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	<title>フランス人 &#8211; フランスシャポー</title>
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	<description>パリ移住経験のあるルバンがフランスの情報をお届けします。</description>
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		<title>５つのグラフから読み解くフランス人の異性婚、同性婚の特徴ー結婚離れが進むー</title>
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		<pubDate>Sun, 23 Jun 2019 13:36:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス発ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[特徴]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[ここではフランス人の最新の結婚事情（2017年）について５つのグラフから読み取れる最新の特徴をお伝えします。 ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>ここではフランス人の最新の結婚事情（2017年）について５つのグラフから読み取れる最新の<strong>特徴</strong>をお伝えします。</p>
<p>結論から言えば、パックスに押されて、フランス人の同性婚を含めた結婚数は減少傾向が続いています。</p>
<h2>１）同性婚を含めても、結婚するフランス人の総数は減少傾向にある</h2>
<p>2012年以来フランスでは結婚する人の数が減少し続け、2016年は最低数を記録しました。<img class="size-medium wp-image-1224 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin1-mariage-300x161.png" alt="" width="300" height="161" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin1-mariage-300x161.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin1-mariage-728x390.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin1-mariage.png 738w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>それから1年経った2017年は結婚する人の数はやや持ち直したものの、結婚するフランス人が減少しつつある、という一般的な傾向には歯止めがかかっていません。</p>
<p>結婚とは、正確には、役所に婚姻届を提出したカップルの数を指します。</p>
<p>2017年フランスでは226.671件の異性間の結婚、そして7244件の同性間の結婚が執り行われました。</p>
<p>結婚が減少傾向を続ける理由としては、フランス人が結婚以外の関係を選択することが増えたからです。下のグラフを見ると結婚をやめてパックス（PACS)を選ぶ人が増加しています。</p>
<p>2017年には186.000件のパックスによるカップルが誕生しましたが、その割合は結婚の80パーセントに迫る勢いです。<img class="size-medium wp-image-1250 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin2-pacs-300x223.png" alt="" width="300" height="223" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin2-pacs-300x223.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin2-pacs-768x570.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin2-pacs-728x540.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin2-pacs.png 780w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>結婚とパックスを合計すると以前は優勢だった事実婚（ユニオンリーブル）を上回っています。</p>
<p>まったく何もしないで同棲するのではなく、何らかの枠組みのもとで関係を育みたい、と考えるフランス人が多いことがわかります。</p>
<p>つまりいわゆる「フランス婚」（事実婚）が本国フランスでそれほど人気が高いわけでもない、ことを示しており、フランス人のある種の安定志向が読み取れます。</p>
<h2>２）男性同士の同性婚の７パーセントのフランス人カップルでは、二人の年齢差が20歳以上に及ぶ</h2>
<p>2017年に7244件の同性婚が祝福されました。これは前年度をわずかに上回った数字です。<img class="size-medium wp-image-1247 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin6-differencesgay-300x227.png" alt="" width="300" height="227" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin6-differencesgay-300x227.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin6-differencesgay-768x580.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin6-differencesgay-728x550.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin6-differencesgay.png 796w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>同性婚が合法化された2013年以来フランスでは、これまでに合計4万組の同性婚カップルが誕生しました。</p>
<p>その中の男女の比率は男性間の同性婚が21.000件、女性同士の同性婚が19.000件です。</p>
<p>男性の同性婚の数が上回ってはいるものの、それほど差がありません。</p>
<p>先日テレビの対談でピーコさんのボーイフレンドが20歳以上年下の若い男性だ、と話されているのを聞きましたが、フランスでもそうした年齢差の離れた同性婚のカップルが目立つ特徴となっています。</p>
<h2>３）フランス人の結婚は晩婚化している</h2>
<p>過去20年の間にフランス人の結婚年齢は5歳以上も遅くなりました。1997年にはフランス人女性は平均30歳で結婚しましたが、現在フランス人女性の平均結婚年齢は35歳と晩婚がなりました。<img class="size-medium wp-image-1226 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin３-differences-300x233.png" alt="" width="300" height="233" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin３-differences-300x233.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin３-differences-768x596.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin３-differences-728x565.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/achin３-differences.png 790w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>フランス人男性の結婚年齢はかつては32歳だったのが、現在では38歳まで上がりました。</p>
<p><strong>結婚</strong>年齢が上昇すると、すべての人生のイベントも遅くなっていく傾向があります。</p>
<p>カップルとして成立するのが遅いと、別れるのも遅くなります。フランスでは同棲をせずに結婚するカップルというのがほとんどいません。</p>
<p>またパックスを交わした後で結婚に移行するカップルもいます。</p>
<p>何年か共同生活をしてカップルとしての適正を見極めてから、結婚に踏み切るカップルもいます。そうなると、必然的に子供を産む年齢も遅れていきます。</p>
<p><strong>同性婚</strong>をする男性の平均年齢は44.3歳、女性は39.3歳とこちらは異性どうしの結婚の平均年齢をさらに上回る結果となっています。</p>
<p>このように今日のフランスにおいて晩婚は一大特徴と言ってもいいでしょう。</p>
<h2>４）３組の内２組の結婚で、女性が男性よりも若い</h2>
<p>多くのカップルでは、女性が結婚相手の男性よりも年齢が若いという特徴はこの20年以来変わっていません。1997年に女性は平均で２．５歳若かったのですが、2017年も２．６歳とほぼ横ばい状態です。</p>
<p>一方、男性のほうが女性よりも若いカップルは全体の23パーセントで、１２パーセントのカップルは同い年です。これらの特徴も1997年以来変わっていません。</p>
<p>また年齢差の離れたカップルの割合も横ばい傾向が続いています。１０歳以上歳の離れた男性と結婚する女性のカップルは10パーセント、１０歳以上女性が男性よりも年上の結婚は２パーセントにすぎません。</p>
<p>フランス人は自由恋愛を楽しむというイメージがありますが、実際にはフランス人は子供を産めるか産めないか、産むか産まないかを見極めてからパートナーを選んでいることが読み取れます。</p>
<h2>５）異性婚よりも同性婚のほうが、パートナー間の年齢差が拡大傾向にある</h2>
<p>同性婚では配偶者間の平均年齢差が６．1年と異性婚の４．３歳を上回ります。<img class="size-medium wp-image-1251 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin5-hogays-300x236.png" alt="" width="300" height="236" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin5-hogays-300x236.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin5-hogays-768x603.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin5-hogays-728x572.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/bchin5-hogays.png 774w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>とりわけ男性どうしの同性婚のカップルでは、平均で７歳以上も年齢が離れています。</p>
<p>同性婚が合法化された2013年当初、男性のカップルで50才、女性のカップルで40才が同性婚の平均でした。</p>
<p>ところが４年だって同性婚に踏み切る年齢も下がってきています。</p>
<p>2017年現在、男性では平均で45才、女性では40才で同性婚に踏み切っています。これは同性婚が社会に根付いてきたことを示しているのではないでしょうか。</p>
<h2>最後にー日本の状況と比較して言えること</h2>
<p>総じて、社交的な国民性を持つフランス人は、結婚に背を向けつつも、人生を謳歌するにはパートナーの存在が不可欠だと考えています。</p>
<img class="size-medium wp-image-1232 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/hearts-37308_1280-300x195.png" alt="" width="300" height="195" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/hearts-37308_1280-300x195.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/hearts-37308_1280-768x498.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/hearts-37308_1280-1024x664.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/hearts-37308_1280-728x472.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/06/hearts-37308_1280.png 1280w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>フランスでも異性婚においては、男性のほうが女性よりも年齢が高いことが「ふつう」です。</p>
<p>それでも全般的に結婚が晩婚化しているため、女性が子供を産む年齢も上昇しています。</p>
<p>現在先進国の中では、フランスはアメリカとともに比較的高い出生率を保っています。この二つの国では合計特殊出生率が２で、これはなんとか人口を維持するだけの頭数の子供が生まれていることを意味します。</p>
<p>ちなみに日本は1.4で少子化傾向に拍車がかかっています。</p>
<p>フランスの例から読み取れることは、子供が生まれてからの負担を軽減する措置に加えて、不妊治療の財政的援助も少子化に歯止めをかけるための一案である、ということです。</p>
<p>ちなみに、フランスでは社会保障制度の中に制限回数付きの不妊治療が含まれるようになりました。</p>
<p>しかし今後<strong>フランス人</strong>女性の晩婚化がさらに進んだ場合、いくら不妊治療を促進しても、年齢的な理由から出生率に悪影響を及ぼす可能性も出始めるのではないでしょうか。</p>
<p>同性婚において、フランス人のカップル事情は子供を持つことを前提とした異性婚よりも自由である、という結果が出ました。</p>
<p>それは平均すると、同性婚の平均年齢が異性婚のそれよりも遅いという点に端的に現れています。またパートナー間の年齢差も同性婚の方が異性婚よりも大きいという特徴があります。</p>
<p>これらの同性婚の傾向は、子供ではなく、純粋に人生の最前のパートナーを選び取った結果を示していると言えるのではないでしょうか。</p>
<p>生涯を共にする、と思えるようなパートナーをフランス語でhomme de sa vie, femme de sa vieと言いますが、そのような相手に巡り合うためには、ある程度の人間的成熟が必要になることを示しているのではないでしょうか。</p>
<p>20才以上の年齢の開きがある男性の同性婚のカップルにしても、どちらか一方の人間的成熟度がカップルのバランスの決め手となっていると考えられます。</p>
<p>現在日本でも比較的年齢の高い層の人たちの婚活もあたりまえになりつつありますが、その背景には人間的成熟度に焦点を当てたパートナー探し、といった側面もあると思います。</p>
<p>25才で求める相手と35才で求める相手は多少異なるかもしれませんが、40才を超えたパートナーの場合、その違いはさらに際立っていきます。</p>
<p>40才を過ぎれば、それ以下の年齢に比べ、人生における取捨選択がある程度明確になっているため、自分が望むパートナー像も明確化しています。</p>
<p>しかし、酸いも甘いもかみわけた成熟した女性は子供を産みにくい年齢に達している、というジレンマがあります。</p>
<p>そう考えると、多くのフランス人が若い頃に子供を持ちつつも、その後別れと出会いを繰り返す理由も透けてみえてきます。</p>
<p>子供かパートナーシップのどちらの充実を望むか。</p>
<p>現代のような変化の多い世の中で、一度の結婚で求めうるものをすべて同時に手中に入れられる人というのは、相当ラッキーな人だと言えるでしょう。</p>
<p>フランスフィガロ紙より　https://apc01.safelinks.protection.outlook.com/?url=http%3A%2F%2Fwww.lefigaro.fr%2Factualite-france%2F2019%2F02%2F26%2F01016-20190226ARTFIG00192-le-nombre-de-mariages-en-france-reste-historiquement-bas.php&amp;data=02%7C01%7C%7Cd6d7e2d7fd3349ca5b9508d6f21f58b0%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636962613788349421&amp;sdata=uJqwUzMykFMfN5X7ar2hQOxK4fdZhW8E4zAzgE6YdKg%3D&amp;reserved=0</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>フランス人は本当にケチ？ーフランス人のマネー事情と金銭感覚を紹介します</title>
		<link>https://francechapeau.com/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e4%ba%ba%e3%83%9e%e3%83%8d%e3%83%bc%e9%87%91%e9%8a%ad%e6%84%9f%e8%a6%9a/</link>
		<pubDate>Tue, 12 Feb 2019 01:19:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[マネー]]></category>
		<category><![CDATA[金銭感覚]]></category>

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		<description><![CDATA[今回は昨今のフランス人のマネー事情と金銭感覚についてご紹介します。 昨年からフランスでは、全国的規模の黄色いベ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>今回は昨今のフランス人の<strong>マネー</strong>事情と金銭感覚についてご紹介します。</p>
<p>昨年からフランスでは、全国的規模の黄色いベスト・デモが猛威を奮っています。このデモの詳細については別に紹介しました。</p>
<p>ここではこのデモがきっかけとなって、マスコミ（ル・モンド紙）が取り上げたフランス人庶民のマネー事情と、それに対する有産階級の反応についての記事をご紹介します。</p>
<h2>黄色いベスト・デモの発端</h2>
<img class="size-medium wp-image-888 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/crowd-1294991_1280-300x150.png" alt="" width="300" height="150" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/crowd-1294991_1280-300x150.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/crowd-1294991_1280-768x384.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/crowd-1294991_1280-1024x512.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/crowd-1294991_1280-728x364.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/crowd-1294991_1280.png 1280w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>自動車に装備することを義務付けられた「黄色いベスト」を着て、黄色いベスト・デモに参加したフランス人たちは、現状の生活の苦しさを強く訴えました。このデモの根幹にはフランス人庶民の生活の困窮化という問題があったのです。</p>
<p>しかし家賃や光熱費が支払えない、日常生活が送れないほど生活に困窮している、という訳ではありませんでした。</p>
<p>もちろん失業者、ホームレスなど、社会生活から完全にリタイアしてしまった人も黄色いベスト・デモに参加しました。しかしこれらの人々のみの参加だけでは、黄色いベスト・デモがここまで大規模化することはありませんでした。</p>
<p>黄色いベスト・デモの主張の中でよく言われたことがあります。それはデモ参加者の多くが給料をもらっていること、しかし彼らはそれから２週間後には口座にマネーがなくなっており、それから月末までなんとかやりくりするのがとても大変だ、という不満です。</p>
<p>黄色いベスト・デモ参加者の多くが全く社会から阻害された人々ではなく、一応中産階級に属している人たち、と言われるゆえんです。</p>
<p>そうした「切り詰めた」生活を強いられていたところに、マクロン大統領による燃料税の値上げによって彼らのマネー事情はさらに追い込まれた、と言われています。</p>
<p>では黄色いベスト・デモに参加したフランス人庶民のマネー事情とは具体的にどのようなものなのでしょうか。</p>
<h2>共和主義的実力主義の終焉</h2>
<p>富裕層と庶民の経済格差が激しいイギリス社会と比べると、フランス社会は相対的に格差のない社会だ、と言われてきました。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-892 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/star-209371_1920-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/star-209371_1920-300x225.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/star-209371_1920-768x576.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/star-209371_1920-1024x768.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/star-209371_1920-728x546.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />その理由の一つは、フランス革命で貴族や教会などの土地が手頃な値段で市民に売却されたためです。その結果フランスでは小規模不動産を持つ小市民の数が増加しました。</p>
<p>これらの小市民たちというのは、自営農業従事者、公務員、小売業、職人などの人たちです。彼らは次第にフランス社会で中流層を占め、政治的力を持つようになりました。</p>
<p>イギリス社会のように大土地所有層である貴族やブルジョワのエリートが牛耳る社会とは異なっていたのです。</p>
<p>とりわけ19世紀末から、フランス社会はより流動的、民主的となり、男性市民に限って言えば実力主義が横行するようになりました。そしてその頃から、フランスでは全くの庶民階級のメンバーがエリート階級に上昇するためには３世代必要だ、と言われるようになりました。</p>
<p>例えば代々コルシカ島に羊飼いとして従事してきた家があったとします。平等な義務教育制度が整備された19世紀末以後、この家に生まれた子供は学校の成績が良ければ羊飼いの仕事を離れることができました。</p>
<p>例えば息子は学校の成績が良かったため、その後国家試験にも受かって公務員になったとします。さらにその子供も成績優秀な場合には、医者、弁護士などの職業についたり、政治家になったりする道も開けるようになったのです。</p>
<p>シラック前大統領はこのパターンで、大統領まで上りつめました。祖父の代は農家で、父親は小学校教師、そしてシラック前大統領は、パリ政治学院、国立行政学院を卒業して、パリの由緒ある有産階級の女性と結婚した後、大統領にまで上り詰めました。</p>
<p>このような社会上昇の原則を共和主義的実力主義と言います。この原則が機能していた1970年代ぐらいまで、<strong>フランス人</strong>庶民の間にはこれといった不平等感はありませんでした。</p>
<p>ところが1973年の石油危機ショック以後、経済成長が鈍化し、このような社会的上昇のシステムが次第に機能しなくなっていったのです。</p>
<h2>グローバル化の進展と中間層の経済的困窮化</h2>
<p>現在多くの先進国ではグローバル化による勝ち組と負け組の格差が社会問題化しています。もともと日本以上に階級社会のフランスですが、グローバル化によって勝ち組と負け組の格差は広がりました。</p>
<p>しかしフランスでは国家が税収入によって、富裕層とそうではない層の収入の調整を図っているために、日本と比べると相対的には経済、社会格差が少ないと言われてきました。</p>
<img class="size-medium wp-image-890 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/swan-2494925_1920-300x141.jpg" alt="" width="300" height="141" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/swan-2494925_1920-300x141.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/swan-2494925_1920-768x360.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/swan-2494925_1920-1024x480.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/swan-2494925_1920-728x341.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>そんなフランスで社会的閉塞感が強まっています。</p>
<p>フランスはもはやかつてのように、才能と努力で上に登っていける社会ではなくなったのです。共和的実力主義の終焉です。</p>
<p>とりわけいわゆる貧しい人ではなく、中産階級の貧困化が問題になっています。そのような状況で黄色いベスト・デモが勃発しました。</p>
<p>ル・モンド紙は、貧困化してしまった中産階級層の一例として、四人の子持ちの若い夫婦、アーノルドとジェシカの生活の実態と<strong>金銭感覚</strong>についてリポートしました。</p>
<p>家計は世帯主として夫が担当するのがフランス流です。アーノルド（夫）は、お給料の１ユーロ（125円程度）の動きにまで目を光らせて、家族のマネー事情を厳しく管理しているそうです。</p>
<p>現在26歳のアーノルドの一家はフランスの地方の公営住宅に住んでいます。２、３年前からどんなに節約しても、給料を受け取った後２週間たつと銀行口座が赤字になってしまうようになったそうです。</p>
<p>アーノルドと妻は生活が苦しくなったことをひしひし感じています。26歳と、同い年の妻のジェシカも四人の子持ちで主婦をしていますが、生活に疲れた表情です。</p>
<p>彼らは自分たちには購買力がない、と繰り返します。彼らには自分たちは節約をして暮らしているという強い自負心もあります。彼らの話から彼らの金銭感覚がしっかりしているように見えます。</p>
<p>実態はどうなのでしょうか。アーノルドは末っ子のおしめを変えた後で、生活費の内訳について大まかに説明してくれました。</p>
<p>アーノルドの給料は185100円（1493ユーロ）。それに113000円（914ユーロ）の家族手当、12400円（100ユーロ）の住居手当、22320円（180ユーロ）の児童手当が加わります。合計の月の収入は日本円にして、ざっと332820円です。</p>
<p>「３年前まではこれでやってこれた。俺はいつも値段を見て買っている。当時と今では雲泥の差だ」</p>
<p>家賃は62800円（506.74ユーロ）と変化なし。光熱費は月4000円（30ユーロ）から6076円（49ユーロ）に値上がりしました。通信費も値上がりしました。<img class="size-medium wp-image-894 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/money-2180330_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/money-2180330_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/money-2180330_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/money-2180330_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/money-2180330_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>妻の携帯電話費用は620円（5ユーロ）から4464円（36ユーロ）に、夫のそれは2480円（20ユーロ）から5200円（42ユーロ）に値上がりしました。</p>
<p>買っているペットの犬の餌も値上がりしました。このペットの餌については、黄色いベストのフェイスブックでも取り上げられたトピックでした。</p>
<p>夫が派遣から定職に変わると、配偶者手当は27900円（225ユーロ）から20212円（163ユーロ）に減少しました。</p>
<p>妻は四人目を生んだ後、派遣の仕事をやめてしまいましたが「今後は家計のために働きに出なくてはならない」と考えています。</p>
<p>以上がこの若い家族のマネー事情と金銭感覚です。</p>
<h2>フランス富裕層、若い世帯の金銭感覚を批判</h2>
<p>この記事が掲載された後、ル・モンド紙には多くのコメントの書き込みがなされました。そしてル・モンド紙が驚いたことには、その大半が富裕層によるこの家族の金銭感覚に対する批判のコメントだった、ということです。</p>
<p>この若い夫婦が26歳で4人も子供を持ったこと、113000円（914ユーロ）に上る家族手当を受け取っていること、それが保育費を節約するため、という理由ではあるにしろ、妻が働いていないこと・・・。</p>
<p>フランス富裕層はこれらの金銭感覚をまず批判します。それに加えて・・・。</p>
<p>この若い夫婦の携帯電話代、マックに行くこと、そして子供にブランドの服を買い与えていること、ペットを飼っていること・・・・。</p>
<img class="size-medium wp-image-889 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/hamburger-1238246_1920-300x226.jpg" alt="" width="300" height="226" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/hamburger-1238246_1920-300x226.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/hamburger-1238246_1920-768x578.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/hamburger-1238246_1920-1024x771.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/hamburger-1238246_1920-728x548.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>こうしたことが富裕層にはこの若い家族には不釣合いな<strong>金銭感覚</strong>と映りました。ル・モンド紙によれば、この記事に対する書き込みには「異なる社会階層に対する憎しみ、侮蔑の感情」すら感じられる、ということでした。</p>
<p>アーノルドは全ての出費について語ったわけではありません。例えば子供達の昼食代、交通費、保険などは含めていません。</p>
<p>それでも富裕層たちは自分たちで電卓を叩いた後で「この若い世帯は家計をまかなうことができていない」「金銭感覚をしっかりさせないといけない」との結論を出したのです。</p>
<p>コメントの一例を紹介しましょう。</p>
<p>「僕はわからないな。総収入は332000円（2700ユーロ）。家賃と光熱費で74000円未満（600ユーロ以内）。それで26万円強（2100ユーロ）残るから大人二人子供四人でやっていけるだろう。僕も値段をみるけど、これだけもらっていて2週間たったら口座にお金がなくなるなんて考えられないな。彼らは残りを何に使っているんだろう？」</p>
<h2>フランス富裕層の「上から目線」</h2>
<p>フランスの歴史を辿ると、富裕層には、貧しい人たちには金銭感覚がかけている、という根強い思い込みがあったことがわかります。それは19世紀後半に産業革命以来ずっと富裕層が貧しい人に対して抱いてきた意識です。</p>
<p>産業革命が勃発した当時、田舎の農村で育った若者は、仕事を求めて都会へ出て行きました。キャッシュ・フローのない現物交換がまかり通っていた農村からお金が支配する都市へ移動することによって、彼らのライフスタイルは大きく変化しました。</p>
<p>雇い主たちは、労働者が都会に住む上で正しい金銭感覚を持たずに、給料を全部飲み代に使ってしまうのではないか、と心配しました。</p>
<p>工場労働者に対する法規制も整備されておらず、彼らは安い賃金、重労働を押し付けられていた時代の話です。また工場労働者に対しては十分な教育、職業教育が施されていなかった時代です。</p>
<p>労働者がアルコールに向かう理由はあったのです。</p>
<p>都市で家計のやりくりをしていくためには、節約、将来計画が必要です。世帯主としての夫は、理性的な金銭感覚を持ち、妻や子供に対しても責任ある経済行動を取ることが期待されるようになりました。</p>
<p>ちなみにこの時代と比べると、現代の事情はかなり異なります。男女平等の波が押し寄せた結果、2014年にフランス民法から「責任ある世帯主（夫）」という項目は削除されました。</p>
<p>男性も女性も同じように家計を管理できるような金銭感覚を持ち合わせることを期待されています。</p>
<p>時代は変わったと言えども、貧しい階層の金銭感覚に対しては「上から目線」を持ち続けるフランスの富裕層の態度は厳然と変わっていないのです。</p>
<p>あたかも彼らは「俺たちが持っているお金の額がより多いのは、俺たちが家計のやりくりができるからだ」と言っているかのようだ、とルモンド紙は皮肉を込めて書いています。</p>
<h2>税金に対する国民感情</h2>
<p>「アーノルドたちの世帯が貧しい世帯とは言えない」という意見もあったそうですが、それは果たして事実でしょうか。</p>
<p>総収入が332000円というのは、貧困層として規定される343000円（2770ユーロ）を下回っているため、アーノルドの世帯は貧困層に属します。一般的に子供が４人いる夫婦の平均収入は533000円（4300ユーロ）です。</p>
<p>富裕層は庶民階級の生活水準について知らないで、彼らの金銭感覚を批判するコメントを書き込んだのです。</p>
<p>相対的に貧しい世帯に対する批判的な書き込みを通じて、フランス社会の富裕層と庶民の間の心理的亀裂が明らかになった具合です。</p>
<p>富裕層がそうでない層のマネー事情に厳しい目を向けるのは、アーノルド家が家族手当を受け取っているからに違いありません。自分たちの税金がアーノルド家に渡っていると考えるからこそ、これだけ批判の目が強くなるです。</p>
<p>どこの国でも税金が絡むと人々の目は厳しくなりがちです。</p>
<img class="size-medium wp-image-862 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/croissant-101636_1280-225x300.jpg" alt="" width="225" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/croissant-101636_1280-225x300.jpg 225w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/croissant-101636_1280-768x1024.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/croissant-101636_1280-728x971.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/croissant-101636_1280.jpg 960w" sizes="(max-width: 225px) 100vw, 225px" />
<p>現在日本でも皇室と税金の関係が社会問題化しています。王室を廃止してしまったフランスですが、税金に対する国民感情、という意味では、日本もフランスも違いがありません。</p>
<p>従来フランスには、貧困層、中産階級層、富裕層の間には、超えることのできない階級的分断があります。階級は、心理、文化、教育、ライフスタイル、あらゆる面で異なることを意味します。</p>
<p>フランスではこれまでどのような階級に属そうと、家族としての幸福に対しては国が保証してきました。手厚い児童手当、働く女性に対する保護を与えることによって、高い出生率を維持させてきました。</p>
<p>そのためこれまでフランスでは貧しい世帯でも子供の数を制限するという感覚はありませんでした。児童手当と無償教育でやっていけたからです。</p>
<p>現在こうした社会福祉が見直されつつあります。大学への入学も厳しくなりつつあるのです。それに加えて、中産階級的価値観を持ち続けてきたフランス人が貧困層に近づいている、という客観的現実があります。</p>
<p>フランス人の一部は今後日本人と同じように家計と相談して子供の数を決めなくてはいけない時代が来るのでしょうか。</p>
<p>最後に、多くのフランス人庶民が以前より貧困化しつつあるという認識を持っている中で、大企業の経営者として破格の給料を得てきたゴーン氏に対する<strong>フランス人</strong>庶民の目は、日本人以上に厳しいものだろうことも理解できます。</p>
<p>Le monde</p>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>フランス人の家庭にお呼ばれしたら？ー最低限のマナーとエチケット</title>
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		<pubDate>Mon, 11 Feb 2019 12:11:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[マナー]]></category>
		<category><![CDATA[付き合い]]></category>

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		<description><![CDATA[フランスに１週間旅行に行く人も、１年滞在する人も、フランスの伝統文化についてあらかじめ知っておくことは有益です...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>フランスに１週間旅行に行く人も、１年滞在する人も、フランスの伝統文化についてあらかじめ知っておくことは有益です。ここではフランス人と付き合う際の基本的なマナーや<strong>エチケット</strong>を中心に紹介します。</p>
<h2>フランス国の基本的な特徴</h2>
<p>フランスの人口           　6718万人</p>
<p>フランス領土の総面積     54万4000㎢　（フランス本土のみ）</p>
<p>フランスの宗教             　カトリック、プロテスタント、イスラム、ユダヤ、仏教</p>
<p>フランスの政体　　　　　共和制</p>
<p>フランスは、フランス革命以来今日まで、王政、共和制、帝政などの複数の政体を経てきました。現在のフランスは第五共和政と呼ばれます。第五共和政とは、フランス革命以来5番目の共和制、を意味します。それまでの共和制とは異なる新たな憲法を発布することによって、第五共和政は1962年に誕生しました。</p>
<p>第五共和政の特徴</p>
<p>大統領以外に国民議会（下院）の議決によって選出される首相が設けられているため、半大統領制と呼ばれます。議員内閣制の枠組みを取りながら、より権限の強い大統領を配した政治体制です。大統領の任期は五年で、二期まで再選可能です。</p>
<h2>フランスの言葉</h2>
<p>フランスではもちろんフランス語が話されています。従来アメリカや日本では「フランス人はフランス語しか話さない」と言われてきましたが、今日ではもはやそのようなことはありません。</p>
<p>パリなどの都会では、多くのフランス人が英語で外国人と話してくれます。また多くの外国人留学生を受け入れている高等教育機関では英語による授業も実施されています。<img class="size-medium wp-image-863 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/paris-1836415_1920-300x149.jpg" alt="" width="300" height="149" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/paris-1836415_1920-300x149.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/paris-1836415_1920-768x382.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/paris-1836415_1920-1024x509.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/paris-1836415_1920-728x362.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>フランス本土にはかつて少数言語を話す人々が存在しました。それは他国との国境沿いの地域や、パリから離れた地域のことでした。主な少数言語としては、ブリュターニュ語、バスク語、カタラン語、フラマン語、コルシカ語などがあります。</p>
<p>今日これらの地域の人々はフランス語を話します。少数言語を話す人が少なくなってしまったために、近年これらの言語を温存させようという機運が高まっています。</p>
<p>それに加えて、イスラム系のフランス人の中にはアラビア語を話す人もいます。</p>
<h2>フランスにおける最低限のエチケット</h2>
<p><strong>フランス</strong>では人に会ったら、その人を知っている、知らない人に関わらず、Bonjour (ボンジュール), Bonsoir（ボンソワール）と挨拶します。おはようございます、こんにちは（Bonjourの場合）、こんばんは（Bonsoirの場合）を言うのは最低限のエチケットです。</p>
<p>クリニックへ行った時、受付の人や先生だけに挨拶するのではなく、待合室で待っている他の患者さんにもBonjourと声をかけます。</p>
<p>特に重要なのが小さなブティックに入る時です。日本では「お客様」中心と考えがちで、何も言わずにお店に入っていくと「いらっしゃいませ」と言われます。</p>
<p>しかし<strong>フランス</strong>でのエチケットは、あくまでも客がその店の中に入らせてもらう、という感じです。</p>
<p>あらかじめBonjourなどの挨拶をしないで入ると、店員さんから無視されるなど、不快な態度を取られてしまうこともあるので、注意が必要です。</p>
<p>知っている人に対しては名前をつけましょう。Bonjour, Monsieur Suzuki, （ボンジュール、ムッシュースズキ）, Bonsoir, Madame Sato (ボンソワール、マダムサトー)という感じです。友人の間では　Bonjour, Keiko （ボンジュール、ケイコ）, Bonsoir, Taro (ボンソワール、タロー)と言います。</p>
<p>知らない人に話しかけるときには、Bonjourの後にMadame かMonsieur （マダムかムッシュー）をつけます。マダムは婦人に対して、ムッシューは男性に対して使います。</p>
<p>厳密に言えば未婚の、若い女性に対してはMademoiselle (マドモワゼル)と言います。</p>
<p>知らない人の場合、ムッシューやマダムの後に名前をつける必要はありません。例えば、バスや地下鉄で切符を買わなくてはならない時、必ずBonjour Madame, Bonjour Monsieur とマダムやムッシューをつけましょう。</p>
<p>これらの挨拶はフランスにおける対人関係の重要なエチケットです。それによって相手のあなたに対する態度が大きく変わる可能性があります。</p>
<p>エチケットとしての挨拶で外国人が一番失敗しやすいのは、電話での対応かもしれません。急いでいたり、困っている時、電話では要件から話してしまいたくなるものです。</p>
<p>それが外国語ならなおさらです。そこでBonjour Madame, Bonjour Monsieur を言わないと、何もしてもらえないで電話をガチャンと切られてしまうこともありえます。</p>
<p>電話の場合、挨拶をすることによって、顔の見えない相手に対してあらかじめ配慮を見せることが大切なエチケットとなります。</p>
<h2>インフォーマルな挨拶</h2>
<p>フランス人が両側のほっぺにキスをし合っているのをご覧になったことがあるかと思います。知り合い、友人などが顔を合わせた時、そして知らない人を知人から紹介された時、両側のほっぺにキスをするのが<strong>エチケット</strong>です。</p>
<p>これをビズ（bise）と言います。ビズは親愛の情を表現しているだけで、恋愛などの意味合いは全くありません。</p>
<p>挨拶のエチケットがよくわからない場合は、周囲のフランス人の真似をしましょう。ビジネス以外の場では、女性はビズをしますが、男性はビズに加え、握手を交わすだけのこともあります。</p>
<img class="size-medium wp-image-867 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/handshake-2056023_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/handshake-2056023_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/handshake-2056023_1920-768x511.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/handshake-2056023_1920-1024x681.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/handshake-2056023_1920-728x484.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>日曜日にフランスのレストランなどへ行くと、友人や家族が大人数で食事をしている場面に出くわすことがあります。</p>
<p>彼らが並んで一人づつビズを交わしている、なんていう微笑ましい風景に出会うこともあります。</p>
<p>また出会った時だけではなく、サヨナラをするときにもビズをします。サヨナラのビズの時には、また近いうちにね（A bientôt, アビアトー）などの優しい言葉を交わし合うと関係が深まります。</p>
<h2>人間関係</h2>
<p>なぜか日本では「フランス人は自由を好む」というイメージが定着しています。確かにフランス革命の時に人権宣言が発布され、個人の自由が宣言されました。しかし第五共和政の憲法では人権について触れられていません。</p>
<img class="size-medium wp-image-868 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/pink-2254970_1920-300x193.jpg" alt="" width="300" height="193" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/pink-2254970_1920-300x193.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/pink-2254970_1920-768x494.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/pink-2254970_1920-1024x658.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/pink-2254970_1920-360x230.jpg 360w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/pink-2254970_1920-728x468.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>近年フランス人女性が仕事と家庭を両立しつつ、高い出生率を維持していること、また共働きのフランス人女性には自由に人生を謳歌している、というイメージが日本で定着していることも、私たち日本人がフランス人を自由だ、と感じる理由かもしれません。</p>
<p>しかし実際のところ、フランス人は個人の自由と同じか、それ以上に他人との関係を重視します。</p>
<p>実際フランス人は孤独でいるよりも、仲間で集まってワイワイするのが大好きです。</p>
<p>フランス人の家に招待されると、招待者はあなたが居心地よく時間を過ごしているのか、料理を楽しんでいるのか、常に気にかけてくれます。</p>
<p>また疲れているときは「少し休んだら」などと別室に案内してくれたりもします。このようにフランス人は家族、友人、親戚関係をとても大切にします。</p>
<p>会話を楽しんで食事をすることがフランス人にとっては何よりの楽しみです。それはフランス人にとって「生きる歓び：と言ってもいいかもしれません。</p>
<p>フランス料理が無形世界遺産に登録されたのも、フランス料理の中身のため、というよりはフランス料理を含めた社会性を育む文化として認められたのです。</p>
<p>ですから「フランス人は冷たい、閉鎖的だ」などと言われることもありますが、それは必ずしも正しくありません。</p>
<p>フランス人は、知らない人に対しては、アメリカ人なんかよりは形式を重んじ、距離を置いたりします。しかし数ヶ月、数年をかけて次第に距離を縮めて、次第に親密な関係になることもあります。</p>
<p>しかし一度親密になると、とても信頼のおける友情関係に発展することもあります。アメリカ人が最初の時も10年経った後も同じ種類のフレンドリー差で、一定の距離感のある関係を維持するのに比べ、フランス人の人間関係は徐々に変化していきます。</p>
<p>しかしフランス人は人間関係をシビアに見ている面もあります。家族、友人、恋愛以外のシーンでは、人間関係を合理的に捉えることもあります。</p>
<p>例えば職場の人間関係です。日本のように職場の人々との親睦のため食事をする、というのはフランス人には考えにくいことです。それでも職場で友人関係になれば、一緒に出かけます。</p>
<h2>フランス料理</h2>
<p>フランスの文化で最もよく知られているのは、フランス料理とワインではないでしょうか。</p>
<p>フランス料理というのはフランスで食べられている全ての料理を含みます。フランスは地域によって異なる食文化があるため、それぞれの地域には、独自な素材を生かした特産物や食事のスタイルがあります。</p>
<p>ノルマンディーには農園があり、大西洋に面しているために、シーフード、りんご、バター、クリーム、チーズなどの乳製品が有名です。日本でもよく食されるカマンベールチーズはノルマンディー地方で生まれたチーズです。</p>
<p>ブルゴーニュ地方では畜産業が発達しており、とりわけビーフシチュー（Boeuf Bourguignon）が有名です。これはサイコロ状に切った牛肉を赤ワインで長い時間煮込んだ料理ですが、日本のビーフシチューとは味が異なり、より赤ワインの酸味が効いています。</p>
<p>地中海沿いの南フランスではバターよりもオリーブオイルを使った料理が有名で、シーフード、トマト、ニンニク、バジルなどのハーブをふんだんに使った料理が数多くあります。</p>
<p>南フランスでは北フランスよりも平均寿命が長く、それは食生活に体に負担になる油脂を使ったものが相対的に少ないから、と言われています。日本でも健康の視点から沖縄の食生活が注目されているのと似ていますね。</p>
<h2>フランスワイン</h2>
<p>フランス文化を最も象徴するのがフランスワインです。フランスワインはもともと中世の修道院で製造されていたもので、とりわけボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ地方が有名です。</p>
<img class="size-medium wp-image-864 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/wine-1761613_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/wine-1761613_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/wine-1761613_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/wine-1761613_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/wine-1761613_1920-728x486.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>フランスでは美味しいワインを生み出すために、多様なぶどうの栽培も行っています。</p>
<p>フランス人は通常ワインのみ飲むことはありません。通常食事と一緒にワインを飲みます。</p>
<p>食事の前に飲むアルコールは食前酒と言われており、シャンパーニュ、ビール、カクテル、ソフトドリンクなどがあります。</p>
<p>また食後は食後酒があり、ブランデー、コニャック、カルヴァドスなどのリキールは消化を助けると言われています。</p>
<h2>フランス人の家に招待されたら</h2>
<p>フランス人の家に招待された時、彼らがフランス文化にかなったエチケットではなくとも大目に見てくれることが多いようです。多いようです、というのは、それはケースバイケースだからです。</p>
<p>フランス人の中にはフランスのエチケットを絶対に守らなくてはならない、と考えている人もいます。それは年齢が上の男性に多い気がします。若いフランス人はもっとざっくばらんです。</p>
<p>フランス人の家に招待されたとき、時間通りに到着するのはお勧めできません。それは少し失礼、と思われてしまうほどです。</p>
<p>招待する側にとっては、料理や配膳の準備で忙しいからです。予定より15分ぐらい遅れるのが適度ですが、それ以上遅れてしまうとよく思われません。</p>
<p>食前酒を振舞われた時には、全ての人のグラスに食前酒が注がれるまで待ちましょう。そして招待者が簡単な「乾杯の音頭」を取った後で、グラスに口をつけましょう。</p>
<p>最後にフランス人の家に呼ばれたら手ぶらで訪問するのはご法度です。必ずワイン、花束、チョコレートなどのお土産を持って行くのがエチケットです。</p>
<p>食べ物を持って行くのは招待する相手に対して失礼にあたるのでやめましょう。</p>
<p>私は学生時代に、とてもお腹が空いていたため、マックでバーガーを買って女の子の友人のところへ行ったことがあります。相手に気を使わせない、という配慮だったのですが、もともと料理ベタとして知られていた彼女は、私の態度に気を悪くしてしまいました。</p>
<h2>フランス人のテーブルマナー</h2>
<p>フランス人の家に招待された時、最初は食前酒を囲んで談笑することから始まります。それはソファに座れるリビングなどです。</p>
<img class="size-medium wp-image-869 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/eat-in-kitchen-907611_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/eat-in-kitchen-907611_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/eat-in-kitchen-907611_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/eat-in-kitchen-907611_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/eat-in-kitchen-907611_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>その後食事の準備がされたダイニングテーブルに移動します。この時勝手に席に座らないようにします。</p>
<p>基本的には、招待者が誰がどこに座るのかを決めます。普通招待した夫婦は長テーブルの両端に離れて座り、その間に招待客が座りますが、男女交互に座って行きます。</p>
<p>夫婦で招待されたとしても、通常夫婦は隣同士には座りません。それは普段あまり話さない人とも会話を楽しむための配慮からです。</p>
<p>フランス社会はカップル社会であるため、シングルの人はそのような場に招待されないこともあります。一人でやってくるシングルの女性に対して身構えてしまう既婚のフランス人女性もいるかもしれません。</p>
<p>全ての人のお皿に食事が盛られるのを待って、食事を始めます。その時「bon appétit」(ボナペティ、いただきます)と言うのが<strong>マナー</strong>です。</p>
<p>食事中ワインや水を注ぐのは男性の役割です。日本とは反対なので、フランス式テーブルマナーでは女性は飲み物を注がない、と覚えて起きましょう。</p>
<p>またグラス一杯ワインを注ぎません。だいたいグラスに３分の２ぐらい注ぎます。</p>
<p>お酒が飲めない場合にワインを断ると、気を悪くするフランス人ホストもいます。その場合は形だけでもいいので、グラスに少しだけワインをいただいておきましょう。</p>
<p>フランスでは箸ではなくフォークとナイフで食べますが、肉を切る時は、ナイフを右手に持ちますが、それ以外は右手でフォークを持ちます。フォークとナイフは用途によってさりげなく持ち替えます。</p>
<p>食事が終わったら、ナイフとフォークで十字の形を作ります。もしくは左か右にまとめて置きます。そうすれば食事が終わった、との合図になります。</p>
<p>食後にチーズが出されます。地方、またチーズの種類によってチーズの切り方は微妙に異なります。</p>
<img class="size-medium wp-image-861 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/cheese-1149471_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/cheese-1149471_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/cheese-1149471_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/cheese-1149471_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/cheese-1149471_1920-728x486.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>とりあえず周りの人のやり方を見て、真似ましょう。先の尖ったチーズの場合、先だけを三角形に切ってしまわないよう、全体の形を止めながら、チーズを切って行くのがマナーです。</p>
<p>この写真で言えば横にナイフを入れるような切り方はご法度です。</p>
<p>されどチーズ、それでもチーズ？とこちらが思ってしまうほどに、チーズの切り方にこだわりを見せるのがフランス流マナーです。</p>
<p>特に上層階級の一部のフランス人はチーズの切り方に対して強いこだわりを持っている、と聞いたことがあります。そう考えると日本人にとってフランス式マナーの難関は日本人が食べ慣れないチーズの切り方にこそある、と言えるかもしれません。</p>
<p>少なくとも筆者はチーズを切るとき一番緊張します。チーズのプレートが片付けられて緊張のクライマックスが解かれた後、デザート、コーヒー、食後酒などが続きます。ディナーは間も無く終わり、お開きとなります。</p>
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			</item>
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		<title>なぜフランスのセレブは改名したのか？ーフランス人にとっての「かっこいい名前と苗字」</title>
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		<pubDate>Mon, 11 Feb 2019 09:31:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[未分類]]></category>
		<category><![CDATA[かっこいい]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[名前]]></category>
		<category><![CDATA[苗字]]></category>

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		<description><![CDATA[日本人から見るとフランス人の名前もフランス語の一部には違いないので、どれもかっこいい響きのように聞こえるもので...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>日本人から見るとフランス人の<strong>名前</strong>もフランス語の一部には違いないので、どれもかっこいい響きのように聞こえるものです。でも実際には、フランス人の中で特に人気があって、自分のイメージ向上に役立つ名前もあります。</p>
<p>ここでは数名のフランス人のセレブがなぜ芸名を名乗るようになったのか、その理由を探ることによって、フランス人にとっての「かっこいい苗字」をご紹介します。</p>
<h2>フランス人の名前の成り立ち</h2>
<p>通常日本人とは逆で、フランス人は、名前、苗字の順番で自己紹介をします。例えば、カトリーヌ・ドヌーブで、ドヌーブ・カトリーヌとは言いません。</p>
<p>実は、フランス人の名前、苗字に対する態度はこの数十年で大きく変わりました。<img class="size-medium wp-image-831 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-298x300.jpg" alt="" width="298" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-298x300.jpg 298w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-150x150.jpg 150w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-768x774.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-1016x1024.jpg 1016w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-728x734.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280.jpg 1270w" sizes="(max-width: 298px) 100vw, 298px" /></p>
<p>1940-50年代まで、フランス人は友人の名字を呼び捨てで読んでいました。上の例で言えば、ドヌーブ（だけ）です。</p>
<p>さんに当たる、マドモアゼルやマダムなどもつけず、日本人から見るとなんとなく相手に対する敬意が足りない感じがしますが、そんなことはありませんでした。これが習慣だったのです。</p>
<p>ところがその後、フランス人の友人に対する呼び方は大きく変わりました。そして苗字を呼び捨てにするのではなく、名前で呼び合うという習慣が定着しました。</p>
<p>また今では、相手を苗字で呼ぶ場合、苗字の前にムッシュー、マダム、マドモアゼルなどをつけるようになりました。呼び捨ては日本と同じで失礼な印象を与えるようになったのです。</p>
<p>ちなみに名前ではなく苗字で呼ぶ時、二人の間には少し距離があることを意味します。</p>
<p>また通常一人の<strong>フランス</strong>人が、３〜４の名前（prénom）と１〜２の名字（nom de famille）を持っています。これには、キリスト教の伝統と家族制度が関係しています。</p>
<p>フランス人は一般に、一番重要な名前の他に２〜４の名前を持っています。現大統領は、エマニュエル・ジャン＝ミシェル・フレデリック・マクロンでエマニュエルという主となる名前の他に、二つ名前を持っています。</p>
<p>女優の、シャルロット・ゲンズブールは、メインのシャルロットという名前に加えて、ルーシーという名前も持っており、本名はルーシー・ゲンズブールです。</p>
<p>複数の名前を持つのは、キリスト教の伝統に由来します。中世以来、フランスではメインの名前とともに、代父母の名前を加えることが習慣でした。</p>
<p>代父母とは、子供達の洗礼式に立ち会い、神に対して契約する際の証人となる大人のことです。代父母となるのは、親自身より少し年上の家族、親戚、友人でした。</p>
<p>代父母になるにはそれなりの覚悟が必要でした。なぜなら寿命が短かった中世の時代、代父母を引き受けるということは、もし証人として立ち会った子供の親が早くに亡くなってしまった時には子供の面倒をみる、という暗黙の了解があったからです。</p>
<p>現在では平均寿命が延びたため、親が早くに亡くなってしまった時のために身元引き受け人をあらかじめ決めておく、ということはもはや必要ではありません。それでも中世以来この複数の名前の習慣は続いており、パスポートにも全ての名前が記載されます。</p>
<h2>フランス人の名前の由来</h2>
<p>フランス人の名前の多くはギリシャ語やラテン語に由来し、その多くがキリスト教に関連するものです。聖書やギリシャ神話から名前をつけることが良くあります。</p>
<p>フランスのカレンダーの日付には聖人暦という特定の聖人の名前が書いてあることがあります。誕生日や誕生月の聖人の名前を選ぶ人もいます。</p>
<p>または音の響きが良いから、という理由で名前を選ぶ人もいます。</p>
<h2>フランス人の混合名の色々</h2>
<p>フランス人の名前の中には、二つの名前をハイフン（―）で繋げて一つの名前にする、ということがよくあります。ここではこのような名前を複合名と呼ぶこととします。<img class="size-medium wp-image-840 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-229x300.jpg" alt="" width="229" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-229x300.jpg 229w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-768x1006.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-782x1024.jpg 782w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-728x953.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920.jpg 1466w" sizes="(max-width: 229px) 100vw, 229px" /></p>
<p>例えばマリー・アントワネット（Marie-Antoinette）はその最たる例ですが、これはオーストリアの名前で、フランスでは珍しい名前です。</p>
<p>一般にフランス人の混合名は、マリー、ジャン、ピエールから始まります。マリー・ノエル、マリー・クレール、ジャン・クロード、ジャン・フランソワ、ジャン・ポールなどです。</p>
<p>フランスに特徴的な混合名ですが、その理由はいくつかあります。</p>
<p>家族、親戚の中に同じ名前の人が二人いるとわかりにくいので、区別するために、そのうちの一人には、もう一つの名前を加えて混合名にすることによって、二人を区別した、というのも一つの理由です。</p>
<p>例えば一人をピエールと呼んで、もう一人をシモン＝ピエールと呼ぶ、という具合です。ちなみにどちらの名前も聖書に由来します。</p>
<p>混合名には特殊なイメージを与えるものもあります。</p>
<p>例えば上にあげた、３つの名前の混合名ではなく、別の名前が混合名になるとそれは大変に珍しい名前になります。その代表例がシャルルです。</p>
<p>シャルル＝エドワード、シャルル＝アンリ、シャルル＝ピエールなどの名前には、ブルジョワ的響きがあります。</p>
<h2>ブルジョワとは何か？</h2>
<p>ちなみにブルジョワというのはフランス革命後社会の中心となった、元々は庶民階級出身だった有産階級をさします。フランス革命以後今日までのブルジョワのイメージというのは、お金持ち、ということに加えて、秩序、整頓、物にこだわる、でしょうか。</p>
<img class="size-medium wp-image-852 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-768x508.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-1024x678.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-728x482.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>彼らは自分たちがブルジョワに属することをアピールするために、とにかく見かけにこだわります。そして綺麗な洋服、靴、インテリアなどにお金をかけます。</p>
<p>それは自分たちが心地よく暮らすために、という意味もあるのでしょうが、歴史的に見ると、貴族に変わって社会の支配的階層となり「自分たちの社会的地位を見せびらかした」ことと関係しています。</p>
<p>19世紀から20世紀にかけて、フランスに主婦が誕生しましたが、主婦はブルジョワ階級の産物でした。この時代の主婦たちは、現在の主婦みたいに、家のことを何もかもする必要はありませんでした。</p>
<p>彼女たちはお手伝いさんたちに助けられながら、自分は洗練された身なり、インテリアを演出することによってその家のショーウインドーとなっていたのです。</p>
<p>そんな姿は印象派の絵に描かれています。100年前のフランスの主婦とは、きついコルセットを締めて、ドレスを着て、パラソルをさして、ブルジョワ的優雅さを社会にアピールしていたのです。</p>
<p>今日のフランスでは主婦は珍しい存在になってしまいました。フランス人女性は、お金が必要ではない階級の既婚女性でも、自己実現のために働くようになったのです。</p>
<p>でも過去のブルジョワ文化の名残は色濃く残っています。例えばパリの16区でそんなブルジョワ階級の人々とすれ違うことができます。彼らは豪華なアパートに住んで、とびっきりおしゃれです。</p>
<p>パリの駅でブルジョワたちが列車に乗ってバカンスに出かけるのを見かけるときがありますが、彼らの身なりは一般のフランス人の身なりとは全く異なるのですぐ見分けがつきます。</p>
<img class="size-medium wp-image-850 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>とりわけ違いがわかるのが子供の身なりです。今時のギャップなどに典型的なアメリカンスタイルはご法度です。女の子だったら、ワンピースにカーデガン、帽子、革靴が定番となります。男の子だったらブラウスとズボン、同じく革靴です。</p>
<p>上に挙げた外見に加えて、名前にもブルジョワ的名前が存在するのです。シャルルがつくようなブルジョワ的混合名には、イギリスの国王、王女の名前がフランス語読みとなって含まれています。</p>
<p>そのため、これらの名前は庶民的なフランスの混合名、例えばジャン＝クロード、ジャン＝ミッシェルなどと違った「気取った」印象が伴うのです。</p>
<p>またコケティッシュ、つまり異性の心をくすぐる響きを持つ混合名もあります。</p>
<p>例えばジャックリーヌ＝アンという名前は、可愛い名前を二つつなげて、大変女性らしい印象を演出しています。そしてこの名前もとてもブルジョワ的な響きを醸し出します。</p>
<p>では次にフランス人のセレブが本名から芸名に名字を改名した例を取り上げて、その理由について探って行きましょう。</p>
<h2>フランスのロックンローラー</h2>
<p>日本では矢沢永吉、沢田研二、西城秀樹らの歌手がアメリカのロックンロールの影響を受けて、新たな音楽のジャンルを切り開きました。彼らの名前は芸名かもしれませんが、その芸名はとくにイギリス、アメリカの響きとは関係ないようです。<img class="size-medium wp-image-838 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-300x175.jpg" alt="" width="300" height="175" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-300x175.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-768x448.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-1024x597.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-728x425.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本でロックンローラー的響きがするのは、むしろグループの名前です。タイガース、グループサウンズなどの名前にはアメリカの影響がうかがわれて、かっこいい印象です。</p>
<p>フランスではあくまでも個人のロックンローラーがアメリカ的イメージを取り入れた苗字を芸名として採用する傾向があります。戦後のフランスのロックンロールを代表する二人の歌手、ジョニー・ホリデーやエディー・ミッチェルがその最たる例です。</p>
<p>ロックシンガーのジョニー・ホリデーはベルギー出身で、本名はジャン＝フィリップ・スメでした。スメという名字は伝統的な響きですが、これでははロックンローラーとしてかっこよくありません。</p>
<p>それで芸名の苗字を英語的響きのあるホリデーとし、フランスの国民的ロック歌手、ジョニー・ホリデーが誕生しました。</p>
<p>同じくロックンロール系でジョニー・ホリデーの親友のエディー・ミッチェルの本名は、クロード・モワンヌと言いました。モワンヌはモワン、つまり「お坊さん」を想像させてしまいます。「お坊さん」がロック、というのはかっこよくないのです。</p>
<p>それでフレンチロックンローラーのイメージに合わせて、自分が尊敬するアメリカ生まれでヨーロッパで活躍した歌手で俳優のエディー・コンスタンティーヌからエディーを拝借しました。</p>
<p>フランス語も英語も元々インド＝ヨーロッパ語系の言語なので、個人の名前として取り入れてもそれほど違和感がないのが、日本語との違いかもしれませんね。</p>
<h2>苗字に難あり？</h2>
<p>本名の響きが心地よくないため、よりかっこいい芸名を名乗ることもあります。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-812 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-300x155.jpg" alt="" width="300" height="155" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-300x155.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-768x397.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-1024x529.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-728x376.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />俳優のヴァンサン・カセルの本名はクロションでした。しかしクロションという苗字は豚（コッション）を思い起こしてしまうので、彼は苗字をもっとかっこいいカセルに変えました。</p>
<p>日本でも有名なフランス人女優、ソフィー・マルソーの本名はソフィー・モープと言います。モープのプは蚤という意味があり、女優として好ましくないと判断したのでしょう。彼女はマルソーというかっこいいパリの有名な大通りの名字を選びました。</p>
<p>同じく俳優のファブリス・ルチニの本名はロベールでした。しかしファブリスの方がブルジョワ的でかっこいい響きがあります。</p>
<p>有名な歌手、エディット・ピアフの本名の名字はピアフではなくガッションでした。ガッションという音には男性的な響きがあるため、ピアフ（可愛い小鳥）という名字に変えました。ピアフとは彼女のイメージにあったかっこいい苗字だったのです。</p>
<p>有名な歌手、イブ・モンタンはもともとイタリア移民で、名前もイタリアの名前で、イヴォ・リヴィと言いました。モンタンという響きには出世するというニュアンスがありますが、それはモンタンの母親がいつも「イヴォ、上に登って行きなさい」と言っていたからだそうです。その結果イブはモンタンという苗字を芸名にしました。</p>
<p>また兄弟、姉妹で俳優、歌手などをしている場合、区別するために別の名字を名乗ることもあります。</p>
<p>カトリーヌ・ドヌーブの本名はドヌーブではなくドルレアックという、ドヌーブと変わらないほど素敵な響きの名字でした。しかし同じく女優として活躍していた妹がすでにこの名字を使っていたので、妹と区別するためにドヌーブという苗字に変えました。</p>
<h2>名前に現れる民族と文化</h2>
<p>最後に移民の出身で、出自を隠すためにフランス的名前を芸名にすることがかっこいい、といるケースもあります。</p>
<p>女優のシモン・シニョレはもともとポーランドの出身で本当の苗字をカミンカーと言いましたが、これはとてもポーランド的な響きだったので、よりかっこいいフランス的響きの芸名の苗字に変えました。</p>
<p>アルジェリア出身の人気歌手パトリック・ブリュエルの本名は、パトリック・モーリス・ベンギギで、北アフリカのベルベル人の出身でした。典型的なフランスのシャンソンを歌うブリュエルは、北アフリカのイメージが強い自分の本名であるベンギギを削除しました。</p>
<p>しかし近年のフランスでは、別の国、文化に由来する自分の名前、名字ではかっこよくないから改名する、またはよりフランス的でかっこいい名前に改名する、ということは次第に少なくなっています。</p>
<p>フランスの人々は自分の民族、文化的出自についてオープンになりつつあります。</p>
<p>映画『アメリ』に八百屋さんの店員として出演した人気コメディアンのジャメルはモロッコの出身です。彼は苗字を変更せず、自分の文化的出自をオープンにしています。そして役柄にもよりますが、自分の出自を隠さないこと自体がかっこよくなりつつあるのです。</p>
<p>このようにフランスのセレブも日本のセレブと同様に、苗字や名前が醸し出すイメージを重視し、それらに自己イメージを投影させようとしていることがわかります。</p>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>フランス人女性はなぜ結婚すると苗字を変えるのか</title>
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		<pubDate>Mon, 11 Feb 2019 08:37:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>
		<category><![CDATA[苗字]]></category>

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		<description><![CDATA[日本では結婚した後、妻は普通夫の苗字を名乗ります。 このパターンは結婚して家庭に入る、というのが当たり前の時代...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>日本では結婚した後、妻は普通夫の苗字を名乗ります。</p>
<p>このパターンは結婚して家庭に入る、というのが当たり前の時代には問題なかったかもしれません。しかし日本でも働く女性の数が増えると、結婚して<strong>苗字</strong>を変えるという行為には不利益が伴うことを意識せざる終えません。</p>
<p>結婚して苗字が変わったことを会社や仕事関係の人に伝えなければならない、関係がある人々に新しい名前を覚えてもらう必要がある、通称として旧姓を使い続けるにしても、戸籍や公的文書を全て新姓に変更しなければならない、などの手間がかかります。</p>
<p>仕事などの場面で通称として旧姓を使用することを選択した女性は、仕事用のハンコと行政上のハンコと二つ用意しなければなりません。</p>
<p>それとは別に、名前は個人のアイデンティティーの拠り所でもあります。</p>
<p>婚姻後男女どちらかの姓に統一しなければならない、という法律があるだけですが、大半の日本人女性は社会慣習に従って夫の姓を採用します。</p>
<p>唯一日本人女性が夫と異なる苗字を名乗ることができるのは、国際結婚をした場合で、戸籍上も夫婦別姓を採用することができます。</p>
<p>ではフランスでは結婚したら妻が夫の苗字を名乗るのでしょうか。</p>
<h2>ヨーロッパにおける既婚女性と姓</h2>
<p>結論から言えば、日本と同様にフランスでも、結婚したあとは妻が夫の苗字を名乗ることが当たり前とされています。</p>
<img class="size-medium wp-image-813 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-300x298.png" alt="" width="300" height="298" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-300x298.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-150x150.png 150w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-768x763.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-1024x1018.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-728x723.png 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>ヨーロッパ（欧州連合）では、ドイツ、イギリス、オーストリア、フランス、アイルランド、スエーデン、フィンランドなどの国では、夫の名前を採用することが当たり前（85パーセント以上）とされています。</p>
<p>ということは、これら以外のヨーロッパの国々ではそうでもありません。</p>
<p>これらの国々において、法律によって婚姻後妻が夫の苗字を名乗らなくてはならない、と決められているわけではありません。</p>
<p>イギリスでは結婚の際、苗字に関する法律的決まりごとは何もありませんし、既婚カップルに生まれた子供が父親の姓を名乗らなければならないという法律もありません。</p>
<p>スウェーデンやフィンランドなどでは、夫婦どちらかの苗字を採用して、子供にもそれを名乗らせるか、もしくは夫婦はそれぞれそれまでの苗字を保持し、子供にはどちらかの苗字を名乗らせる、となっています。</p>
<p>それでも妻が夫の苗字を名乗るのは、それが社会風習だからです。</p>
<p>これらの既婚女性が夫の苗字を名乗ることが当たり前の国々の中で、唯一フランスのみ2003年まで子供が母親の名前を名乗ることを禁じていました。</p>
<p>現在91パーセントのフランス人の既婚女性が夫の名字を名乗っています。</p>
<h2>フランス王政とサリカ法（古代ゲルマンの慣習法）</h2>
<p>フランスの結婚と苗字の関係の歴史的期限をたどると、ゲルマン族の風習、サリカ法にたどり着きます。サリカ法によって、中世以来のフランス王国では王位継承権を持つのは男性に限られていました。</p>
<p>イギリスではこのようなことはありませんでした。イギリスには王位継承権を持った女王が存在しましたし、現在も女王が君臨しています。</p>
<p>フランスにはイギリスのような女王はかつて存在したことがありません。女王はあくまでも、男性の王位継承者の配偶者として存在しました。</p>
<p>フランスは意外に男社会です。それが現在にも続いています。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-807 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />イギリスではサッチャー首相、メイ首相など女性の国家元首が複数登場しましたが、それはイギリスでは国家元首として女王を認める、という文化の名残と言えます。</p>
<p>ドイツにもメルケル首相が誕生しました。しかしフランスにはまだ女性大統領が誕生していません。</p>
<p>たまたま国民投票でこれまで大統領に選ばれるほどの女性候補がいなかった、とも考えられますが、フランスのサリカ法の影響で、女性が国家元首になりにくい現実があるとも考えられるのではないでしょうか。</p>
<h2>フランス人女性は苗字を変えることについてどう思っているの？</h2>
<p>これまで、大半のフランス人の既婚女性が夫の姓を名乗っており、その割合はヨーロッパでダントツであることを指摘しました。</p>
<p>では<strong>フランス人女性</strong>は結婚して夫の苗字を変えるという社会風習について、どう思っているのでしょうか。</p>
<p>フランス人女性は夫の苗字を名乗りたい、と考えていますが、その理由は離婚率が高くなったからです。</p>
<p>フランスでは、夫の苗字を名乗ることと離婚率の上昇には大きな因果関係があるのです。</p>
<p>フランスの民法に従えば、もちろん離婚した女性は元夫の苗字を名乗る必要はありません。</p>
<p>それなのに離婚したフランス人女性が元夫の名字を名乗りたがるのは、何よりも自分の子供と同じ苗字でい続けたいからです。</p>
<p>子供のいないフランス人女性が離婚した後、元夫の苗字を名乗り続ける割合は20パーセント未満ですが、子供のいるフランス人女性の40パーセント以上が離婚した後も元夫の名字を名乗り続けています。</p>
<p>夫以外の名字を子供に名乗らせる、という法律改正にヨーロッパで一番時間のかかった国はフランスでした。</p>
<p>それでも2002年から2005年にかけて、フランスでも子供は父母のどちらかの名字を名乗れるように、民法が改正されました。</p>
<p>しかし現実には、夫の名字を名乗るという社会風習があまりにも強く残っているため、法律改正後子供が母親の名字を名乗る、というのはほとんどありません。この点で日本と大きく異なります。</p>
<p>その結果離婚後大半のフランス人女性が元夫の名字を名乗り続けるのは子供のため、と言えます。</p>
<p>それでも多くのフランス人女性が、内心では、夫ではなく、自分の名字を子供が名乗ってもいいじゃないか、とは考えています。<img class="size-medium wp-image-818 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>フランス人男性は、結婚していようがいまいが、子供は父親の名字を名乗るべきだと考えます。</p>
<p>既婚のフランス人女性も同様に、自分も子供も夫の名字を名乗るべきと考えています。</p>
<p>一方離婚したフランス人女性の場合、子供には自分の名字、もしくは自分の名字と元夫の名字を両方名乗らせたいと考えています。</p>
<p>とりわけ一度離婚して再婚したフランス人女性は、子供が父母二人の名字を合わせ持つことを強く望んでいます。</p>
<p>法律が改正された結果、結婚後も自分の名字を子供に名乗らせることを選択したフランス人女性の場合でも、子供は母親の名字のみではなく、父母両方の名字をハイフンでつなげて名乗るべきでだ、と考えています。</p>
<p>また妻が自分ではなく妻自身の名字を名乗り続けることを受け入れたフランス人男性においては、そうでないフランス人男性よりも、子供が父母両方の名字を名乗ることに賛成する比率が増えます。</p>
<h2>今後フランス人女性と苗字の関係は変わるかもしれない</h2>
<p>ここではフランス女性の結婚後の苗字に対する習慣、考え方について見てきました。</p>
<p>結論としては、大変に保守的です。既婚のフランス人女性は日本人女性と同様、夫の名前を名乗ることを当たり前と考えています。</p>
<p>フランスには養子縁組などのシステムがない、という意味では、この傾向は日本以上と言えます。</p>
<p>フランスは離婚率の高いお国柄です。フランス人女性が離婚した場合、子供は通常夫の苗字を名乗李続けるために、彼女たちも元夫の苗字を名乗り続けたいと考えます。</p>
<p>それは母親として、離婚後子供と違う苗字になることが何よりも嫌だからです。</p>
<p>それでも離婚を経験したフランス人女性を中心に、子供は母親の名字を名乗ってもいいのではないか、と考える人が増えています。</p>
<p>民法が改正されて子供が母親の名字を名乗れるようになったこと、<strong>結婚</strong>率が減少する一方で離婚率が増えたこと、男女平等が進んだことなどの理由が挙げられます。</p>
<p>その結果、今後フランス人の苗字に対する考え方は今後変わっていくことが考えられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>参考資料</p>
<p>Marie-France Valetas, Le nom des femmes mariées en Europe, in <em>La documentation française,</em></p>
<p>2009年12月１日</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>フランス人男性を魅惑するメークとおしゃれ:最初のデート</title>
		<link>https://francechapeau.com/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e4%ba%ba%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%af%e3%81%8a%e3%81%97%e3%82%83%e3%82%8c/</link>
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		<pubDate>Fri, 28 Sep 2018 11:57:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[おしゃれ]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[メーク]]></category>

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		<description><![CDATA[「女性は何よりも男性の気を惹くようなセクシーさを常々持っていなくてはならないのよ。私の服はそういう男性心をくす...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>「女性は何よりも男性の気を惹くようなセクシーさを常々持っていなくてはならないのよ。私の服はそういう男性心をくすぐる女性（coquette）のためにあるのよ。いつ街を歩いていて素敵な男性に出会うかわからないんだから。」</p>
<p>これは1970年代にシャネルがインタビューで語った言葉ですが、この言葉は現在のフランスでも全く色あせていません。</p>
<p>今日の<strong>フランス人</strong>女性は仕事と恋愛をうまく棲み分けています。仕事ができる有能なフランス人女性でも、一旦プライベートとなると自分を女性らしい、セクシーな女性として演出します。忙しいフランス人女性はおしゃれにも気を使っています。</p>
<p>ここではフランス人男性と最初のデートに出かけるに当たって、相手の男性に強い印象を与えるために、フランス人女性がどんなおしゃれを心がけかについて、メーク、洋服、トータルの視点から紹介します。</p>
<h2>最初のデートは相手を知る時ではなく、魅惑する時</h2>
<p>あなたは自分が気に入った男性に出会いました。そして相手もあなたのことを気に入ってくれ、あなたに最初のデートを申しこんでくれました。あなたは内心大喜びです。<img class="size-medium wp-image-670 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-768x509.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-1024x679.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tulip-690320_1920-728x483.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本でもフランスでも最初のデートは自分の女性としてのイメージを相手に印象付けるとても重要な段階です。まだお互いのことをよく知りはしないけど、今後「あなたについて知りたい」と相手のフランス人男性に強く思ってもらうために, フランス人女性は最初のデートに向けておしゃれに苦心します。</p>
<p>第一回目のデートで最も重要なのは言葉ではなく、全体的な雰囲気です。もちろん会話も重要ですが、相手の男性に次も会いたいと思ってもらわなくてはなりません。もちろんコミュニケーションやデートは重要です。でもそれらと同じぐらい重要なのはおしゃれをして外見を整えることです。</p>
<p>最初のデートの目的は、相手をよく知ることではなく、相手を魅惑すること、そしてお互いを男性女性としてお互いを意識して楽しい時間を送ることです。そのためにおしゃれは欠かせません。</p>
<h2>フランス風メイクの心得</h2>
<p>おしゃれという言葉から最初に頭に浮かぶのがメークです。現在20代前後の若い日本の女性たちは、ちょっとそこまでコンビニに行く時でさえもメークをしなければいけないと考えています。それほど日本の若い女性にとってメークは必要不可欠です。<img class="size-medium wp-image-664 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/makeup-brush-1761648_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本の若い女の子たちはフルメークを心がけます。つまり一箇所、二箇所、口紅やアイシャドーだけではなく、ファンデーションから白粉、アイメーク、アイライン、チーク、口紅全てです。</p>
<p>それで電車の中でもメークをすることが社会問題化したりもしています。20歳前後の女の子が素肌が想像できないほどのメークをしています。そんな女の子がいざ<strong>デート</strong>となると、相手の男性にいつ素顔を見せるのかというのが大きな問題になります。ネットなどで公開されていますが、メークとすっぴんの顔が全然違う女の子もいます。</p>
<p>このような日本の状況を見るにつけ、フランスの同年代の女の子のメーク事情との違いに驚かされます。フランスではメークとすっぴんがそこまで違うメークというのは、少なくとも普通の生活を送る20歳前後のフランス人の女の子にとっては考えられません。</p>
<p>フランスではフルメークは流行りません。自分の自然な魅力が引き立つような、引き算のメークが主流です。ではフランス人の考える嗜みとしてのメークとはどんなものでしょうか。</p>
<p>正しいメークをすることによって出会いのチャンスも増えるし、自分が惹きつけたい男性に対しても効力を発揮する。こう考えているのは、フランス人女性も日本人女性も同じです。</p>
<p>フランスでは日常生活では簡単なメークをするだけで、メークをやりすぎてしまわないことにこそ注意を払います。毎日朝からマスカラをつけ、派手な口紅をつけまくったりするのはやりすぎです。</p>
<p>フランス人男性を魅了するためには自然さとメークをうまく組み合わせて、自分を素敵に演出する必要があります。フランス女性は個性を大切にしますが、その中でいくつかのフレンチメークの傾向があります。</p>
<p>まずはシンプルで目立たないナチュラルメークを心がけること。そして自分の顔のチャームポイントを引き出すメークをする必要があります。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-675 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/lipstick-791761_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />自分の目に自信があるのだったらアイメークを強調します。その際に目とシャドーの色を同じ色で揃えるのではなく、シャドーは目と対照的な色を選ぶと目がより引き立ちます。</p>
<p>そして最初のデートですからシャドーは暖かい色合いを醸し出す配色が必要です。そのためには茶色や黒の瞳にはグレーか青が似つかわしいと考えます。またシャドーと洋服の色も違う色にすることを忘れてはいけません。</p>
<p>最初に自分の欠点をカバーしましょう。シワ、シミなどは目立たないようにコンシーラーをつけます。そしてファンデーションではなく白粉で薄めの化粧を心がけます。この時筆を使うことがポイントです。そしてチークを施します。</p>
<p>こうするだけで顔色が良くなり、欠点が目立たなくなります。反対にメークをやりすぎると、俗っぽさ、品のなさが表現されてしまいます。</p>
<p>フランス人女性は目と口に同時にメークをしないほうがいいと考えています。セクシーな口元を強調したいときには口紅以上に強い色のリップペンシルで唇を囲わないように注意します。</p>
<p>もしアイメイクを強調するなら、唇はシンプルなグロスだけで十分です。最初のデートには、特にメークをやりすぎないように注意します。</p>
<h2>フランス人男性に好感を持たれる外見</h2>
<p>最初のデートがどこで何をするにしても、日本の若い女性はとにかくフルメークを施すでしょう。しかしフランスではそこまでメークに力を入れることはありません。</p>
<p>フランス人にとって何よりも大切なことは、自分自身をさりげなく見せることだからです。厚化粧をしてしまったら、この目標を達成することはできません。<img class="size-medium wp-image-674 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-200x300.jpg" alt="" width="200" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-200x300.jpg 200w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-768x1152.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-683x1024.jpg 683w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920-728x1092.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sock-1260361_1920.jpg 1280w" sizes="(max-width: 200px) 100vw, 200px" /></p>
<p>女性はメークで綺麗になれると思いメークにばかり気を取られがちですが、男性にとって一番重要なことは全体として見たときのその女性の見栄え、外見です。個々のパーツではなく、自分の全体像を見ながら化粧の仕方を考えるべきです。</p>
<p>デートする相手の気を惹くためだけにメークをするのではありません。化粧はあなたの個性を光らせ、あなた自身が魅了した男性にも楽しい気持ちになってもらうための自己演出の手段です。</p>
<p>メークに加えて、あなたの装いも重要です。最初のデートで良い印象を与えるためにどんな格好がいいか、相手のリアクションも想像しながら、注意深く考えて見てください。ちなみにそれはあなたが彼に会う場所、その日デートで何をするかにもよります。</p>
<p>最初のデートは、カフェ、公園の散歩、街を練り歩くなどの日常的な場所かもしれません。その場合自分自身が居心地いいと感じる服装を選ぶ必要があります。どんな洋服を選ぶかが勝負所と考え、自分で自分にプレッシャーをかける必要はありません。例えば公園へ行くだけなのにデコルテのワンピースと15センチのヒールを履いてしまうと完全にTPOから外れてしまいます。</p>
<p>装いの目的も自分自身の魅力を引き出すことです。そのためにはまず自分の体型に合った洋服を選ぶことです。もし自分の美しいボディーラインをアピールできるようなジーンズを持っているのなら、それを履くことによってあなたはデートの時にも普段と同様に自分に自信を持つことができます。</p>
<p>俗っぽく見えてしまったり、周りの人が思わず吹き出してしまうようなコーデというものがあります。それはやりすぎのおしゃれです。いくらフランスではデートでセクシーな装いが求められると言っても、自分の胸を強調したデコルテのトップスにミニスカートを合わせることは避けるべきです。デコルテならミニスカートをやめ、ミニスカートならデコルテはやめるべきです。</p>
<p>実はこれらのアドバイスは取り立ててデートのための<strong>おしゃれ</strong>指南ではありません。毎日の生活を送る上で必要な常識的なおしゃれです。欠点を隠して薄化粧をして、サイズ感がフィットしていて自分が着用して気持ちの良い服を着ることによってこそ、フランス人女性は自分に自信が持てるようになると考えます。</p>
<p>女性はいつでもリラックスしているわけではありません。恥ずかしがり屋で上がってしまったり、間違えてはいけないと思いすぎて肝心のところで失敗してしまったりします。外見（メークと服装）を前持って周到に準備することによって、初デートでの思わぬ失敗を回避して、相手に対して自分自身の魅力を最大限にアピールすることができます。</p>
<h2>自分の個性を演出できる服を選ぶ</h2>
<p>ここまでフランス風おしゃれの視点から初デートに向けてどのように準備するか説明しました。ここではもう一歩踏み込んで, では初デートの日にどんな洋服を着ることを期待されているのかについて見ていきます。</p>
<p>フランスでは最初にデートを申し込むのは男性と決まっています。男女平等、フェミニズムなどもありますが、男女の恋愛においてフランス流は伝統的です。女性から初デートを誘うというのは、日本以上にフランスではあり得ません。<img class="size-medium wp-image-663 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-768x508.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-1024x678.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-3685260_1920-728x482.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ではその相手から誘われた初デートに具体的にどのような服を選んで着て行ったら一番セクシーに見えるのでしょうか。そう、フランスではこと恋愛のシーンにおいて、女性はセクシーでいることを求められます。</p>
<p>これまで見てきた通り、セクシーというのは化粧やセクシーな洋服を単に着ることではなく、女性らしく見せるということです。</p>
<p>そして相手に好かれようと無理をするのではなく、自然体でいることも大切です。そのためには自分の個性にあった洋服を選ぶ必要があります。そうでないと借りてきた猫のようで、自分自身がリラックスできないからです。</p>
<p>最初のデートでは必然的にたくさん話をすることになります。相手のことをよく知らないからです。それでもあなたが話す内容と同じぐらい、あなたの外見も重要になります。そのために普段から時々綺麗な洋服を着て外出することを心がけることとこのような特別な機会のための予行演習になります。</p>
<h2>初デートで相手のフランス人男性に好印象を与えるリトルブラックドレス</h2>
<p>もし本当に初デートに何を着ていいのかわからないときは、そしてそれはTPOにもよりますが、リトルブラックドレスならあなたをセクシーに見せてくれるでしょう。リトルブラックドレスとはもともとフランスで誕生した黒のドレスです。</p>
<p>フランス語でla petite robe noireといいますが、喪のイメージと結びついていた黒のドレスを日常のドレスとして着ることを提案したのはシャネルでした。フランスでは定番中の定番です。リトルブラックドレスはフレンチシックを体現しています。なぜなら流行がなく、シックでセクシーだからです。シンプルでやりすぎになりません。<img class="size-medium wp-image-684 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-200x300.jpg" alt="" width="200" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-200x300.jpg 200w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-768x1152.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-683x1024.jpg 683w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920-728x1092.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/model-784337_1920.jpg 1280w" sizes="(max-width: 200px) 100vw, 200px" /></p>
<p>そしてこのリトルブラックドレスにヒールのある靴と色の濃いストッキングを履きましょう。レストランなどの少しかしこまった場所へ行く予定の時やよりセクシーに装いたいときはストラップレスドレスもいいかもしれません。</p>
<p>初デートの日は大判のトートバックを持たないようにしましょう。それは毎日の仕事や買い物へ行く時に持つものです。目立ちすぎるは良くないのでアクセサリーは最高で三つまでとします。そして自然なメイクを施し、香水を少しつけます。そうすればパーフェクトなルックが完成です。最後にヘア、ハンドケア、脱毛もお忘れなく。</p>
<h2>終わりに―見せてしまうのではなく、匂わせること</h2>
<p>フレンチシックというのはニュアンスで遊ぶことです。だからネイビー、グレー、ブラックなどのいわゆる地味目の色が主流です。アメリカファッションのように赤、黄色、グリーンなどのカラフルな色を頻繁に使うことはありません。<img class="size-medium wp-image-661 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cafe-1793850_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>くれぐれもメークと洋服のやりすぎには注意しましょう。それはフランス流のおしゃれではないし、相手はあなたの外見にばかり目が行ってしまい、あなたが話すことに集中できません。</p>
<p>服装とメーク、そしてトータルルックが重要なのは、これらを整えることによって、女性が自分に自信を持てるようになるからです。おしゃれをすることによって、自分のベターなイメージを演出し、自分で自分をより受け入れられるようになります。その結果自分だけでなく異性も惹きつけることができるようになるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人：恋愛と結婚の間　</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Sep 2018 07:18:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[今回はフランス人にとって愛、恋愛、結婚が何を意味するのかについて紹介します。え、そんな分かり切ったことを？と思...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>今回は<strong>フランス人</strong>にとって愛、恋愛、結婚が何を意味するのかについて紹介します。え、そんな分かり切ったことを？と思われるでしょう。</p>
<p>ところがこの３つの意味するところは、日本語とフランス語で微妙に異なるのです。例えばフランス語では、日本語のように愛と恋愛を区別しません。</p>
<p><em>amour</em> は日本語の「愛」と「恋愛」のどちらも意味します。日本語的に言うと恋愛というのはどちらかと言うと独身のカップルに使う言葉です。「恋する」と言うのは少し距離のある相手に使う気がします。結婚すれば「愛する」となります。</p>
<p>その区別がフランス語にはありません。結婚する前も後も変わりなくamourや aimerという言葉が使われます。</p>
<p>日本語では未婚と既婚で関係の質自体が恋愛から愛へと変わっていくのに、フランス語では恋愛と愛の区別はありません。</p>
<p>フランス人にとって恋愛と愛の違いはamourの色が変わっていくプロセスと言えるかもしれません。しかしそれによってamourの本質が変わる訳ではありません。</p>
<p>そう考えると、フランス人にとって重要なのは恋愛か結婚ではなく、愛があるか否かの一点に絞られます。そしてその愛が長く続く場合、どのような形でその関係にコミットしていくかという別の問題が生じます。日本のように恋愛から結婚へと道が決まっているわけではないのです。</p>
<p>そんなわけでここでは、フランス人男性、女性の体験談、そして作家哲学者による説明などを参考にしつつ、少し哲学的にフランス人の考える恋愛、愛、結婚について紹介します。</p>
<h2>多様な愛（Amour）の定義</h2>
<p>まず仏和辞典からAmourの定義を紹介しましょう。</p>
<p>仏和辞典の中でamourを探すと、そこには長―い説明が羅列されています。さすが愛の宗教と言われるカトリック教の伝統を持つ国、フランスです。その定義を読んでいくとフランス人男性、女性にとって愛というのは、日常生活のあらゆるところに存在するものだということが理解できます。<img class="size-medium wp-image-593 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<ul>
<li>愛、慈愛、愛情</li>
<li>愛、恋、恋愛</li>
<li>恋愛事件、恋愛体験</li>
<li>好み、愛着</li>
<li>恋人、情熱の対象、好きなもの</li>
<li>肉体関係</li>
<li>動物の発情、盛り</li>
</ul>
<p>（<em>Shogakukan Robert Grand Dictionnaire Français-Japonais</em>）</p>
<p>現代フランスにおいて、愛とはあらゆる人間関係に伴う肉体的、精神的、心理的上の様々な思い入れ、感情、気遣いと理解できます。</p>
<p>通りすがりの恋愛も愛だし、一生続く関係も愛です。慈愛という意味では、親の子に対する気持ち、隣人、クラスメート、そのほか周囲の人に対する広い意味での気遣いも愛です。</p>
<h2>カップルの愛</h2>
<p>様々な愛の形がある中で、カップルにとっての愛とは何でしょうか？実はこれに対して、全ての人が納得するような客観的な答えはありません。愛とは本質的に主観的なものです。</p>
<p>カップルの愛も状況によって様々な愛の形が想像できます。情熱、行為、恒常的な状態、その時々の気分、愛する人の気持ち、そして愛し合う二人の関係性、全てが愛と関係してきます。</p>
<p>ある哲学者は次のように愛の定義しています。</p>
<p>「愛とは友情でもなく、欲望でもなく、情熱でもありません。愛とはこれらの相反する傾向がありえない形で共存した状態です。なぜあり得ないかというと、これらの愛の構成要素は相互補完的に作用するわけではないからです。そこに愛の悲劇があり、偉大さもあります。異質の要素が混在しているので、不安定さを伴い、人々の日常生活の中で、壮大な、またはありふれたストーリーとして、私たちの日常生活の中で強力なエンジンとなりえます。」(France culture: Peut-on définir l’amour?)<img class="size-medium wp-image-592 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-300x145.jpg" alt="" width="300" height="145" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-300x145.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-768x372.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-1024x497.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-728x353.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>上の説明から、肉欲だけの関係では異性愛とは言えないことがわかります。その一方で友情だけで二人の間に「化学反応が起きない」つまり情熱や欲望が不在の場合も異性愛とは呼べません。</p>
<h2>国家と愛、恋愛</h2>
<p>日本ではフランスは恋愛大国として知られています。またフランス人は恋愛体質を持っているとも言われます。ところがフランスの歴史を見ると愛、恋愛や個人の幸福が結びつくようになったのは、ここ50年余りのことだったことがわかります。</p>
<p>国家の視点からみると、フランスでは自由な恋愛は結婚生活の安定を揺るがす「反逆」的なもの、危ないものとみなされてきました。この考え方を明文化したのが1804年に発布されたナポレオン法典でした。</p>
<p>ナポレオンは公共の秩序を樹立するために、結婚した男女の間に法的不平等を確立したのです。その結果夫婦愛が女性の幸福の原点であるというコンセンサスがあると同時に、結婚は男性の女性に対する支配、という矛盾した側面を持つこととなったのです。</p>
<p>当時のフランス人は堅苦しい民法によって定められた家父長制のなかで、愛と結婚の曖昧な関係について強く意識したことでしょう。</p>
<p>国家の安寧の礎としての家族を定義づけたナポレオンですら、自身の結婚には愛を求め、妻の不倫に耐えました。</p>
<p>ナポレオン法典によれば不倫をした既婚女性は姦通罪に問われましたが、同時に彼女たちは「犠牲者」ともみなされて、恩赦などの措置が取られることも頻繁にありました。</p>
<p>ボルデユーというフランスの有名な学者は「愛とは男女の恒常的対立における『休戦場』だ」と書いています。</p>
<p>このように愛は個人の幸福、男女の対立要素、そして国家の個人の私生活に対する介入が複雑に入り混じったフィールドなのです。</p>
<p>フランスで恋愛結婚が一般化したのは20世紀に入ってからのことでした。</p>
<p>そして結婚と愛、<strong>恋愛</strong>が全く同義語となるのは、人間の幸福にとって性が重要であると認識され、別名性革命とも呼べる「５月革命」後、1970年以降のことでした。</p>
<p>そして最近では同性愛者の結婚も合法化されました。</p>
<h2>日本人は愛と結婚を峻別する</h2>
<p>現代フランスでは、カップルの愛としては心理的、精神的な要素も重要ですが、それと同じぐらい相手に対する性的欲望、情熱も重視されます。</p>
<p>このような結婚のあり方に批判的なフランス人は、一般にフランス人が愛と恋愛を混同していると非難します。<img class="size-medium wp-image-608 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本人の中にも、愛に情熱を求めたところで３年も経てば情熱など消えてしまうでしょう、そんな不安定なものを信用して結婚するわけにはいかないと反論する人がいます。</p>
<p>これに対して、あるフランス人は次のように答えてくれました。</p>
<p>「そうかもしれない。でも例え情熱が消えたとしても、激しい情熱が過去にあったという思い出が残り、それによって愛しあうカップルとしてやっていける」と。</p>
<p>相手に対するときめき、相手と物理的に接触することから生じる欲望や情熱を感じた時、日本ではそれを恋愛と呼びます。ところが、多くの日本人女性はそのままその恋愛感情を結婚後もある程度保持させていくことが難しいと考えています。</p>
<p>あるアンケートによれば、日本人女性が結婚に求めるものは恋愛感情以上に、相手と一緒にいるとほっとできる、金銭感情が似ているなどです。</p>
<p>日本では結婚を考えた時、現実的なことを考慮しないといけない気がします。実家との関係、兄弟が何人いるかから始まって相手の収入、勤務先、転勤はあるかどうか、などなど。</p>
<p>そしてもっとも重要なものは子供の存在です。日本人男性が若い女性を好むのは子供を生んで育てて欲しいからに違いありません。</p>
<p>そのような諸問題が優先され、結婚における「ときめき」「恋愛感情」の重要性は軽視されます。悩み相談のサイトを見るとそれが良くわかります。</p>
<p>例えば30歳を過ぎた未婚の女性が「私は結婚したい。でも相手にときめきを感じないので今までパートナーに巡り会わなかった。こんな私は結婚できないのでしょうか」などの質問を見かけることがあります。</p>
<p>それに対して多くの（既婚と思われる年上で経験のある）日本人女性が「ときめきを感じる相手」と結婚しようと考えるなんてナンセンス、だから結婚できないのよ、などとお叱りのレスポンスをしています。また「あなたは人生を知らない」「生活は恋愛と違う」などの意見も上がります。</p>
<p>しかし「生活上の利便」「理性（もしくはお金？）」を優先した結果「ときめき」をそれほど感じない相手との結婚を選択すれば、出産後にセックスレスの問題が生じるのは避けられないように思われます。だから結婚の目的を幸せとした時この未婚の女性の言い分にも一理あるのです。</p>
<h2>フランス人男性にとっての愛と結婚の違い</h2>
<p>日本人女性は恋愛と結婚を峻別すると書きました。そこには、男女間の経済的平等が実現していない今の日本社会における日本人女性の弱者としての立場が反映されています。日本人女性は経済的理由に男性に頼るために結婚をしなくてはならない場合もあります。</p>
<p>実はフランス人にとっても結婚と愛は別物です。カップルの目的が愛であるならば、結婚は愛にコミットするための一つの形態だからです。そしてフランスには愛に対するコミットメントには複数の結合の形態があります。<img class="size-medium wp-image-607 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>結婚がカップルの最も重要な結合の形であることは、日本もフランスも変わりません。日本でもフランスでも役所に婚姻届を提出します。</p>
<p>同じなのですが、フランスでは役所における「結婚の儀式」が日本よりも一歩踏み込んだ公の制度となっています。なぜならそれは書類としての婚姻届を役所に提出する以上の行為を伴うからです。</p>
<p>フランス革命が起こる以前には、カトリック教会がフランス人の結婚を社会的に管理していました。「離婚をしてはいけない」「堕胎をしてはいけない」「浮気をしてはいけない」「婚前交渉をしてはいけない」などの厳しい社会的掟を課すとともに、カトリック教徒として戸籍の登録にも関与していました。</p>
<p>フランス王国では長い間カトリック教会のみ正当な宗教として認められ、プロテスタント教徒やユダヤ教徒が迫害されてきました。例えば異教徒はカトリック教会が管理する戸籍に名前を載せてもらえず、フランス王国の大半のカトリック教徒との結婚を禁じられていました。</p>
<p>フランス革命政府は宗教の違いによって個人の市民的幸福に障害が及ぼされることを問題視しました。人権宣言の中には信心の自由の原則が謳われています。革命を通じてそれまで排斥されていた他の宗教も、カトリック教と同様に社会的に認知されました。</p>
<p>フランス革命以後、カトリック教会ではなく、国家がフランス人の戸籍を管理することになりました。その中には婚姻の手続きも含まれ、教会での結婚は省略できたとしても結婚する二人は必ず役所で結婚の儀式を行わなければならなくなりました。</p>
<p>フランス革命にはカトリック教会の考え方に相反する側面がありました。例えばカトリック教会は離婚を禁止していましたが、フランス革命は離婚を合法化しました。その後ナポレオン敗退後ブルボン王朝が復活すると、カトリック教会の影響が強まり、再度離婚は禁止されます。</p>
<p>それから1970年ぐらいまでフランスでは離婚をすることが大変困難な状況が続きました。協議離婚というものがなく、離婚するカップルは合法的な離婚理由を求めて裁判で戦わざるおえませんでした。</p>
<p>このような歴史があるために、フランス人は結婚にマイナスのイメージを抱きやすく、結婚＝国の制度と考えがちです。</p>
<p>近年、民法上の制度が改正され、フランスにおける結婚が「国家による個人の私生活（愛）に対する干渉」というフランスにおける従来の結婚のイメージは薄らぎました。</p>
<p>フランスでは、パックス法、同性婚などの合法化によって、個人が自由に自分たちのカップルの規則をオーダーメードで決めることができるようになりつつあります。</p>
<h2>日仏の結婚観の違いが引き起こす摩擦―フランス人男性は「できちゃった婚」をしない？</h2>
<p>フランスでは長い間結婚が国家による国民の私生活への介入の一形態だったために、万が一の際離婚ができない、などのマイナスの記憶が残っています。</p>
<p>そのため民法が改正され離婚がしやすくなったのにも関わらず、一部のフランス人男性はなかなか結婚にコミットしません。一方日本人女性は一般に結婚を恋愛の果ての男のけじめと捉えます。</p>
<p>このような二つの結婚観の違いによって、フランス人男性と日本人女性の間に結婚をめぐる文化摩擦が起こることがあります。</p>
<p>あるフランス人男性と同棲していた日本人女性は妊娠、出産しました。出産を機に、日本人女性はフランス人男性に対して同棲ではなく結婚を要求しました。しかしフランス人男性はどうしても結婚できないと拒否したのです。</p>
<p>その結果日本人女性は生まれたばかりの赤ちゃんを連れて日本へ帰国し、そのフランス人男性は遠く離れた日本に住む自分の子供に会うこともできず、辛い思いをしています。それでも彼が結婚したくないという気持ちは変わりませんでした。</p>
<p>日本人女性としては子供ができた段階で相手のフランス人男性は結婚してくれると思っていたことでしょう。日本には「できちゃった婚」という言葉もあるとおりそれが当たり前だからです。</p>
<p>日本的に考えると、子供ができてもその母親と結婚する心算ができていないフランス人男性は、けじめをつけられない、責任が取れない男となります。ところが出産を経てもこのフランス人男性は結婚をすることを拒否しました。</p>
<p>彼はパートナーとの関係と子供の問題を切り離して考えました。そして子供が生まれても彼女との結婚をその時点では望んでいなかったのです。</p>
<img class="size-medium wp-image-595 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-728x486.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>フランスでは日本のように女性が家で子育てをして男性が外で働くと言うパターンは当たり前のものではありません。どちらかが育児休暇を取って仕事を休む制度は整っているので一時的に仕事を休むということはあるかもしれません。</p>
<p>しかしこのフランス人男性のように医者で自分だけの収入で家族を養っていける場合でも、女性は家にいて欲しいとは考えません。むしろずっと外で働いて欲しいとすら考えています。その方がカップルとして刺激的だからです。</p>
<p>別のフランス人男性が日本人女性とパリで同棲を始めて２ヶ月たった頃、同棲など許さない、と日本人女性のご両親が日本からパリへやってきました。それまで結婚はしない主義を貫いてきたフランス人男性でしたが、最後通牒を突きつけられ大いに苦悩した結果,晴れて彼女と結婚することを決心しました。</p>
<h2>全てのフランス人が結婚＝愛を生きているのではない</h2>
<p>ここまでフランス人男性の恋愛観、結婚観についてご紹介しました。フランスではこの２つはamourという言葉で全て繋がっています。</p>
<p>フランスで恋愛と結婚が結びついたのはこの５０年ぐらいのことだったと書きましたが、実は現在でも恋愛結婚がフランス社会全体に広がっているとは言えません。</p>
<p>フランスで恋愛結婚が当たり前となったのは中産階級以上の人たちのみです。彼らは毎日の小さな愛の儀式（愛情を表現するジェスト、優しい言葉、食事の準備、花束を送る、愛情のこと持ったメモを残す）を通じてカップルとして愛を育んでいきます。</p>
<p>ところが労働者階級のフランス人男性には自分の配偶者に対してここまで細かい気配りをしません。</p>
<p>このような社会階層による男性の態度の違いに加え、<strong>結婚</strong>した後の夫婦の社交生活も異なります。</p>
<p>教養ある夫婦は結婚後もそのまま友人たちとの社交を続けていきます。そして彼らはこの社交の場で子供達にマナー、言葉遣い、教養などを教え、将来自立するのに必要な文化資産を学習させます。</p>
<p>労働者階級では一旦結婚するとそれまでの仲間との関係が切れてしまいます。彼らは男たちのたまり場で、自分たちの配偶者がいかに至らないかについて話すことが仲間との気晴らしになります。<img class="size-medium wp-image-601 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>労働者階級のフランス人男性には仲間の夫婦を招きあって食事をしたり会話を楽しんだり、と言う社交生活がありません。</p>
<p>労働者階級のフランス人男性は男仲間とお酒を呑んで冗談を言い合うことでストレスを発散します。彼らの妻にとって、結婚とは夫と子供の世話をする場であるという前提は以前から変わっていません。</p>
<p>最後にフランス人男性は一般に主婦を好みません。フランスの家庭では共働きが主流です。その理由は様々です。お金ではなく生きがいのために働く女性もいることでしょう。しかしこれは例外で、多くの場合共働きでないと生活が成り立たない、という厳しい現実があります。</p>
<p>女性が働くということを、フランス人男性も歓迎する傾向にあります。専門職を持っていて自分の稼ぎだけで家族を養っていけるようなフランス人男性ですら、独立して働いている女性を好みます。</p>
<p>フランス人男性の多くは、経済的な負担を一人で背負いたくない、対等に働いている人と一緒に暮らしたほうが会話や生活そのものが刺激的、と考えています。</p>
<h2>おわりに</h2>
<p>ここではフランス人の恋愛と結婚が愛でつながっているという話をしました。フランス人にとっても恋愛が熟せば結婚へとつながっていきます。</p>
<p>しかしその二つが必ずしも一致するとは限りません。フランス人は日本の「できちゃった婚」「授かり婚」という考え方に馴染みません。子供ができてもパートナーとすぐに結婚したがらないこともあります。</p>
<p>二人の意見がお食い違わないように、カップルは子供を産む前にしっかり話し合いをして、二人の気持ち、人生計画をきちんと確認する必要があります。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>フランス人の宗教と結婚ーキリスト教はフランス人にこんな影響を与えている</title>
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		<pubDate>Mon, 24 Sep 2018 09:03:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[宗教]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[フランスは元来カトリック教の国です。 フランスでは西ローマ帝国が滅んだのち、新たに侵入してきたゲルマン系民族が...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>フランスは元来カトリック教の国です。</p>
<p>フランスでは西ローマ帝国が滅んだのち、新たに侵入してきたゲルマン系民族が支配する新国家が誕生しました。そのリーダー、クローヴィスは元来異教徒でしたが、フランスの民衆の宗教であったカトリック教を受け入れました。エリートと民衆が精神的に一体化して、中世フランスがスタートしました。</p>
<p>キリスト教は中世フランスにとってはアイデンティティーと言えるほどに重要でした。ところが時が経るにつれてキリスト教の重要性は次第に薄らいでいきました。</p>
<p>現代フランスでは衰退してしまった言われるキリスト教ですが、全く意味がなくなったわけではありません。かつて社会勢力、政治勢力として存在したキリスト教は、現在社会風習、人々の考え方に溶け込んでいます。</p>
<p>ここではカトリック教の考え方が、現代のフランス人の<strong>恋愛</strong>観にどのような影響を与えているのかについて見ていきます。</p>
<h2><strong>フランス人の宗教感：信心と実践の違い</strong></h2>
<p>まず現代のフランスにおける<strong>宗教</strong>の現状ついてざっと紹介します。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-497 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-768x510.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-1024x681.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/stained-glass-1181864_1920-728x484.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />今日フランス人の多数の宗教が、カトリック教であることには変わりません。フランス人全体の64パーセントの人が、自分がカトリック教徒であると考えています。しかし毎日曜日に教会へ行ってミサに参加するような敬虔な信者は5パーセントにすぎません。</p>
<p>フランス人全体の６パーセントがイスラム教徒であると答えていますが、モスクで祈りを捧げる敬虔なイスラム教徒は2パーセントです。</p>
<p>一方別のアンケートによれば、29パーセントのフランス人は神を信じないと答え、34パーセントのフランス人が自分は宗教がないと答えています。これら二つの数値を合わせると、半数以上のフランス人が宗教から離れてしまったことになります。</p>
<p>自分がカトリック教徒であると考える人が半数以上、自分がカトリック教徒ではないと考える人も半数以上。これでは辻褄があいません。実は20パーセントぐらいのフランス人は、どちらの質問にもYesと答えています。</p>
<p>20パーセントほどのフランス人は、質問の聞き方、誘導の仕方によって、自分はキリスト教徒である、もしくはキリスト教徒でない、の間を行ったり来たりします。</p>
<p>風習、伝統の点で、自分はカトリック教徒と言えるかもしれないが、宗教の実践となると、自分はカトリック教会から遠ざかってしまった、ということだと思います。</p>
<p>フランスには、カトリック教徒、イスラム教徒に加えて、ユダヤ教徒、プロテスタント教徒もいます。</p>
<p>フランス革命では人権宣言が発布され、信心の自由が保証されることになりました。その結果中世以来差別を受けてきたユダヤ教徒に対して、ヨーロッパで最初に信心の自由を保証した国がフランスでした。</p>
<p>そのためフランス革命以来、ユダヤ人系フランス人はフランスに対して大変好意的なイメージを持っていました。ところがこの状況は第二次世界大戦で変わりました。時のペタン政権は、ナチスドイツと協力してフランス国内のユダヤ人を排斥したからです。</p>
<p>一方フランス革命以前のフランス王国においては、プロテスタント教（いわゆる新教）はどちらかといえば、貴族や富裕層を中心としたエリート層の宗教でした。宗教革命の頃にはフランスのプロテスタント教徒は国民全体の10パーセントを占めていました。</p>
<p>イタリアから来た女王、カトリーヌ・ド・メディチの画策によって、自分の娘の結婚式に招かれたプロテスタント教徒の貴族たちが虐殺されてしまいました。その後国家の弾圧も加わってプロテスタント教徒の数は減少していきました。</p>
<p>現在プロテスタント教徒は国民の3-4パーセントしか占めません。またユダヤ教徒に関しては0.7パーセントです。</p>
<h2><strong>カトリック教会による恋愛と結婚の意味</strong></h2>
<p>カトリック教会は従来結婚をしようという男女に対して４つの条件を課してきました。それらは自由意志で結婚すること、離婚の禁止、相手以外の人を愛さないこと、子供を生むことです。<img class="size-medium wp-image-422 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-300x169.jpg" alt="" width="300" height="169" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-300x169.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-768x432.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-1024x576.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cross-2713356_1920-728x410.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>カトリック教会によれば、従来男女の性的な関係は、結婚して子供を生むためのもの、に限定されました。</p>
<p>1960年代まで伝統的なキリスト教的価値観が支配的だったため、フランス人の性、結婚観もカトリック教会の考えに一致していました。</p>
<p>例えば、当時のフランス人は結婚前の同棲をタブー視しました。同棲する人たちは、無宗教を自認するおよそ20パーセントのフランス人のみでした。</p>
<p>現代フランスでは、カトリック教の影響が弱体化した結果、恋愛観、結婚観が大きく変わりました。とりわけ結婚のお試し期間としての同棲が当たり前になりました。</p>
<p>フランス国民の80パーセントが同棲をしてから結婚をします。それでも敬虔なカトリック教徒の中には同棲を受け入れない人もいます。</p>
<p>かつて避妊、堕胎もキリスト教によって禁止されていました。結婚の目的が子供を産み育てることである以上、男女の恋愛感情は比較的軽視されていました。また同性愛も許されるものではありませんでした。</p>
<p>同性婚が合法化された現在でも、敬虔なカトリック教徒の中には同性婚を認めないフランス人もいます。</p>
<p>日本で結婚届を役場に提出する際二人の保証人が必要です。しかしその保証人は一緒に役場に来る必要はありません。さらに役場には届けを提出するだけです。</p>
<p>フランスの民事的結婚は日本より儀式的な要素が強くなります。結婚する二人は役所を訪れます。住民によって選出された代表者（村長、町長、市長、区長もしくはその代理人）の見守る中カップルは愛を誓い、結婚届に署名して初めて結婚が成立します。</p>
<p>近年この役所の代表者がカトリック教徒であったため、同性愛者のカップルの民事的結婚を認めないということがありました。この代表者は私的考えと公的考えを混同してしまいました。この事件は裁判に発展し、最終的にはこの代表者の行いは違法との判決がくだりました。</p>
<h2><strong>キリスト教の実質的衰退とフランス人の結婚観の変化</strong></h2>
<p>このようにキリスト教はフランス人の恋愛観、結婚観に大きな影響を与えてきました。</p>
<p>カトリック教の勢力が強かった1960年代ぐらいまで、<strong>フランス人</strong>夫婦は恋愛と結婚をある程度区別していました。愛が冷めたからといって通常離婚することはありませんでした。それはカトリック教会が離婚を禁じていたからです。</p>
<p>1968年の5月革命以後フランス人はより自由な恋愛観、結婚観を持つようになりました。しかしこの時の変化はそれまでの100年の間に徐々にフランス社会が変化した最後の結果でした。</p>
<p>元来カトリック教会によれば、フランス人女性の役割は夫の世話をし子供を産んで育てるでした。ナポレオン法典はこの考え方を近代的な結婚にも取り入れ、民法化しました。</p>
<p>ところが20世紀に入ってフランス人女性が次第に経済的に自立すると、それまでの男性は仕事、女性は家事、子供の世話という伝統的な役割分担は次第になくなって行きました。</p>
<p>20世紀の後半に避妊薬（ピル）が合法化されると、快楽としての性と出産の性が区別されるようになりフランス人の恋愛観は大きく変わりました。結婚を考えずに恋愛を楽しむことができるようになったのです。<img class="size-medium wp-image-463 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-300x173.jpg" alt="" width="300" height="173" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-300x173.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-768x443.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-1024x590.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/contraceptive-pills-849413_1920-728x420.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>1970年代以後、結婚はもはや国家の制度ではなく完全に個人の問題となりました。この頃からフランス人は、愛がなければ結婚に意味がないと考えるようになりました。</p>
<p>現在のフランスではこの「愛」と呼ばれる唯一無二のパートナーに対する排他的な感情を軸とした結婚観が徹底しています。</p>
<p>一神教でもなく、愛ではなく慈悲の宗教である仏教の影響が強い日本。私たち日本人はいまでも結婚を少なからず家と家の結びつき、と考えます。ところが現代に生きるフランス人は、あくまでも結婚における個人と個人の感情の結つきを重視します。</p>
<p>実は現在のフランス人の結婚＝愛という考え方は、従来型の神前結婚の進化形と捉えることができます。結婚の本質は変わらず、しかしそれはもはや制度的枠組みにとらわれることのない、個人の心の問題となったのです。</p>
<p>皮肉なことですが、愛の個人化、徹底化によって、今日ほどフランス人の結婚が脆弱化した時代はありません。フランス人はしばしば恋愛と愛を区別できないからです。そのためロマンチックラブを追い求めることによって、フランス人は一生同じ人と結婚を維持することが難しくなりつつあります。</p>
<p>かつてフランス人は、いまほど幸せな結婚生活ではなかったかもしれません。でも離婚は珍しいものでした。そのために何が起ころうと結婚というものがずっと続いていく、という前提で毎日生活していました。そこには安心がありました。</p>
<p>現在フランスのカップルは複雑化し、お互いに対する要求も高まっています。そして個人の最大限の幸福を実現するための結婚を見出そうと努力する一方、それが叶わない場合には離婚が待っています。</p>
<h2><strong>結婚式を通じて自分を語る</strong></h2>
<p>かつてキリスト教が外圧だった頃、若い人が結婚するとなったら、家族会議が開かれどんな結婚式を行うかについて家族全体で議論しました。<img class="size-medium wp-image-496 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-284x300.jpg" alt="" width="284" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-284x300.jpg 284w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-768x812.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-968x1024.jpg 968w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/thumb-328420_1920-728x770.jpg 728w" sizes="(max-width: 284px) 100vw, 284px" /></p>
<p>しかし1960-70年代あたりから結婚は当人たちだけのものとなりました。その頃から個人の欲求、要望を最優先とする結婚が当たり前になりました。またこの頃から独身者の数も増加しました。</p>
<p>一世代前のフランス人は、19世紀初頭から続いてきた国家の社会秩序の一環としての結婚を拒絶しました。そして純粋に愛を育むことができる関係を模索する一方、それまで禁じられていた同性愛に積極的になっていきました。</p>
<p>そのほかのパートナーシップの選択が生まれたため結婚の重要性は相対的に低下しました。それでも元来パーティ好き、社交好きのフランス人は、お祭りとしての結婚式を拒絶することはありませんでした。</p>
<p>宗教的影響が弱まった現在、若い世代のフランス人は結婚式をするに当たってお祭り以上の「何か」を求めるようになっています。それは自己アイデンティティーの見せ場、自分史の節目と言ってもいい結婚式のあり方です。</p>
<p>彼らはできるだけ他の人とは違う結婚式を行いたいと考えます。結婚という一生涯に一度のお祭りを通じて、自分を表現し、自分の人生にとって意味のあるイベントにしたてあげようと努力します。<img class="size-medium wp-image-495 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-300x169.jpg" alt="" width="300" height="169" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-300x169.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-768x432.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-1024x575.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/smoothies-2253430_1920-728x409.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>他では見られない自分たちらしさに溢れた結婚式を演出することによって、招待客を楽しませるとともに、それはカップルにとって、相手に対するコミットメントを強めるまたとない機会となります。</p>
<p>フランスでも日本のように、結婚式には写真、ビデオが欠かせません。インスタグラム映えするワイン、美味しい料理、ドレス、タキシードを選んで、忘れ得ぬモーメントを永遠に記録して、自分史の一部を作り上げます。</p>
<p>例えば、パリでサイクリングをした後、公園へ行って友人たちとピクニックをして結婚式とする、こんなパターンもあり得ます。</p>
<h2><strong>若いフランス人世代の伝統への回帰</strong></h2>
<p>グローバリゼーションが進行した結果、日本でもフランスでも人々は権威、組織から自由になり、以前よりも自由に生きることができるようになりました。日本もフランスも結婚をする人の数は相対的に減少しています。</p>
<p>そのような世界的風潮の中で、フランスでは、パートナーを見つけてからカップルになるまでより長い時間がかかるようになりました。</p>
<p>フランス人のカップルは、自分と相手に対して多くの質問、疑問を投げかけ、自分にとっての唯一無二の相手を見分ける最大限の努力をします。</p>
<p>自分自身の相手に対する感情が揺るぎないものであること、現在自分が幸せであることを確信し将来もこの状態を続けていきたいと願った時、フランス人は初めて相手に対してコミットして、長期的関係を考えるようになります。</p>
<p>このように時間をかけてカップルとしての耐久性をテストするのは、フランス人の若者が日本人の若者以上に離婚に対して不安を抱えているからでもあります。彼らは親の世代の別離、離婚といった苦い体験を、子供として直接体験しています。</p>
<p>その反動で若い世代のフランス人の間では、あらためて伝統的な宗教儀式を伴った結婚式が見直されています。家族問題で傷ついた若いフランス人ほど、宗教儀式にこだわる傾向があるそうです。</p>
<p>どんなにユニークな結婚式をあげたとしても、その翌日美しい馬車はかぼちゃに戻ってしまいます。その時若いフランス人のカップルはまた新たに自分たちのエンジンとなるイベントを作り出して、お互いのコミットメントに新たな息吹きを与えようと努力をするでしょう。<img class="size-medium wp-image-502 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-1024x682.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/panorama-3066076_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><strong>結婚</strong>をしたからそれで相手に対する努力が終わることはありません。その結果制度ではなくハートに依存する愛が人生を貫く一本の糸となっていきます。</p>
<p>世俗化されたように見える現代のフランス人ですが目に見えないパートナーへの愛はキリスト教伝来の愛へと繋がっています。</p>
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]]></content:encoded>
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		<title>フランス人男性の性格：いつ相手にコミットするか？</title>
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		<pubDate>Mon, 24 Sep 2018 08:31:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[性格]]></category>
		<category><![CDATA[男性]]></category>

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		<description><![CDATA[フランス語で付き合い始める、デートすると言うことをsortir avec と言います。これをフラットに訳せば「...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>フランス語で付き合い始める、デートすると言うことを<em>sortir avec</em> と言います。これをフラットに訳せば「誰かと一緒に外出する」となります。文字通り一緒に外出し、映画に行ったり、レストランに行ったりということです。</p>
<p>この段階ではまだ知り合って間もないカップルがお互いを知るための時間です。フランス人はこの初期の段階についてデートをする、などと特別な表現を使いません。彼らは軽い気持ちで一緒に外出をするのでしょう。</p>
<p>その後お互いをよく知るようになると、相手の家に泊まる, 一緒に週末を送る、一緒にヴァカンスへ行くなどの関係に発展します。</p>
<p><strong>フランス人</strong>男性は時間をかけて相手を観察したりしません。彼らは独特の臭覚とノリで気に入った異性がいたら即座にアプローチすることも多いでしょう。フランスでは恋愛は日本以上に日常的な出来事です。</p>
<p>だからと言って必ずしもフランス人男性の性格が軽い訳ではありません。彼らは恋愛においては現実主義、経験主義を採用しているのです。別れた相手を10年思い続けている、と言う日本女性に会ったことがありますが、フランス人は恋愛においては思い出、妄想に浸ることなく実践を重視します。</p>
<p>見切り発車のようにとりあえず付き合いだしてから、じっくりと時間をかけて相手を見極めてから相手にコミットするかしないかの結論を出します。そしてこのような状態が?年も続くこともあり得るのです。</p>
<p>一生懸命「生涯の女性」(femme de la vie)を探しているという意味では、ドンファンタイプを除いた一般のフランス人男性の性格は殊の外生真面目でもあるのです。</p>
<p>ここではフランス人男性がどのようなプロセスを経て一人の相手にコミットしていくのかについて見ていきます。</p>
<h2>フランス人男性との恋愛の始まりは「青天の霹靂」？</h2>
<p>フランス人の性格としてノリが大切です。</p>
<p>私の周りにも地下鉄や電車で出会って付き合い始めた、アパートの踊り場で出会った、近所のレストランで話し込んで付き合うようになった、など全く知らない人同士が偶然とノリで付き合い始めたカップルも珍しくありません。<img class="size-medium wp-image-405 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ラテン系民族的性格を持ったフランス男性は情熱的で感情の赴くままに行動するところがあります。恋愛が始まる時点で先のことまで考えていません。</p>
<p>ケ・セラ・セラと言う感じで、今を楽しみます。そしてその瞬間瞬間の連続が人生を作っていくと考えています。</p>
<p>一定の社会階層以上のフランス人男性は小さい頃からの社交を通じた人との関わり方を通じて、女性の心のくすぐり方、恋愛作法を体得しています。例外を除けばフランス人男性は自分の好みの外見の女性に出会ったら積極的に相手の女性に興味、関心を示します。</p>
<p>突如「君は綺麗だ」「あなたのことが好きだ」と言われてしまうと、やんわりお互いの意思を確認してから付き合いに移行することを想定している日本人女性は驚くかもしれません。「えーまだあなたのことをそんなに知らないのに」と思うこともあるかもしれません。</p>
<p>フランスでは恋愛は晴天の霹靂のようにやってきます。最初の段階でお互い情熱を感じれば、そのまま勢いで付き合い始めたなんてこともあるでしょう。</p>
<p>日本人女性の中には「いや」と言いつつ焦らして相手の関心を引いて、それで付き合う方向に持っていこうとするのが女性の嗜みと考えている人がいます。このようなやり方はフランス人男性には通じません。「嫌だ」と言われれば言葉通りに捉えられて断られたとなります。</p>
<p>フランスでは女性も、その恋愛の波に乗るか乗らないかのタイミングを見極めるためのある種の反射神経を要求されます。このノリの実態は情熱です。</p>
<p>フランス的恋愛を始める際にはある種のリスクが伴います。ヴァケーション先で出会ってその時は大いに盛り上がったけれどもその後全く音沙汰がないということもあり得ます。それでもスイートな思い出は残ります。</p>
<p>これはある日本人女性の話です。彼女は日本でフランス人男性と出会って、自分では付き合っている、と思っていました。二人は東京に住んいましたが、東関東大震災後、彼からの連絡が途絶えました。</p>
<p>ある日彼のフェイスブックを見たところ、彼は彼女に何も告げずに、すでにフランスに戻っていたと知って大変に驚いたそうです。その後もなんの音沙汰もなかったと言うことでした。</p>
<p>その日本人の女性は、ボーイフレンドのフランス人男性の変わり身の速さにあっけに取られ、悲しむ気すら起こらなかったそうです。この場合、震災が起こったために二人の関係が例外な形で試されそして思いの外早く一方的に結論が引き出されてしまいました。</p>
<h2>フランス人はいつ愛から結婚へいつ移行するの？</h2>
<p>ではフランス人男性とカップルとして一通りの経験をした後、いつその恋愛のトンネルから抜け出て相手にコミットするのでしょうか。もちろんコミットまでの期間というのは、個々のカップルによって異なります。<img class="size-medium wp-image-485 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-300x198.jpg" alt="" width="300" height="198" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-300x198.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-768x506.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-1024x675.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/tunnel-2890114_1920-728x480.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>私の知っているフランス人男性で、１週間フィリピンへ旅行に出かけて、そこで結婚を決めて、１週間後には彼女とともに本国へ戻ったという人を知っています。これはノリの良さが結婚にまで発展した稀な一例です。</p>
<p>しかしこのようなパターンは例外的です。比較的軽い気持ちで付き合い始めるフランス人男性ですが、相手にコミットして結婚を決めるときには日本人同様慎重になるからです。</p>
<p>フランスにはもう何年も同棲しているのに結婚していないフランス人のカップルが結構います。一方日本人女性と付き合うフランス人男性はある程度付き合った後結婚する傾向があるようです。</p>
<p>なかなか結婚しない慎重な性格のフランス人男性も、日本人女性のパートナーにコミットするとなると日本の文化を受け入れることが多いようです。日本に住んでいるフランス人同士のカップルですら本国に比べて婚姻率が高いと聞いたことがあります。</p>
<p>恋愛というトンネルに入ってから相手が自分にコミットするまでの状況というのは、多くの女性にとって不安な状況であることに間違いありません。</p>
<p>ちなみにフランス語ではJe t’aimeとJe t’aime bienは大きく意味が異なります。前者は　I love you で　後者は　I like you です。フランス人男性はJe t’aime bien と気軽に言うでしょうが、なかなかJe t’aimeとは簡単に言いません。そんなところにも彼らの性格が現れます。</p>
<p>フランスでは全てを言葉にすることで初めて意思疎通が成立すると考えます。毎朝夫婦でJe t&#8217;aime (愛している）と言うのもフランスには全てを言語化してこそコミュニケーションが成立するという前提があるからです。</p>
<p>言葉によって全てを伝えることはできないと考える日本人にとってフランス人の全てを言葉にするという性格は重たく感じることもあるでしょう。でもそれは便利な性格でもあります。</p>
<p>「愛している」「今日は素敵よ」などと伝えるのは日本人にはいささか歯が浮いてしまいます。でも「掃除を手伝ってくれないか」「野菜を切ってくれないか」なども気軽に言葉で尋ねることができるからです。</p>
<p>付き合っているフランス人<strong>男性</strong>の性格を知る上で色々家事について言葉でリクエストしてみるというのは以外に重要なことかもしれません。フランス人男性の中には日本人女性が家事や育児を全面的にするという噂を聞きつけてそれを利用しようとする性格の輩もいます。</p>
<p>そのような期待を持っておらずあなたのことを愛する純粋な性格のフランス人男性なら家事も気軽に手伝ってくれることでしょう。</p>
<p>日常生活をフランス人男性とシェアして日本では言わないようなことも言語化して相手に伝える習慣ができると、少しづつ言葉で気持ちを伝えることの醍醐味を理解していきます。自分の気持ちを言葉で表現するという態度にはある種の開放感があるからです.。</p>
<p>その際他の人と考えが違うなどと心配する必要はありません。フランスであなたが他の人と違う考えを言えば興味を持って耳を傾けてもらえるでしょう。</p>
<p>言葉で自分の思っていることをはっきり表現すれことによって,受け身な状態から脱出して, 自分が主体的に相手との関係を生きているという実感も生まれます。フランス人が自立して自由な性格なのは彼らが言葉を頼りに生きているからです。<img class="size-medium wp-image-486 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-locale-726512_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>あなたの希望を全く聞かずに一方的に決めてしまうようなフランス人男性は、最初こそ頼もしい性格のように見えますが,どこか一方的な性格の男性かもしれません。</p>
<p>フランスではパートナーの意向を言葉で確かめあってパートナーシップを深めていきます。</p>
<p>いちいち「あなたはどこへ行きたいか？」「何をしたいか」「あなたがいいのならこうするが・・・」など聞いてくるかもしれません。</p>
<p>二人で話し合って決めると一人で決めるよりも時間もかかるし意見が対立することもあります。しかしながらこのプロセスを経て相手のことをよりよく知ることとなりパートナーシップへと近づいていくのです。</p>
<p>男性が女性をリードするという前提に慣れている日本女性にとっては「そんなことをこちらに聞かないでそちらで決めて動いてくれたらいいのに」と思うこともあるかもしれません。しかしそうした以心伝心の関係はフランス人男性との間には成り立ちません。フランス人男性の性格としてこちらが言葉にしない限りこちらの欲望も理解しません。</p>
<p>それなら日本人女性も性格を変えてはっきりこちらの欲望を表現してしまえばいいのです。恥ずかしいと言っている場合ではありません。</p>
<p>ある程度の期間付き合ってもなかなか<strong>コミット</strong>してくれないフランス人男性もいます。それは慎重な性格の現れで今だに長期的パートナーシップを築くかどうか見定めている可能性があります。</p>
<p>しかしこちらはこれ以上待てないという時には「あなたはこの関係にコミットする意思があるのか」とはっきりと相手に聞く必要があります。相手にはっきりとコミットもしくは結婚の意思があるのか尋ね、そうでない場合にはその相手と潔く別れる覚悟も必要です。</p>
<p>そのような時相手もこちらの気持ちを察して考えることでしょう。恋人を失うことを恐れてコミットしてくるかもしれません。この辺は男女の駆け引きです。</p>
<p>フランス人男性と恋愛するときはある種の潔さが大切です。晴天の霹靂で始まった恋愛は同じように晴天の霹靂で終わることもあります。フランス人男性は日本人のように情があるからと言ってズルズル関係を続けることはありません。</p>
<h2>フランス人男性と孤独</h2>
<p>女性は待つ側で男性が決心する側、というのは日本もフランスも同じです。どちらの国でも、恋愛から結婚へのお試し期間をどうやって早く終わらせ、相手にコミットさせるかと言うシチュエーションにおいて女性としての力量を試されます。</p>
<p>同時にそこには男性と女性の孤独に対する耐性の違いがあると言うことも理解しておく必要があります。</p>
<p>日本では一般的に女性は一人でいられるけど男性の性格として一人でいられないというイメージがあります。</p>
<p>離婚後日本人女性はそのまま長く一人でいても、日本人男性は再婚する傾向があります。また退職したご主人と一緒に毎日を過ごすのが嫌な日本人女性は離婚を提案することがあります。</p>
<p>一般に生活者として自立できていない日本人男性は一人で生きていけないので家事をしてくれる女性との共同生活を求めます。それが日本人女性の方が日本人男性よりも孤独に強いと言うイメージの実情ではないでしょうか。</p>
<p>フランスではその逆で、フランス人男性の方がフランス人女性よりも孤独を好む性格と言われています。<img class="size-medium wp-image-484 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/old-book-2256073_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本では最近お金を支払って、その時間内において、友人、話し相手担ってもらう、というビジネスがスタートしました。これはフランスで大きなニュース、話題となりました。</p>
<p>孤独への耐性があるフランス人にとってこのようなビジネスが成り立つことは驚きでした。また彼らは日本人が孤独に弱い寂しがり屋の民族であると感じました。</p>
<p>ではカップル社会として知られるフランスでおひとりさまの割合はどのぐらいなのでしょうか。15歳以上のフランス人の、十人に一人がおひとりさまと答えています。おひとりさまとは、ほとんど出会いがない状態、家族、友達、近隣、同僚などのみじかな人たちとの繋がりのない人のことです。最もおひとりさまになりやすいのは、失業者、退職者、低所得者です。</p>
<p>ヨーロッパ全体で見るとスエーデン、デンマーク、ノルウェーなどの北欧の国々においては、おひとりさまの割合が10パーセント未満となります。これらの国では社会福祉制度が発達しているため人々がカップルとして生きていきやすい社会、経済的条件が整っているということでしょう。</p>
<p>フランスの例に戻っておひとりさまの内訳を見ると、男性が52パーセント、女性が48パーセントで、フランス人男性の方が一人で暮らす割合が女性よりも高くなっています。また40歳以上のフランス人男性の中で、おひとりさまの割合は66パーセントにもなります。</p>
<p>おひとりさまとは別に、物理的には周囲に人がいたりパートナーがいたりしても、孤独を感じる性格の人もいます。この割合はフランス人男性では45パーセントですが、フランス人女性ではそれより10パーセントも高く55パーセントに上ります。彼女たちは、家族、恋人がいても常に寂しさを感じいます。そしてこれらの女性の半数以上が40歳未満です。若いフランス人女性は寂しがりやな性格でなかなか一人でいることができません。</p>
<p>フランス人女性と比較した場合、フランス人男性が相対的に孤独に強い性格を持っていると言えます。一人でいるのが苦ではない,と言う人もいれば積極的に一人でいたほうが良い、一人でいたい、というフランス人男性もいます。</p>
<p>フランス人男性は生活者として自立しているため,そのことも彼らが孤独を楽しむことを助長していると言えます。</p>
<p>このようにフランス人男性が孤独に強い個人主義的性格を持っていることも、彼らが女性よりも相手にコミットするのに時間がかかる理由となりえます。</p>
<h2>さいごに</h2>
<p>寂しがりやの性格のフランス人女性からすれば、ずっと付き合ってお互い幸せなのになぜ相手のフランス人男性はコミットしてくれないのだろうかと思うでしょう。ではなぜフランス人男性は彼女にコミットすることを躊躇するのでしょうか。</p>
<p>まだ心情的にコミットする用意ができていないと言う理由もあり得ます。その場合は言葉を尽くしてお互いを理解し関係を深めていく努力が必要です。</p>
<p>それ以外の理由もありそうです。その一つがフランス人男性が比較的孤独に強い性格だということです。</p>
<p>フランス人男性は生活者として自立しており,フランス人女性以上に孤独への耐性を身につけています。フランス人男性が寡黙だったり自分の話をしないのは相手に関心がないのではなく男女の<strong>性格</strong>が異なるからです。</p>
<p>その時相手との距離を縮めていきたい女性としては、相手を惹きつける様々な態度で愛情を示していく必要があります。そしてフランスではコミットをした後も相手に対する努力をその関係が続く限り続けていかなくてはなりません。</p>
<p>日本の既婚カップルは「温泉に一緒に浸かっている状態」に例えられます。彼らは揺るぎない信頼関係のもとほっとできる温泉にいるような状態です。それはとても楽ちんな状態です。</p>
<p>フランス人男性と結婚したら温泉にゆったり浸かっているような状態ではありません。しかし相手との間で愛の儀式を毎日手抜かりなく行うことによって,年齢を経てさらに愛が深まるとともに性的存在としても成熟していくでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人と結婚-多様なパートナーシップ</title>
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		<pubDate>Mon, 24 Sep 2018 04:37:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[パートナーシップ]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[最近のフランスの歴代大統領を見てみると、彼らの私生活が華やかな恋愛で彩られていることに気づきます。 エマニュエ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>最近のフランスの歴代大統領を見てみると、彼らの私生活が華やかな恋愛で彩られていることに気づきます。</p>
<p>エマニュエル・マクロン現大統領は24歳年上で、自分が高校生の時の国語の先生と結婚したことで話題になりました。その前のフランソワ・オランド前大統領は二度目の事実婚の間に若い女優との関係が報じられた結果、事実婚を解消しました。ニコラ・サルコジ元大統領も3度の結婚を果たし、現夫人は元スーパーモデルで歌手のカーラ・ブルーニです。</p>
<p>公職につきながら、私生活では頻繁に別れたり、くっついたりが自由にできるのは（マクロン大統領を除く）、結婚、離婚、同棲などのパートナーシップが個人の人生に負の烙印を押さないからです。</p>
<p>日本でも最近離婚率が上昇しています。しかし日本では「バツイチ」「バツニ」などの言葉が象徴する通り、日本人は一般に離婚が戸籍に記録として残ってしまうことを嫌がります。離婚して母親についた子供の姓をどうするか、などの問題もあります。</p>
<p>これらの問題は日本社会がまだ離婚に対して寛容でないことを示しています。</p>
<p>法律の点から見ると、日本では結婚か独身か、白か黒かの二者択一の選択です。フランスではその二つの間にグレーゾーンが認知され、同棲、別居、通い婚などを含む事実婚、パックス（Pacs）があります。</p>
<p>多様なパートナーシップがフランスで制度化されたのは一朝一夕のことではありませんでした。</p>
<p>フランスは従来カトリック教と君主制によって強力な家父長制が敷かれました。フランス革命は一時的にこの家父長制を弱めました。ところがその後ナポレオンが帝国を築いた頃には、この伝統的な家父長制がさらに強力になって復活しました。なぜならナポレオンは家父長制的考え方を民法として法制化したからです。</p>
<p>それ以後ナポレオン法典に内在する民法上の男女不平等を改正するのに200年以上の時間がかかりました。この簡単な歴史だけからでも、フランス社会が元来自由で平等な社会ではなかったことが理解できます。</p>
<p>今日フランス社会には多様なカップルのあり方が許容されていますが、それは女性の地位向上とともに発展してしてきました。</p>
<p>そのためここではフランス女性の権利伸長との相関関係から、フランスにおけるカップルの形態の多様化について説明していきます。</p>
<h2>フランス革命以前の家父長制</h2>
<p>中世以来拡大していったフランスの王政は17世紀後半から18世紀にかけて「絶対王政」としてクライマックスを迎えました。「絶対王政」における女性の位置付けは次の言葉に反映されています。</p>
<p>「わたしは、女たちは、あらゆる官職から、つまり軍事、司法、王やけの集会や評議会から遠ざけられるべきであり、女たちは、その関心の全てを、女のものとされる家庭内の仕事に向けておれば良い」（261:女性の歴史III）</p>
<p>女性はあらゆる公職から除外されました。この状況はフランス革命勃発後も変化しませんでした。フランス革命は、<strong>フランス人</strong>女性を政治的分野から排除しましたが、民事上は男女平等が実現しました。</p>
<p>ところが、それも束の間で、その後に制定されたナポレオン法典は,フランス革命以前のいわゆる旧体制の家父長制を思い起こさせるような反動的な内容に逆戻りしてしまいました。</p>
<p>その結果1914年に第一次世界大戦が勃発するまで、民法上は男女不平等が確立し、それは家庭内の夫婦関係の不平等の基盤となったのです。</p>
<h2>フランス革命と女性の民事的権利</h2>
<p>フランス革命が勃発した当初、フランスでは絶対王政が廃止され立憲君主制が誕生しました。1792年の民事法によって市民権における男女平等が部分的に実現しました。<img class="size-medium wp-image-285 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/flag-3210468_1920-300x192.jpg" alt="" width="300" height="192" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/flag-3210468_1920-300x192.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/flag-3210468_1920-768x490.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/flag-3210468_1920-1024x654.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/flag-3210468_1920-360x230.jpg 360w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/flag-3210468_1920-728x465.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>男女とも21歳で成年とみなされ、成人女性も出生、婚姻などの承認を受けることができるようになりました。</p>
<p>また離婚も合法化され、法定離婚のほか、当事者の合意による協議離婚、性格不和を理由とする離婚が認められました。その結果、相続権、婚姻、離婚においてほぼ男女平等が達成されたと言ってもいいでしょう。</p>
<p>しかしながら、それまで続いてきた男性優位の価値観が簡単に消滅することはありませんでした。その際たる例が1791年に発布された「人権宣言」でした。</p>
<p>人権宣言とはフランス語で<em>la</em> <em>déclaration des droits de l’homme </em>と言いますが、この日本語の「人」に当たる<em>homme</em>という言葉は、フランス語では男性、人どちらも意味する曖昧な言葉でした。</p>
<p>実際人権宣言の内容を見てみると、それは実質的には男性の権利の宣言と言ってもいい内容でした。なぜなら女性は男性と同等の民事的権利を獲得しましたが、政治への参加は許されなかったからです。</p>
<p>これは上流階級の女性にとって社会的地位の後退を意味しました。</p>
<p>革命勃発以前の18世紀は啓蒙の時代と言われ、貴族階級を中心とした上流階級の女性が宮廷やサロンで活躍しました。上に上流階級の女性たちは絶対王政の公職から除外されたと書きました。そうは言っても上流階級の女性たちは幅広い人脈によって宮廷で政治的影響力を発揮することができたのです。<img class="size-medium wp-image-287 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/ファッション女性-172x300.png" alt="" width="172" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/ファッション女性-172x300.png 172w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/ファッション女性-587x1024.png 587w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/ファッション女性-728x1270.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/ファッション女性.png 734w" sizes="(max-width: 172px) 100vw, 172px" /></p>
<p>しかし革命後これらの女性たちはそれまでの人脈による目に見えない社会的、文化的影響力を失い、中産階級以下のフランス人女性同様、家庭の良き妻、母としての役割を期待されるようになりました。一般にフランス革命が女性の権利向上に寄与しなかった、と言われる理由です。</p>
<p>とりわけその後の200年に及ぶ民事上の男女不平等化に著しく貢献したのが1804年に制定されたナポレオン法典でした。</p>
<p>ナポレオンは、フランス革命の大前提である「全フランス国民の法の前の平等」という大原則を尊重し、法の前における男女の平等は維持されました。しかしそれ以外の民事的権利に関しては、相続に関する男女の平等を除いて、女性がフランス革命期に獲得した全ての民事的権利がことごとく否定されたのです。</p>
<p>さらに既婚の夫婦の関係については、男女平等から男尊女卑へと変化しました。</p>
<p>ナポレオン法典によれば、既婚女性は「法的無能力者」として規定され「夫への服従義務」が明言化されました。妻は夫の決定について一切異議を唱えることができず、夫は強制的に妻を婚姻住所へ連れ戻す権限すら保持しました。</p>
<p>世帯の財産権を一方的に支配するのも夫でした。夫は自身の固有財産の管理権、処分権、および共通財産の管理権、処分権に加え、妻の固有財産すら管理する権利を得ました。それとは対照的に妻には妻の固有財産の処分権のみが与えられました。</p>
<p>妻が働いている場合、その給与も夫の手に渡り、共通財産となりました。夫権という名の下に、夫は妻の交際関係について詮索する自由があり、また妻の文通についても、手紙を横取りして開封し捨てることもできました。また妻が仕事に就く場合には、必ず夫の許可が必要でした。</p>
<p>この財産管理に関する男女不平等は1907年までおよそ100年続きました。</p>
<p>また1810年には姦通罪が復活しました。それによれば、結婚相手以外との貫通があった場合、妻のみ拘禁され、夫は貫通した妻とその相手を殺害しても罪を許されるというものでした。しかしながらこの姦通罪が実際に適用されることはありませんでした。</p>
<p>その一方で、妾との同居について、夫に対しては罰金のみという極端に不平等な扱いだったのです。</p>
<p>言うなればナポレオン法典の制定を期に家父長権が強化され、旧体制を思わせる男性優位の社会へと逆戻りしたのです。ちなみにナポレオン法典という名前がついていますがこのような民法を作った張本人はもちろんナポレオンでした。</p>
<p>ナポレオンは民法について詳しくありませんでしたが、民法草案が議論された会議を全て仕切り、活発に議論に参加しました。参加した関係者によれば、ナポレオンは専門家に劣らず争点をよく理解し、論理的に考え、正当な意見を述べたそうです。</p>
<p>男女の不平等を法制化するにあたり、ナポレオンは国家統一という政治的思惑を何よりも優先させました。そのためにはナポレオンは家庭内における家父長制こそ社会の安定の柱とみなしたのです。</p>
<p>冷徹な政治家であるのと同時に、自己の私生活において、ナポレオンは妻のジョゼフィーヌへの愛情を優先しました。</p>
<p>ジョゼフィーヌは過去に複数の政治家の愛人を持ったため、ナポレオンの家族はナポレオンと彼女の結婚に大反対しました。しかしナポレオンはそれを押し切って、内緒でジョゼフィーヌと結婚しました。</p>
<p>その一方で、ナポレオン法典が離婚を合法化している点に、ナポレオンの政治的思惑と個人的利害は一致していました。ジョセフィーヌとの間に子供ができなかったため、ナポレオンは世継ぎのことを考えて離婚を合法化した可能性があります。</p>
<p>離婚については、ナポレオン法典は有責主義（配偶者の一方の他方に対する犯罪、虐待、重大な侮辱など）による裁判離婚とし、破綻主義、とりわけ精神病離婚（配偶者の一方の発狂、精神錯乱）、性格不調和による離婚を認めました。十分な証拠、証人を準備して周到に落ち度について裁判所で主張しなければならず、離婚は簡単なものではありませんでした。</p>
<p>ナポレオンの敗退後成立した王政復古政権では、カトリックの強権的父権支配が復活し、再度フランスでは離婚が禁止されました。</p>
<h2>20世紀におけるフランス女性の権利の確立</h2>
<p>ナポレオン法典は1804年に発布されました。そこに規定された「良妻賢母」「家庭内の実質的男女不平等」が改正されたのは20世紀になってからのことでした。</p>
<p>1884年に離婚が再び合法化された後、1907年には夫が生活費、そのほかの婚姻生活を維持する費用、子供の教育費の負担義務を怠るときは、妻が裁判所に夫の賃金などの差し押さえを申し立てることができるようになりました。また夫に家事協力を求め、夫が協力しないときには強制手段も用いることが認められました。</p>
<p>1938年生活上妻も夫と同一の行為能力を持つことが認められ、妻の夫に対する服従義務は廃止されました。1942年の改正民法によれば「夫は家族のリーダーとして、家事と共通の利益のために職務を行うが、妻は対等なパートナーとして夫に協力すべき地位を占める。同じ独立の人格者として夫と対等な立場に立ち、ほぼ完全な自発的協力を行うことができる。」とされています。</p>
<p>婚姻関係にある男女の平等を確立することが最も困難だったのは、財産管理に関するものでした。この点でナポレオン法典が改正されたのは第二次世界大戦後のことでした。そしてこの財産管理における男女平等への道のりには、フランス人女性の社会進出が大きく影響しました。<img class="size-medium wp-image-464 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/faust-3217339_1920-229x300.png" alt="" width="229" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/faust-3217339_1920-229x300.png 229w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/faust-3217339_1920-768x1008.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/faust-3217339_1920-780x1024.png 780w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/faust-3217339_1920-728x955.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/faust-3217339_1920.png 1463w" sizes="(max-width: 229px) 100vw, 229px" /></p>
<p>100年もの間夫は妻が職業に就くことに一方的に反対する権利を有しました。しかし1965年に「妻は夫の同意なしに職業に従事する権利を有する」ことが認められました。また「夫婦のそれぞれは家事の費用の負担を請け負い、自分の収入を受け取り、それを自由に処分できる」ことも認められ、財産管理の夫婦平等が達成されました。</p>
<p>ナポレオン法典以来、夫婦がどこに住むかという問題についても夫が一方的に決定を下すことができました。しかし1970年に「夫婦が共同の一致によって選ぶ」ことが認められました。1975年には妻は夫と対等に「精神的にも物質的にも」家族を指導し子の育成にあたり、将来に備える権利義務があることが認められました。</p>
<p>フランスでは第二次世界大戦直後から女性の労働が一般化し、1970年代には共働き家族モデルが主流になりました。しかしながらカトリック教の影響が強く家父長制のもとに家族が一緒に住むという原則は生き残りました。</p>
<p>例えば、日本のようにお父さんが単身赴任をしてお母さんと子供は子供の教育を考えて別に別に住む、ということは一般的には考えられません。どちらかが転勤になった場合、家族が一緒にいることが優先さレルため、どちらかが仕事面で妥協するというケースが一般的です。</p>
<p>1975年に離婚が再度自由化されました。1884年の離婚法が定めた有責主義、裁判離婚主義が完全に廃止され、合意離婚と承諾離婚、破綻離婚と精神病離婚、一方的、双方的有責離婚などが定められ、姦通罪も廃止されました。</p>
<p>婚姻関係における男女平等、離婚の自由化、事実婚の一般化に伴い、1970年代に子供については父母共同親権の原則が採用され、嫡出子と非嫡出子の平等化、国籍法改正による父母の平等化、夫の居場所選択権の廃止なども認められました。</p>
<p>また子供の名字についても夫の苗字だけでなく、夫婦間の話し合いで決めることができるようになりました。</p>
<p>1980年にはさらなる平等化のもとに、世帯概念が税法から排除され、離婚した前配偶者も遺族年金を受給することができるようになりました。</p>
<p>最後に、フランスでは民事上の男女平等が確立しましたが、この男女平等という概念は日本人女性の立場から見ると失う面もあることを指摘しておきます。</p>
<p>例えば夫の浮気が原因で離婚に至ったとしても、日本のような慰謝料は妻側には認められません。フランスでは主婦をしている女性は珍しく、主婦などの経済的収入のない女性の配偶者に対する行政上の保護的措置もありません。</p>
<h2>事実婚の増加</h2>
<p>20世紀後半までに民法上の男女平等の原則が確立されました。その結果<strong>パートナーシップ</strong>の多様化に拍車がかかりました。特に1975年の離婚の自由化に伴って、婚前同棲またはより長期的な事実婚が増加し、家族の形態が多様化していきました。</p>
<p>現在フランス政府は事実婚（ユニオン・リーブル）を認めて、彼らが市民生活で不利にならないよう同棲証明書を発行しています。</p>
<h2>パックス法の成立</h2>
<p>パートナーシップが多様化する中で、同性愛カップルの相続問題が指摘されるようになりました。同性愛者のカップルにおいて、一方のパートナーの死後、共同生活をしていた家をどうするか、という問題です。<img class="size-medium wp-image-466 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/student-2745514_1920-300x192.jpg" alt="" width="300" height="192" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/student-2745514_1920-300x192.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/student-2745514_1920-768x491.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/student-2745514_1920-1024x654.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/student-2745514_1920-360x230.jpg 360w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/student-2745514_1920-728x465.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>従来の相続法によれば、この家は亡くなったパートナーの実家の両親、兄弟の間で分割されることとなります。同居人には相続の権利がないため、住んでいる家を追われるという事態もありえました。</p>
<p>その結果、事実婚をさらに法的に確立させたものが1999年に成立、施行されたパックス法(pacte d’association et solidaire：市民連帯契約)でした。パックス法とは国家による結婚していないカップルに対する新しい認知の仕方です。異性・同性を問わず、二人の人間が届出によって民法、税制的に、結婚に準じた扱いを受けることを目指すものです。</p>
<p>パックスの特色とは、その関係性が自由であるという点です。</p>
<p>パートナーとなる当事者二人は契約書を作成し、その内容は自由で、日常生活に関する取り決めから、パックス解消時の財産分割に至るまで盛り込むことができます。また合意のもとにいつでもパックスの契約内容を変更することもできます。</p>
<p>パックス法は、事実婚と<strong>結婚</strong>との間のグレーゾーンに当たります。内容は権利も義務も結婚ほど強制的なものではありません。子供は非摘出子とされ、子供には財産相続などに関して何ら権利が保証されていません。</p>
<p>1970年代から始まる女性の社会進出とともに事実婚が一般化して行く中で、結婚と同じ権利を求めるカップルに、不十分ながら応えたのがパックス法と言えます。</p>
<h2>おわりにー日本との比較</h2>
<p>これまでフランスにおける多様なパートナーシップの形態（婚姻、事実婚、パックス）について紹介しました。</p>
<p>パートナーシップを選べるフランス社会では、日本社会に比べて、カップルとして生きる人の割合が増え出生率向上に役立つのではないか、との疑問が湧きます。ではこの点からフランスと日本を比較していきましょう。</p>
<p>2011年の統計によれば、フランスの18歳以上の人口の中で、結婚をしている人は45パーセント、独身の人は41パーセントとの結果が出ています。フランスでは独身と答えた人の中に、結婚をしていないけどカップルとして様々な形態で暮らす人も含まれます。<img class="size-medium wp-image-308 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/boy-1296625_1280-300x191.png" alt="" width="300" height="191" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/boy-1296625_1280-300x191.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/boy-1296625_1280-768x490.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/boy-1296625_1280-1024x654.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/boy-1296625_1280-360x230.png 360w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/boy-1296625_1280-728x465.png 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/08/boy-1296625_1280.png 1280w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>このグレーゾーンに当たる人の割合は成人人口全体のほぼ15パーセントです。彼らと婚姻したカップルの数を合わせると、フランスでカップルとして生活している人は成人人口のおよそ60パーセントにも達します。</p>
<p>一方、2018年現在、日本における生涯未婚率(45-49歳と50-54歳の未婚率の平均)から類推すると、日本で結婚する人の割合は、男性で77パーセント、女性で86パーセントとなります。</p>
<p>日本人の男女の平均を取ると生涯既婚率は約81パーセントとなり、フランスのカップルの割合をはるかに上回っています。</p>
<p>ここで日仏の計算の違いを考慮する必要があります。未亡人、未亡夫はフランスでは独身者に分類され、日本では既婚者に分類されるます。その差を60パーセントと80パーセントの差に含めても、カップルとして生きる人の割合は日本がフランスを上回ると言えます。</p>
<p>フランスではパートナーシップを多様化させることによって、フランスの人口全体におけるカップルの割合自体は、直接増加しませんでした。</p>
<p>経済、社会的条件が似通った日本とフランスですが、独身で暮らす人、カップルで暮らす人の割合自体は、社会制度が異なっていてもそんなに変わりません。というか日本の方が婚姻カップルの割合は高いのです。</p>
<p>フランスで婚姻以外の多様なパートナーシップが社会的に認証されることによって、間接的には高い出生率(2.01)に貢献しているのは間違いないでしょう。</p>
<p>だからと言って、フランス政府は、出生率上昇のために多様なパートナーシップを合法化したわけではありません。</p>
<p>フランスにおける多様なパートナーシップは、第一にフランス国民の個人的幸福を保証するためにこそ存在します。男女不平等を明文化した人権宣言ですが、同時に「個人の幸福」が最重要であることを明言しています。</p>
<p>現在フランスを特徴付ける多様なパートナーシップの存在も、過去200年来のフランス大革命の帰結と考えられます。それは一人一人の市民が、社会に気兼ねなく、一番気持ちよく生きていくことができる異性、同性のパートナーとの関係性について、自由に選ぶことができる権利、と言ってもいいでしょう。</p>
<p>参考資料</p>
<p>平成22年国勢調査</p>
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