食べるから、どのような器で食べるか、何を着るか、何を履くか、どこへ行くか、何をして働くか、まで一つ一つ自分で丁寧に決断を下していかなくてはなりません。その際「美」を基準に選択することが要となります。</p>
<p>これは単に美しいもの好き、という意味ではありません。美しいものは快適さをもたらしますし、幸福感を増長します。</p>
<p>同時に美しいものには倫理感が伴い、見るひと、触れる人の人としての、道徳的、倫理的向上にとっても意味がある、と考えられています。</p>
<p>毎日できるだけ美しいものに触れるように努力すること、そして自分の日常生活にも美しいものを取り入れようと配慮すること、その小さな選択の積み重ねによって、長い時間をかけてその人の全人格的な「良い趣味」へと繋がっていきます。</p>
<h2>「良い趣味」がきっかけとなったあるフランス人女性の出会い</h2>
<p>実は恋愛においても「良い趣味」はとても重要です。「良い趣味」を支える美的感覚はある種の倫理観に支えられ、「良い趣味」はそのままこの人！と見極められる臭覚となり得ます。その結果「良い趣味」が神秘的な愛への扉を開くきっかけとなることもあるのです。</p>
<p>フランス語には地下鉄、仕事、夜寝に帰る（métro boulot dodo）という言葉があります。この表現は、毎日変わりばえをしない職場と家の往復ばかりという、あまり楽しくない、単調なパリでの生活を指します。</p>
<p>パリの地下鉄に乗ったことのある日本人ならご存知かと思いますが、はっきりいってパリの地下鉄には暗いイメージがあります。</p>
<p>そこに乗っている人々は仏頂面をして人間的な側面を全く見せません。それは見せてしまったらどんな厄介なことと関わりを持つようになってしまうかもしれない、と用心しているからです。</p>
<p>ところがそんな場所も出会いの場所です。モニカにとっては格好の出会いの場となったのです。</p>
<p>モニカはパリにある会社で秘書として働いています。パリ郊外に住んでおり、毎日片道45分も地下鉄に揺られて職場まで通勤します。45分というのは長いので、なるべく地下鉄の車両内では席を確保し、音楽を聞きながら小説を読むことにしています。</p>
<p>ある日いつもと同じように車両に座って音楽を聞いていると、周りの乗客たちが彼女を見てニヤニヤしていることに気づきました。そしてモニカはイヤフォンを取ると、その時初めて車内放送が彼女に向けられていることに気づきました。</p>
<p>「ルイ・アラゴン（フランスの作家の名前です）は<strong>恋愛</strong>について次のように書きました。『学習してから人生を生きようとしても、それでは遅すぎる。』僕は生きていくために無駄な時間をかけたくありません。だからあなたについて知りたいのです。毎朝7時55分に同じ車両に乗っているあなた、仕事帰りに僕といっぱいワインを飲みませんか。あなたはいつも車両の最後尾に立っています。そうあなたです。かわいい若い女性、褐色の髪の毛で、長い赤いオーバーを着て、小さな茶色いバッグを持ったあなた・・・・」</p>
<p>それはモニカのことでした。モニカは急いでそれまで自分が読んでいた本を取り出して、その本に次のように殴り書きしました。「ちょうどそのパッセージを読んでいたところ」と。そして自分の携帯電話の番号を書き添えました。</p>
<p>その時のモニカの状態は「私の体だけが自然に動いて、脳はあたかも眠っているかのようだった」そうです。</p>
<p>地下鉄が終点に着くとモニカはその本を持って地下鉄の運転手のところまで行きました。相手をちらっと見て、本を手渡して、そして即座にそこから立ち去りました。同じ日の夕方に二人は出会い、恋に陥りました。</p>
<p>そしてその晩からモニカの人生は変わりました。モニカには当時婚約者がおり、結婚の日取りも決まっていましたが、地下鉄の運転手、ヴァンサンに一目惚れしてしまったのです。</p>
<p>モニカがヴァンサンを好きになったのは、それは外見が好みだったからだけではありません。ヴァンサンとは不思議と気が合いました。二人の感性が似ているため、二人は同じ本を読んでおり、話が通じました。</p>
<p>後にヴァンサンはなぜ彼が地下鉄の車両内のアナウンスを利用したのか、について次のように説明しました。<img class="size-medium wp-image-405 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>それはある小説がきっかけでした。「この女性主人公の生きかたを知ってあなたに近づこうと思ったのです。生きるためには勇気を持たなければいけない。特に人を愛するときには勇気が必要。あとで後悔しないためにも。」そしてその小説をモニカに手渡しました。</p>
<p>モニカもその小説を読みました。それはとても美しい愛のストーリーで、愛する自由、愛する勇気について書かれていました。モニカも婚約者と別れる決心をし、一目惚れをしたヴァンサンと一緒に生きていくことを選択しました。</p>
<p>モニカとヴァンサンを一目見るなり「ビビビ」ときたのですが、二人の関係はそのレベルにとどまりませんでした。その「ビビビ」はさらにその奥にある二人が共有できる「良い趣味」で彩られた精神世界への扉となったのです。彼らにユニークな外面、内面的な要素が融合して、神秘的な出会いとなったのです。</p>
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