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	<title>恋愛 &#8211; フランスシャポー</title>
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	<description>パリ移住経験のあるルバンがフランスの情報をお届けします。</description>
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		<title>あなたもこれで恋愛上手になれるー『星の王子さま』 の名言から読み解くフランスの恋愛ー</title>
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		<pubDate>Wed, 13 Feb 2019 01:57:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランスの恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[フランス]]></category>
		<category><![CDATA[名言]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>

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		<description><![CDATA[アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリ（D’Antoine de Saint-Exupéry, 1900 年―1...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリ（D’Antoine de Saint-Exupéry, 1900 年―1944年）が書いた『星の王子さま』は、フランスの文学作品として世界で絶大な人気を誇っています。</p>
<p>『星の王子さま』は、聖書の次に世界中で一番読まれているストーリーです。もちろん日本でも老若男女、多くの人が『星の王子さま』のファンです。</p>
<p>『星の王子さま』には友情、旅行、愛、空間、危険など様々なテーマが盛り込まれています。そして『星の王子さま』はフランス的恋愛に関する名言の宝庫でもあります。</p>
<p>ここでは『星の王子さま』が伝えるフランス的<strong>恋愛</strong>観について、３つの視点からご紹介しましょう。</p>
<p>１）恋愛とは手間と時間によって育まれるもの</p>
<p>２）魅惑するとは隠すこと</p>
<p>３）なぜ本当に重要なものは目で見えないのか</p>
<h2>『星の王子さま』のあらすじ</h2>
<p>『星の王子さま』は27章から構成された短いお話です。基本は子供のために書かれた童話ですが、大人が読んでも意味深いストーリーです。</p>
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<p>主人公は、まだ子供で、可愛らしい王子様。自分の惑星を出て地球に来ましたが、また帰っていくという話です。</p>
<p>フランス語ではle petit prince, 英語ではthe little prince、日本語では『星の王子さま』です。フランス語や英語の「小さい」とは単に小さいのではなく可愛い、の意が込められています。</p>
<p>ここでは簡単に粗筋を紹介します。</p>
<p>操縦していた飛行機のエンジンの故障によって、パイロットはサハラ砂漠に着陸します。彼はそこで、羊を書いて欲しい、と言う星の王子さまに出会います。</p>
<p>パイロットはとても驚き、この子供が誰で、どこから来たのか知りたくなります。でも星の王子さまはパイロットの質問に答えません。</p>
<p>しかし日が経つに連れて、パイロットは美しいブロンドの髪を持つこの少年の話の全容を次第に理解していきます。</p>
<p>星の王子さまはアステロイドB612という惑星に住んでおり、そこには３つの火山があり、バオバブと面倒臭いバラも生息していることも・・・・。ある朝、星の王子さまは自分の星を抜け出し、アフリカ大陸に到着し蛇と話します。</p>
<p>その後地球を一回りして、狐と出会います。その狐から友達を作るためには「（相手を自分に）なつかせないといけない」と教わります。</p>
<p>地球への旅を続ける中で、星の王子さまは、次第に周囲の大人たちが「存在」の本質的意味について忘れてしまっていることに気づきます。</p>
<p>８日目に、パイロットと小さな王子さまが砂漠の中で井戸を探し回っていると、そのまま日が暮れてしまいました。そして朝日が登る頃、二人はやっと井戸を見つけます。</p>
<p>それはあと１日で、星の王子さまがお国の惑星を去ってちょうど１年が経つという時でした。星の王子さまはその時自分の惑星に戻ることを決心します。</p>
<p>自分の惑星に戻るために、星の王子さまは毒を持った蛇に噛んでもらって、あまりにも重たい自分の体から自由になろうとします。</p>
<p>星の王子さまは言います。「僕は死んだように見えるけどそれは本当ではないからね。」</p>
<p>６年後、パイロットは無事帰還し、星の王子さまが地球に戻ってくるのを待っています。空の星を眺めて、パイロットは星の王子さまが、そのうちのどれかの星にいると考え、星の王子様について思いを巡らします。</p>
<p>では次に『星の王子さま』の三つの名言を挙げて、フランス的恋愛観について見ていきましょう。</p>
<h2>１）恋愛とは手間と時間によって育まれるもの</h2>
<p>君がバラのために費やした時間に比例して、バラは（君にとって）とても重要な存在になるんだよ。（21章）</p>
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<p>君は君がなつかせた物や人に対して永久に責任を持たなくちゃならないんだ。（21章）</p>
<p>愛を育むためには時間がかかります。一方で現代に生きる私たちは時間が砂時計の砂のようにどんどん無くなっていくことを感じています。</p>
<p>ITの発達により、多くの情報が伝播し、それらが刻々と変化すると、国際的な経済競争が激化し、技術革新のサイクルも早くなり、私たちは即座にそれらの変化についていかなくてはなりません。</p>
<p>そんな社会では、恋愛を育むために時間をかける、ということがますます難しくなってきます。</p>
<p>こんな社会だからこそ、手早く出会って、手早く関係を作って行きたい、と思うのではないでしょうか。とにかく立ち止まっている、ということがないのですから。</p>
<p>サン・テグジュベリは、私たちに忘れがちなことを教えてくれます。恋愛は、無為に思える手間や時間をかけることによって膨らんでいきます。</p>
<p>そのような時間を繰り返すことによってのみ、それまでほかの物や人と同様で、特別な存在でなかった物、人が、あなたにとって唯一無為の特別な存在になっていきます。</p>
<p>この名言を初めて口にしたのは狐です。彼は「なつかせて」「仲良くなっていく」時間と言っています。</p>
<p>サン＝テグジュペリ自身は私たちよりも半世紀以上も前に生きた人なので、現代人のような社会について知らなかっただろう、と思われるかもしれません。</p>
<p>ところがそうでもないのです。サン＝テグジュペリは人生における時間の速さについて、強く意識していたからこそ、このようなことを強く感じたのでしょう。</p>
<p>なぜならサン＝テグジュペリは旅人だったからです。それもただの旅人ではなく、長距離を旅する飛行士だったからです。</p>
<p>フランスがナチスドイツに占領された後、サン＝テグジュペリはアメリカへ亡命します。ところがやはりフランスのことが気になり、ヨーロッパへ戻ってきます。</p>
<p>そして自由フランス（ドイツへの抵抗運動を行った政治グループ）に加担し、占領されたフランスを奪回すべくパイロットになったのです。</p>
<p>サン＝テグジュペリは地中海をパイロットとして飛んでいた時、敵国に撃たれて亡くなりました。彼は亡命者、パイロットなどとして、国境を超えて、生涯色々な国を旅しました。</p>
<p>同じところにとどまっている時間、愛する人といる時間は普通の人よりも格段に限られていたからこそ、サン＝テグジュペリは恋愛が深まることと時間の長さが比例することを、強く意識したに違いありません。</p>
<h2>２）魅惑するとは隠すこと</h2>
<p>『星の王子さま』から、エロチシズムのあり方について知ることができます。それは主に24章に書かれています。</p>
<p>この点について甲田純生氏による興味深い解釈を紹介します。</p>
<p>パイロットと星の王子さまは広大な砂漠の中で、井戸を探して歩き回ります。</p>
<p>その時星の王子さまは言いました。</p>
<p>「砂漠は美しいね」「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ・・・」</p>
<p>するとパイロットはハッとしました。小さい頃自分の家にも秘密があったことを思い出したのです。</p>
<p>ただ砂漠の中の井戸と家の中の秘密は、同じ秘密でも異なる秘密です。</p>
<p>砂漠の中の井戸は探してもいいけど、家の中の宝物は探してはいけません。家の中の宝には性的な意味あいが込められているからです。</p>
<p>人間の性が文化の域に達するためには、性は社会的タブーとなる必要があります。「禁止」されることによって、性に対する関心が強まります。</p>
<p>カトリック教のフランスでは、同時に性的に奔放な文学や哲学などの伝統があります。それはもともとカトリック教が子供を持つこと以外の理由で性的行為を禁止したため、性的行為自体が大きな魅力を放つようになったのです。</p>
<p>カトリック教の影響が弱まった現代のフランスでも、性が文化として生き続けています。</p>
<p>例えばフランス人にとってヌードとは、単に服を脱ぐことではありません。</p>
<p>「フランスでは妻は決して裸で夫の前を歩きません。歩いてはいけないのです。そんなことをしたら夫はお昼のランチを買ってくれません。」（Elaine Sciolino, La seduction, 151）</p>
<p>パリのダンスショーでは、暗闇の中女性のダンサーたちがバッキンガム宮殿で女王を護衛する警備隊のようなユニフォームを着用して踊ります。目を凝らしてみると、お尻と胸だけがあらわになっています。</p>
<p>軍服や警官などの制服は社会秩序を象徴しており、エロチシズムからみれば一番遠い存在です。そのような制服に身を包んだダンサーが踊るという、秩序と無秩序が計算し尽くされた演出です。</p>
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<p>このダンス・ショーに似たシーンが『星の王子様』にもあります。それは星の王子さまが故郷の惑星で、赤い薔薇に初めて出会うシーンです。</p>
<p>花は緑色の小部屋にこもったきり、いつまでも身支度を終えようとしない・・・・彼女の望みはまばゆいばかりの美しさでデビューすること。</p>
<p>星の王子さまが待ちわびていた後で、やっと赤い薔薇が咲きます。王子さまは思わず叫びました。「あなたはとても綺麗です。」</p>
<p>赤い薔薇は、化粧、すました態度などを通じて相手を素の自分から遠ざけます。禁止のメッセージを送ることによって、逆に星の王子様の関心を惹きつけたのです。</p>
<p>フランス人男女にとって、エロチシズムとは何よりも隠すことから始まります。</p>
<h2>３）本当に重要なものはなぜ目に見えないのか</h2>
<p>『星の王子様』の中で最も有名な<strong>名言</strong>の一つは、重要なものは目に見えない、と言うものです。ストーリーの中でこの名言は何度も言葉を変えて出てきます。</p>
<p>目で見えるものは人を盲目にする。心で見つけなくちゃいけない。（15章,21章）</p>
<p>砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ。（23章）</p>
<p>でもね、目は盲目だよ。心で見つけなきゃ。（25章）</p>
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<p>重要なものは目に見えない。この言葉は恋愛にも当てはまります。</p>
<p>『星の王子さま』の中で恋愛に関わる場面と言えば、赤い薔薇と星の王子さまの出会いの場面です。ところが、意外なことに、赤い薔薇と星の王子さまの出会いは、まず見かけから始まっています。</p>
<p>星の王子さまは赤い薔薇の美しさにまず心を打たれます。そしてその後、彼女の気まぐれに悩まされることになります。赤い薔薇は見栄っ張りで、すぐ機嫌を損ねるからです。</p>
<p>赤い薔薇「私、風がとても苦手なの。衝立はお持ち？」</p>
<p>星の王子さま「風が苦手だなんて・・・・植物なのにかわいそうだな」「この花は一筋縄ではいかないんだ・・・」(21章)</p>
<p>こうして王子さまは、心の底では赤い薔薇を愛したいと思いながら、にわかには彼女のことが信じられなくなります。些細な言葉をいちいち間に受け、そしてその度にひどく傷つきます。</p>
<p>星の王子さまは次第に、恋愛する男女が言葉を交わし理解しあうことに限界があることに気づきます。あたかもそれは赤い薔薇が美しい容姿を持っていたため、余計難しいものだったかのような印象を与えます。</p>
<p>そんな美しい赤い薔薇との紆余曲折を経て、星の王子さまは、言葉を超えた愛や心について、次第に感じ取っていくのです。</p>
<p>「言葉は誤解の源だ。」（21章）、「花の言葉ではなくて、振る舞いで判断すればよかったのに。・・・つたない駆け引きの裏に、優しさが隠れていることに気づくべきだった。」(21章)</p>
<p>そして地球で、赤い薔薇との関係について反省する中で、重要なものは目に見えないことを確認します。</p>
<p>「僕は経験が足りなかったんだよ。だからどうやって花を愛してあげたらいいか、分からなかったんだ。」(21章)</p>
<p>「これが僕の秘密だよ。至極簡単なことさ。心でしか見えない、ということ。本当に重要なことは目では見えないんだよ。」（21章）</p>
<p>以上の赤い薔薇と星の王子さまのやりとりから、フランス的愛とは目から入って行って、目に見えない貴重なものを見つけるプロセスである、と理解できます。</p>
<p>パイロットも星の王子さまの言葉の真意を理解しました。</p>
<p>僕は彼（星の王子さま）の青白い額や閉じた両目、風にそよぐ髪の房が月光に照らされるのを見て、こう思った。「いま見えているものは外側にすぎない。大切なものは、目に見えない。」(24章)</p>
<p>フランス人は元来見かけが美しいものがとても好きです。美しくないものには関心を持ちません。</p>
<p>星の王子さまも同じです。美しいから赤い薔薇に惹かれたのです。でも星の王子さまは、時間をかけて、外側から内側の重要性へと辿り着きます。</p>
<p>美しいゆえプライドの高い赤い薔薇を、それでも星の王子さまは愛おしく感じ続けています。実際サン・テグジュペリも相当な面食いだったのです。彼の奥さんは大変な美人でしたから。</p>
<p>こうして見ると「大事なものというのはねえ、目には見えないんだよ。」という名言も額面通りに受け取るだけでは不十分ではないか、と思えてきませんか・・・。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>ここでは３つの名言から、『星の王子さま』に表現された<strong>フランス</strong>的な恋愛観について紹介しました。「フランス的恋愛」というのはそれだけで完結してしまうものではありません。</p>
<img class="size-medium wp-image-994 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/door-2082742_1920-200x300.jpg" alt="" width="200" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/door-2082742_1920-200x300.jpg 200w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/door-2082742_1920-768x1152.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/door-2082742_1920-683x1024.jpg 683w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/door-2082742_1920-728x1092.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/door-2082742_1920.jpg 1280w" sizes="(max-width: 200px) 100vw, 200px" />
<p>フランス的恋愛とは、そこからもっともっと広くて深い世界へ行くための入り口です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>参考文献　甲田純生　『「星の王子さま」を哲学する』</p>
<p>星の王子さま</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			</item>
		<item>
		<title>フランス人：恋愛と結婚の間　</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Sep 2018 07:18:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>

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		<description><![CDATA[今回はフランス人にとって愛、恋愛、結婚が何を意味するのかについて紹介します。え、そんな分かり切ったことを？と思...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>今回は<strong>フランス人</strong>にとって愛、恋愛、結婚が何を意味するのかについて紹介します。え、そんな分かり切ったことを？と思われるでしょう。</p>
<p>ところがこの３つの意味するところは、日本語とフランス語で微妙に異なるのです。例えばフランス語では、日本語のように愛と恋愛を区別しません。</p>
<p><em>amour</em> は日本語の「愛」と「恋愛」のどちらも意味します。日本語的に言うと恋愛というのはどちらかと言うと独身のカップルに使う言葉です。「恋する」と言うのは少し距離のある相手に使う気がします。結婚すれば「愛する」となります。</p>
<p>その区別がフランス語にはありません。結婚する前も後も変わりなくamourや aimerという言葉が使われます。</p>
<p>日本語では未婚と既婚で関係の質自体が恋愛から愛へと変わっていくのに、フランス語では恋愛と愛の区別はありません。</p>
<p>フランス人にとって恋愛と愛の違いはamourの色が変わっていくプロセスと言えるかもしれません。しかしそれによってamourの本質が変わる訳ではありません。</p>
<p>そう考えると、フランス人にとって重要なのは恋愛か結婚ではなく、愛があるか否かの一点に絞られます。そしてその愛が長く続く場合、どのような形でその関係にコミットしていくかという別の問題が生じます。日本のように恋愛から結婚へと道が決まっているわけではないのです。</p>
<p>そんなわけでここでは、フランス人男性、女性の体験談、そして作家哲学者による説明などを参考にしつつ、少し哲学的にフランス人の考える恋愛、愛、結婚について紹介します。</p>
<h2>多様な愛（Amour）の定義</h2>
<p>まず仏和辞典からAmourの定義を紹介しましょう。</p>
<p>仏和辞典の中でamourを探すと、そこには長―い説明が羅列されています。さすが愛の宗教と言われるカトリック教の伝統を持つ国、フランスです。その定義を読んでいくとフランス人男性、女性にとって愛というのは、日常生活のあらゆるところに存在するものだということが理解できます。<img class="size-medium wp-image-593 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-762564_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<ul>
<li>愛、慈愛、愛情</li>
<li>愛、恋、恋愛</li>
<li>恋愛事件、恋愛体験</li>
<li>好み、愛着</li>
<li>恋人、情熱の対象、好きなもの</li>
<li>肉体関係</li>
<li>動物の発情、盛り</li>
</ul>
<p>（<em>Shogakukan Robert Grand Dictionnaire Français-Japonais</em>）</p>
<p>現代フランスにおいて、愛とはあらゆる人間関係に伴う肉体的、精神的、心理的上の様々な思い入れ、感情、気遣いと理解できます。</p>
<p>通りすがりの恋愛も愛だし、一生続く関係も愛です。慈愛という意味では、親の子に対する気持ち、隣人、クラスメート、そのほか周囲の人に対する広い意味での気遣いも愛です。</p>
<h2>カップルの愛</h2>
<p>様々な愛の形がある中で、カップルにとっての愛とは何でしょうか？実はこれに対して、全ての人が納得するような客観的な答えはありません。愛とは本質的に主観的なものです。</p>
<p>カップルの愛も状況によって様々な愛の形が想像できます。情熱、行為、恒常的な状態、その時々の気分、愛する人の気持ち、そして愛し合う二人の関係性、全てが愛と関係してきます。</p>
<p>ある哲学者は次のように愛の定義しています。</p>
<p>「愛とは友情でもなく、欲望でもなく、情熱でもありません。愛とはこれらの相反する傾向がありえない形で共存した状態です。なぜあり得ないかというと、これらの愛の構成要素は相互補完的に作用するわけではないからです。そこに愛の悲劇があり、偉大さもあります。異質の要素が混在しているので、不安定さを伴い、人々の日常生活の中で、壮大な、またはありふれたストーリーとして、私たちの日常生活の中で強力なエンジンとなりえます。」(France culture: Peut-on définir l’amour?)<img class="size-medium wp-image-592 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-300x145.jpg" alt="" width="300" height="145" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-300x145.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-768x372.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-1024x497.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/couple-3064048_1920-728x353.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>上の説明から、肉欲だけの関係では異性愛とは言えないことがわかります。その一方で友情だけで二人の間に「化学反応が起きない」つまり情熱や欲望が不在の場合も異性愛とは呼べません。</p>
<h2>国家と愛、恋愛</h2>
<p>日本ではフランスは恋愛大国として知られています。またフランス人は恋愛体質を持っているとも言われます。ところがフランスの歴史を見ると愛、恋愛や個人の幸福が結びつくようになったのは、ここ50年余りのことだったことがわかります。</p>
<p>国家の視点からみると、フランスでは自由な恋愛は結婚生活の安定を揺るがす「反逆」的なもの、危ないものとみなされてきました。この考え方を明文化したのが1804年に発布されたナポレオン法典でした。</p>
<p>ナポレオンは公共の秩序を樹立するために、結婚した男女の間に法的不平等を確立したのです。その結果夫婦愛が女性の幸福の原点であるというコンセンサスがあると同時に、結婚は男性の女性に対する支配、という矛盾した側面を持つこととなったのです。</p>
<p>当時のフランス人は堅苦しい民法によって定められた家父長制のなかで、愛と結婚の曖昧な関係について強く意識したことでしょう。</p>
<p>国家の安寧の礎としての家族を定義づけたナポレオンですら、自身の結婚には愛を求め、妻の不倫に耐えました。</p>
<p>ナポレオン法典によれば不倫をした既婚女性は姦通罪に問われましたが、同時に彼女たちは「犠牲者」ともみなされて、恩赦などの措置が取られることも頻繁にありました。</p>
<p>ボルデユーというフランスの有名な学者は「愛とは男女の恒常的対立における『休戦場』だ」と書いています。</p>
<p>このように愛は個人の幸福、男女の対立要素、そして国家の個人の私生活に対する介入が複雑に入り混じったフィールドなのです。</p>
<p>フランスで恋愛結婚が一般化したのは20世紀に入ってからのことでした。</p>
<p>そして結婚と愛、<strong>恋愛</strong>が全く同義語となるのは、人間の幸福にとって性が重要であると認識され、別名性革命とも呼べる「５月革命」後、1970年以降のことでした。</p>
<p>そして最近では同性愛者の結婚も合法化されました。</p>
<h2>日本人は愛と結婚を峻別する</h2>
<p>現代フランスでは、カップルの愛としては心理的、精神的な要素も重要ですが、それと同じぐらい相手に対する性的欲望、情熱も重視されます。</p>
<p>このような結婚のあり方に批判的なフランス人は、一般にフランス人が愛と恋愛を混同していると非難します。<img class="size-medium wp-image-608 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/calm-1853871_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本人の中にも、愛に情熱を求めたところで３年も経てば情熱など消えてしまうでしょう、そんな不安定なものを信用して結婚するわけにはいかないと反論する人がいます。</p>
<p>これに対して、あるフランス人は次のように答えてくれました。</p>
<p>「そうかもしれない。でも例え情熱が消えたとしても、激しい情熱が過去にあったという思い出が残り、それによって愛しあうカップルとしてやっていける」と。</p>
<p>相手に対するときめき、相手と物理的に接触することから生じる欲望や情熱を感じた時、日本ではそれを恋愛と呼びます。ところが、多くの日本人女性はそのままその恋愛感情を結婚後もある程度保持させていくことが難しいと考えています。</p>
<p>あるアンケートによれば、日本人女性が結婚に求めるものは恋愛感情以上に、相手と一緒にいるとほっとできる、金銭感情が似ているなどです。</p>
<p>日本では結婚を考えた時、現実的なことを考慮しないといけない気がします。実家との関係、兄弟が何人いるかから始まって相手の収入、勤務先、転勤はあるかどうか、などなど。</p>
<p>そしてもっとも重要なものは子供の存在です。日本人男性が若い女性を好むのは子供を生んで育てて欲しいからに違いありません。</p>
<p>そのような諸問題が優先され、結婚における「ときめき」「恋愛感情」の重要性は軽視されます。悩み相談のサイトを見るとそれが良くわかります。</p>
<p>例えば30歳を過ぎた未婚の女性が「私は結婚したい。でも相手にときめきを感じないので今までパートナーに巡り会わなかった。こんな私は結婚できないのでしょうか」などの質問を見かけることがあります。</p>
<p>それに対して多くの（既婚と思われる年上で経験のある）日本人女性が「ときめきを感じる相手」と結婚しようと考えるなんてナンセンス、だから結婚できないのよ、などとお叱りのレスポンスをしています。また「あなたは人生を知らない」「生活は恋愛と違う」などの意見も上がります。</p>
<p>しかし「生活上の利便」「理性（もしくはお金？）」を優先した結果「ときめき」をそれほど感じない相手との結婚を選択すれば、出産後にセックスレスの問題が生じるのは避けられないように思われます。だから結婚の目的を幸せとした時この未婚の女性の言い分にも一理あるのです。</p>
<h2>フランス人男性にとっての愛と結婚の違い</h2>
<p>日本人女性は恋愛と結婚を峻別すると書きました。そこには、男女間の経済的平等が実現していない今の日本社会における日本人女性の弱者としての立場が反映されています。日本人女性は経済的理由に男性に頼るために結婚をしなくてはならない場合もあります。</p>
<p>実はフランス人にとっても結婚と愛は別物です。カップルの目的が愛であるならば、結婚は愛にコミットするための一つの形態だからです。そしてフランスには愛に対するコミットメントには複数の結合の形態があります。<img class="size-medium wp-image-607 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/paris-3257030_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>結婚がカップルの最も重要な結合の形であることは、日本もフランスも変わりません。日本でもフランスでも役所に婚姻届を提出します。</p>
<p>同じなのですが、フランスでは役所における「結婚の儀式」が日本よりも一歩踏み込んだ公の制度となっています。なぜならそれは書類としての婚姻届を役所に提出する以上の行為を伴うからです。</p>
<p>フランス革命が起こる以前には、カトリック教会がフランス人の結婚を社会的に管理していました。「離婚をしてはいけない」「堕胎をしてはいけない」「浮気をしてはいけない」「婚前交渉をしてはいけない」などの厳しい社会的掟を課すとともに、カトリック教徒として戸籍の登録にも関与していました。</p>
<p>フランス王国では長い間カトリック教会のみ正当な宗教として認められ、プロテスタント教徒やユダヤ教徒が迫害されてきました。例えば異教徒はカトリック教会が管理する戸籍に名前を載せてもらえず、フランス王国の大半のカトリック教徒との結婚を禁じられていました。</p>
<p>フランス革命政府は宗教の違いによって個人の市民的幸福に障害が及ぼされることを問題視しました。人権宣言の中には信心の自由の原則が謳われています。革命を通じてそれまで排斥されていた他の宗教も、カトリック教と同様に社会的に認知されました。</p>
<p>フランス革命以後、カトリック教会ではなく、国家がフランス人の戸籍を管理することになりました。その中には婚姻の手続きも含まれ、教会での結婚は省略できたとしても結婚する二人は必ず役所で結婚の儀式を行わなければならなくなりました。</p>
<p>フランス革命にはカトリック教会の考え方に相反する側面がありました。例えばカトリック教会は離婚を禁止していましたが、フランス革命は離婚を合法化しました。その後ナポレオン敗退後ブルボン王朝が復活すると、カトリック教会の影響が強まり、再度離婚は禁止されます。</p>
<p>それから1970年ぐらいまでフランスでは離婚をすることが大変困難な状況が続きました。協議離婚というものがなく、離婚するカップルは合法的な離婚理由を求めて裁判で戦わざるおえませんでした。</p>
<p>このような歴史があるために、フランス人は結婚にマイナスのイメージを抱きやすく、結婚＝国の制度と考えがちです。</p>
<p>近年、民法上の制度が改正され、フランスにおける結婚が「国家による個人の私生活（愛）に対する干渉」というフランスにおける従来の結婚のイメージは薄らぎました。</p>
<p>フランスでは、パックス法、同性婚などの合法化によって、個人が自由に自分たちのカップルの規則をオーダーメードで決めることができるようになりつつあります。</p>
<h2>日仏の結婚観の違いが引き起こす摩擦―フランス人男性は「できちゃった婚」をしない？</h2>
<p>フランスでは長い間結婚が国家による国民の私生活への介入の一形態だったために、万が一の際離婚ができない、などのマイナスの記憶が残っています。</p>
<p>そのため民法が改正され離婚がしやすくなったのにも関わらず、一部のフランス人男性はなかなか結婚にコミットしません。一方日本人女性は一般に結婚を恋愛の果ての男のけじめと捉えます。</p>
<p>このような二つの結婚観の違いによって、フランス人男性と日本人女性の間に結婚をめぐる文化摩擦が起こることがあります。</p>
<p>あるフランス人男性と同棲していた日本人女性は妊娠、出産しました。出産を機に、日本人女性はフランス人男性に対して同棲ではなく結婚を要求しました。しかしフランス人男性はどうしても結婚できないと拒否したのです。</p>
<p>その結果日本人女性は生まれたばかりの赤ちゃんを連れて日本へ帰国し、そのフランス人男性は遠く離れた日本に住む自分の子供に会うこともできず、辛い思いをしています。それでも彼が結婚したくないという気持ちは変わりませんでした。</p>
<p>日本人女性としては子供ができた段階で相手のフランス人男性は結婚してくれると思っていたことでしょう。日本には「できちゃった婚」という言葉もあるとおりそれが当たり前だからです。</p>
<p>日本的に考えると、子供ができてもその母親と結婚する心算ができていないフランス人男性は、けじめをつけられない、責任が取れない男となります。ところが出産を経てもこのフランス人男性は結婚をすることを拒否しました。</p>
<p>彼はパートナーとの関係と子供の問題を切り離して考えました。そして子供が生まれても彼女との結婚をその時点では望んでいなかったのです。</p>
<img class="size-medium wp-image-595 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-700141_1920-728x486.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>フランスでは日本のように女性が家で子育てをして男性が外で働くと言うパターンは当たり前のものではありません。どちらかが育児休暇を取って仕事を休む制度は整っているので一時的に仕事を休むということはあるかもしれません。</p>
<p>しかしこのフランス人男性のように医者で自分だけの収入で家族を養っていける場合でも、女性は家にいて欲しいとは考えません。むしろずっと外で働いて欲しいとすら考えています。その方がカップルとして刺激的だからです。</p>
<p>別のフランス人男性が日本人女性とパリで同棲を始めて２ヶ月たった頃、同棲など許さない、と日本人女性のご両親が日本からパリへやってきました。それまで結婚はしない主義を貫いてきたフランス人男性でしたが、最後通牒を突きつけられ大いに苦悩した結果,晴れて彼女と結婚することを決心しました。</p>
<h2>全てのフランス人が結婚＝愛を生きているのではない</h2>
<p>ここまでフランス人男性の恋愛観、結婚観についてご紹介しました。フランスではこの２つはamourという言葉で全て繋がっています。</p>
<p>フランスで恋愛と結婚が結びついたのはこの５０年ぐらいのことだったと書きましたが、実は現在でも恋愛結婚がフランス社会全体に広がっているとは言えません。</p>
<p>フランスで恋愛結婚が当たり前となったのは中産階級以上の人たちのみです。彼らは毎日の小さな愛の儀式（愛情を表現するジェスト、優しい言葉、食事の準備、花束を送る、愛情のこと持ったメモを残す）を通じてカップルとして愛を育んでいきます。</p>
<p>ところが労働者階級のフランス人男性には自分の配偶者に対してここまで細かい気配りをしません。</p>
<p>このような社会階層による男性の態度の違いに加え、<strong>結婚</strong>した後の夫婦の社交生活も異なります。</p>
<p>教養ある夫婦は結婚後もそのまま友人たちとの社交を続けていきます。そして彼らはこの社交の場で子供達にマナー、言葉遣い、教養などを教え、将来自立するのに必要な文化資産を学習させます。</p>
<p>労働者階級では一旦結婚するとそれまでの仲間との関係が切れてしまいます。彼らは男たちのたまり場で、自分たちの配偶者がいかに至らないかについて話すことが仲間との気晴らしになります。<img class="size-medium wp-image-601 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/cork-738603_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>労働者階級のフランス人男性には仲間の夫婦を招きあって食事をしたり会話を楽しんだり、と言う社交生活がありません。</p>
<p>労働者階級のフランス人男性は男仲間とお酒を呑んで冗談を言い合うことでストレスを発散します。彼らの妻にとって、結婚とは夫と子供の世話をする場であるという前提は以前から変わっていません。</p>
<p>最後にフランス人男性は一般に主婦を好みません。フランスの家庭では共働きが主流です。その理由は様々です。お金ではなく生きがいのために働く女性もいることでしょう。しかしこれは例外で、多くの場合共働きでないと生活が成り立たない、という厳しい現実があります。</p>
<p>女性が働くということを、フランス人男性も歓迎する傾向にあります。専門職を持っていて自分の稼ぎだけで家族を養っていけるようなフランス人男性ですら、独立して働いている女性を好みます。</p>
<p>フランス人男性の多くは、経済的な負担を一人で背負いたくない、対等に働いている人と一緒に暮らしたほうが会話や生活そのものが刺激的、と考えています。</p>
<h2>おわりに</h2>
<p>ここではフランス人の恋愛と結婚が愛でつながっているという話をしました。フランス人にとっても恋愛が熟せば結婚へとつながっていきます。</p>
<p>しかしその二つが必ずしも一致するとは限りません。フランス人は日本の「できちゃった婚」「授かり婚」という考え方に馴染みません。子供ができてもパートナーとすぐに結婚したがらないこともあります。</p>
<p>二人の意見がお食い違わないように、カップルは子供を産む前にしっかり話し合いをして、二人の気持ち、人生計画をきちんと確認する必要があります。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人男性の恋愛と年の差婚（２）</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Sep 2018 04:28:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス]]></category>
		<category><![CDATA[年の差]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>

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		<description><![CDATA[大ヒットした映画「アメリ」を見ていると、アメリが微妙に相手の外見を見て自分好みかそうでないかを瞬時に見極めてい...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>大ヒットした映画「アメリ」を見ていると、アメリが微妙に相手の外見を見て自分好みかそうでないかを瞬時に見極めているシーンが出てきます。これは「フランス的な恋愛」を象徴した態度です。</p>
<p>「フランス的恋愛」においては、一般に外見から入ってそのあとで中身へと進んでいきます。</p>
<p>日本人男性が「おしとやかな女性」「ついてきてくれるタイプの女性」などというのと対照的にフランス人男性は髪の色、目の色、肌の色などで自分の好みの異性のタイプについて説明するのが一般的です。</p>
<p>ではフランス人男性が<strong>恋愛</strong>や結婚する時、女性の年齢についてはどう考えているのでしょうか。一概には言えませんが、フランスでは年齢は性格、個性や外見などの最重要条件の後に来るようです。</p>
<p>もちろんフランスにも若い女性を好むフランス人男性はたくさんいることでしょう。ジョニー・デップと別れてしまったヴァネッサ・パラディですが、彼女は10代のころ廃退的なセクシーさを全面に押し出した「フレンチ・ロリータ」的魅力を全開させて、フランスの国民的歌手に上り詰めました。</p>
<p>フランス語には日本語の「姉さん女房」に当たる言葉はありません。でもフランスにも「フレンチ・ロリータ」の対極にある姉さん女房もいます。「姉さん女房」に当たる言葉がないというのは、フランス人が日本ほど逆「年の差」婚について意識しないから、とも考えられます。</p>
<p>人の個性を重んじるフランスでは、一般に人を年齢によって判断することを良しとしません。</p>
<h2>ブリジット・マクロンさんのインタビューから</h2>
<p>逆「年の差」婚でまず思い浮かぶのは、エマニュエル・マクロンフランス大統領です。<img class="size-medium wp-image-575 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-300x148.jpg" alt="" width="300" height="148" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-300x148.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-768x380.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-1024x507.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hand-3035665_1920-728x360.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>マクロン大統領の夫人ブリジット・マクロンさんは、マクロン氏の高校時代の演劇の先生でした。一緒に演劇の脚本を書いたことから、先生と生徒の間を超えて恋愛が生まれたそうです。</p>
<p>その時ブリジットさんは39歳、既婚、そして三人の母親でした。二人の恋愛は最初の頃は、もちろん不倫でした。</p>
<p>その後恋愛関係が深まると、ブリジットさんは家族を捨てて、大学へ進学したマクロン氏を追ってパリにやってきました。出会いから14年間後、マクロン氏は29歳の時に、それまでの恋愛関係を結実させて、53歳のブリジットさんと逆「年の差」婚を果たしました。</p>
<p>ブリジットさんは最近の雑誌インタビューで、マクロン氏との逆「年の差」婚についてユーモアを交えて、次のように答えています。</p>
<p>「私は社会的常識よりも自分の個人的幸福を優先させました。」「人生において思い切った決断をしなければならないことがありますが、この結婚は私にとってまさしくそのようなきっかけでした。結婚して20年もの間後ろ指を刺されましたが、気にしません。一緒に朝食を食べる時、私にはシワがあり、彼は若いですが、それだけのことです。」(Elle France)</p>
<p>このインタビューから、マクロン氏だけではなく、と言うよりも彼以上に、ブリジットさんにとってこそこの逆「年の差」婚は勇気ある決断だったことが伺われます。それまで築いた家族を捨て、40歳前後で20才以上も年下の自分の教え子の恋人となったわけですから。</p>
<p>またパートナーの愛を信じることができたとしても、周囲からは結婚する前も後も常に好奇の目で見られてしまうという状況は変わりません。そのような状況でも恋愛や結婚を貫くために、彼女自身が強くなくてはなりません。</p>
<p>その意味でブリジットさんには人に流されない、並外れて強い自己が備わっているのは間違いありません。この女性らしい外見を忘れず、独立したマインドを持ち,自分の個性を持っているというのが、フランス人男性が求める理想の女性像かもしれません。</p>
<h2>現代フランスのカップルの年齢差</h2>
<p>マクロン大統領の例を紹介しましたが、このような形の逆「年の差」婚は現代フランスと言えども超例外的な結婚です。</p>
<p>今日でも、フランス人男性が女性よりも年上のカップルは全体の56パーセントです。つまり半数以上のカップルは男性の方が女性よりも年上ないわゆる「年の差」婚です。平均すると、フランス人男性はフランス人女性よりも２歳半年上です。</p>
<p>30パーセントのカップルは同年のカップルです。女性が男性よりも年上の逆「年の差」婚は残りの14パーセントを占めます。逆「年の差」婚と言っても、その大半は年の差が２歳から５歳程度にすぎません。<img class="size-medium wp-image-579 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/elder-3640683_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>6歳から10歳の年齢差の逆「年の差」婚は2.7パーセント、10歳以上逆「年の差」婚は１パーセントにすぎません。</p>
<p>つまりフランスの100組に1組が10歳以上の年の離れた逆「年の差」婚ということになります。</p>
<h2>フランス人男性と逆「年の差」婚</h2>
<p>女性が自分より若い男性を、もしくは男性が年上の女性をパートナーに選ぶ際、そこには様々な要因が影響しています。それは人口の動きと連動することもあります。</p>
<p>20世紀には二度の世界大戦がありましたが、この時多くの成人男性が亡くなりました。その結果フランス人女性は戦後、同じ年齢か自分よりも若い年齢の男性をパートナーに選ぶ傾向がありました。</p>
<p>現在フランスでは、世代が若くなるにつれて、逆「年の差」婚の割合が増加します。</p>
<p>1960年代には10パーセントの逆「年の差」婚がありましたが、2000年代になるとその割合は16パーセントにまで上昇しました。また逆「年の差」婚のカップルの平均的な年齢差も３歳から4.4歳へと上昇しました。</p>
<p>戦後に女性が社会進出したことが逆「年の差」婚を促進しました。働くことによって男性と同等、もしくはそれ以上のパワーを得た女性たちは、以前よりも年齢を気にしないでパートナーの男性を選ぶようになりました。</p>
<p>しかしフランス人女性の学歴が高くなるにつれ、逆「年の差」婚も増えるという統計結果はありません。一般に日本でもフランスでも男性は自分よりも学歴の高い女性を好みません。</p>
<p>しかしフランスでは学歴が高くなるにつれて、男性の方が女性よりも年上という傾向自体は弱まりを見せます。大卒ではないフランス人男性の62パーセントが年下の女性を選びますが、大卒のフランス人男性の場合、この割合は49パーセントに減少します。</p>
<p>これは出会いの場が影響していると考えられます。<img class="size-medium wp-image-565 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-300x174.jpg" alt="" width="300" height="174" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-300x174.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-768x446.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-1024x595.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/sunrise-2125136_1920-728x423.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>学歴が高い人は学生時代にパートナーと出会う確率が高く、そのためカップルの間の年齢差が縮まる傾向があるからです。</p>
<p>最後にカップルの一人が移民だった場合も（移民とは外国籍を持って外国で生まれた人、その国籍は問わない）カップルの大半は男性が女性よりも年上の年の差婚となります。</p>
<p>先ほどフランス人男性の55パーセントが男性が年上の逆「年の差」婚カップルだと書きましたが、移民のカップルではこの割合が62パーセントに、二人とも移民の場合にはその割合は71パーセントにまで上昇します。</p>
<p>北アフリカ、アフリカ出身の移民同士のカップルになると、男女間の平均の年の差は7歳となります。ちなみに移民のカップルはフランス人カップルに比べ平均収入も低くなります。</p>
<p>つまり世帯収入が低い場合、逆「年の差」婚は急激に減少します。</p>
<p>一般に収入、生活水準が高くなれば、人は日常生活以上のことを考えるようになります。そして恋愛感情を重視した結婚生活を考え、社会的規範から見ればとんでもない、と思えるようなカップルが誕生すると考えられます。</p>
<p>以上のことから,年の差が大きい逆「年の差」婚というのはある意味、生活に余裕のあるカップルにしかありえません。マクロン大統領（24歳差）、ナポレオン（6歳差）はその際たる例です。彼らは絶大な政治的権力を持ちつつ、私生活においては年齢を気にしないで純粋に愛する女性と結婚したのです。</p>
<h2>逆「年の差」婚のメリット</h2>
<p>日本ではメディアで逆「年の差」婚のメリットについて、などの記事は見かけません。日本でも女性が年上の逆「年の差」婚がないわけではありませんが、少なくとも日本人男性が積極的にこうした記事を書くとは思えません。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-577 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-300x274.jpg" alt="" width="300" height="274" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-300x274.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-768x701.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-1024x934.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/woman-3034836_1920-728x664.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />フランスの歴史を紐解くと、元来年上の女性をパートナーとする、つまり逆「年の差」婚がそれほどタブーなことではありませんでした。</p>
<p>今日でも、日本同様フランスにも逆「年の差」婚は存在します。ただこのテーマをわざわざ話題にするほどの社会的寛容性がフランスにあったわけではありません。</p>
<p><strong>フランス</strong>社会において、逆「年の差」婚を厭わない男性は同性愛者の置かれた立場と似ているようです。最近フランスでは同性愛が受け入れられるようになるとともに同性婚が合法化されました。</p>
<p>それと同じようにネット上では年上の女性と恋愛するのが好きフランス人男性がカミングアウトするという傾向も珍しいものではなくなりつつあります。</p>
<p>逆「年の差」婚を好むフランス人男性にとって、周囲の目が最も大きな障害になるそうです。家族の行き来が日本よりも頻繁で、食事などを一緒にする習慣が根強いフランスでは、家族に年の差が開いた年上の女性をパートナーとして紹介することにはまだまだ抵抗があるようです。また職場の人にも言いにくいとの声もあります。</p>
<p>それでも年上好きのフランス人男性は以下の10の理由から逆「年の差」婚のメリットを挙げています。</p>
<ul>
<li>精神的に安定していて、物事を俯瞰した立場から眺めることができる</li>
<li>自立している</li>
<li>男性のニーズと欲求がよくわかっている</li>
<li>カップルの間のコミュニケーションにも学習が必要だが、その辺をよくわきまえており相手が嫌がるようなことを話題にせず、言葉を選んで話すことができる</li>
<li>豊かな経験を持っている。特にカップルがうまく行くための状況、感情の入れ込み方、相手に対する小さな配慮についてよくわきまえている。</li>
<li>財政的にも共同生活をうまく切り盛りすることができる。</li>
<li>若い女性よりも化粧が薄く自然体。それは自分自身の魅力をよくわかっており自信があるから。</li>
<li>これまでに様々なカップルの経験をしているために無駄足を取らない。若い女性のようにわがままではないので男性の方でも時間を無駄にしなくても済む。</li>
<li>自分が年上であることを意識して果てしない夫婦喧嘩などを避けようとする。限られた時間を意識してその一瞬一瞬を楽しむことができる。</li>
<li>フランスで若い女性とカップルになった時には女性の方がすぐには子供を欲しがらずキャリアを優先させることが多い。しかし年上の女性ならすぐに子供を産もうと賛成してくれる。</li>
</ul>
<p>などなど。</p>
<p>この１０の条件から見えてくることは、逆「年の差」婚を厭わないフランス人男性とは、真摯に充実したカップル生活を送りたいと望んでいることです。そして当然のことながら、彼らは外見、年齢ではなく、女性の経験、個性こそを重視します。</p>
<p>逆に言えば、逆「年の差」婚を選ぶフランス人男性には、相手を育てていこうというところがない、とも受け取れます。そこには自分が上になって相手を包み込むというよりも包み込まれたいという欲望が見え隠れします。</p>
<p>また最後に「すぐ子供が欲しい」とのリクエストが挙げられていますが、これは言外に「子供の産めないほどの年上の女性は求めていない」と言っていると解してもいいでしょう。</p>
<p>逆「年の差」婚が珍しくなくなりつつある現代フランスですが、マクロン大統領ほど相手への愛に殉じた逆「年の差」婚というのはかなり珍しい、と言えます。</p>
<p>おわりに</p>
<p>ここでは現代フランスにおける逆「年の差」婚の実態、そして逆「年の差」婚を好む（？）フランス人男性の声を紹介しました。<img class="size-medium wp-image-578 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/wine-cellar-1329061_1920-728x486.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>一般に、フランス人男性がパートナーを選ぶ際に、女性の年齢は最重要条件ではありません。そうではありませんが、逆「年の差」婚が一般的なカップルの在り方でもありません。</p>
<p>特に大学に行かずに働き始めたフランス人男性や移民の間では男性が年上である、いわゆる通常の年の差婚が一般的です。</p>
<p>ところが大学を出た人、もしくはそれ以上の学歴のフランス人にとっては、年齢差は相対的にさほど重視されなくなります。彼らはカップルとして生活の質、とりわけ充実した会話を求めて恋愛、結婚をします。彼らの多くは大学時代の恋人と結婚することが多いので、カップル間の年齢差は縮まります。</p>
<p>自分で人生を切り開いていけるような野心的なフランス人男性は様々な苦難を乗り越えてきているため、実際の年齢以上に人間的に成熟しているものです。そのような個性に見合った女性を探すとなると、必然的に年上の女性となりやすいのかもしれません。</p>
<p>女性も30歳を過ぎるとそれまで考えていなかったようなパートナーの選択が可能となり、年下の男性との逆「<strong>年の差</strong>」婚も視野に入ってきます。以前フランスで一人の女性が10歳年下のボーイフレンドができた途端、その周囲の同じような年齢の独身女性が数人バタバタと年下のフランス人男性と結婚したことがありました。</p>
<p>女性も自分が相手の男性よりも年上であることについて萎縮せずに、それを経験、個性、成熟と捉えることができれば、恋愛や結婚の可能性がぐーんと広がるのがフランスです。そういう意味では女性が死ぬまで女性として生き続けていくことができる社会です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>フランス人男性の恋愛と年の差婚 （１）：ナポレオンとジョゼフィーヌ</title>
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		<pubDate>Thu, 27 Sep 2018 03:14:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス]]></category>
		<category><![CDATA[年の差]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>

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		<description><![CDATA[フランスの歴史に名を残した政治家、君主などの伝記を紐解くと年の差婚に遭遇します。 例えばアンリ二世(1519-...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>フランス</strong>の歴史に名を残した政治家、君主などの伝記を紐解くと年の差婚に遭遇します。</p>
<p>例えばアンリ二世(1519-49)は自身が7歳で捕虜としてスペインへ送られた際、20歳年上のフランス人貴族ディアーヌ・ド・ポワチエの世話になりました。その後成人したアンリ２世は未亡人となったディアーヌを寵姫として迎え入れました。</p>
<p>ナポレオンは10年に及ぶフランス革命を終結させ、帝国を築き、国内を安定化させました。一方ヨーロッパ大陸を支配すべく、10年以上も戦争に従事しました。そんなナポレオンの最初の配偶者は６歳年上のジョゼフィーヌでした。</p>
<p>ここでは近代フランスを築いたとも言われるフランスの国民的英雄ナポレオンとジョゼフィーヌの恋愛と年の差婚について紹介します。</p>
<p>権謀術数に長け武力でヨーロッパ大陸を支配しようとしたナポレオンはどのような経緯から年の差婚をすることになったのでしょうか。周囲の人々は彼らの年の差婚どのように受け止めたのでしょうか。年の差婚はナポレオンの政治支配に関わっていったのでしょうか。</p>
<h2>ナポレオンの配偶者、ジョゼフィーヌ</h2>
<p>若く無名の軍人だったナポレオンは、恐怖革命直後 (1795年)にパリの民衆の暴動を軍事力で抑えたことがきっかけとなり、時の権力者から注目されつつありました。<img class="size-medium wp-image-560 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-249x300.jpg" alt="" width="249" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-249x300.jpg 249w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-768x927.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-849x1024.jpg 849w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920-728x879.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/napoleon-bonaparte-62860_1920.jpg 1591w" sizes="(max-width: 249px) 100vw, 249px" /></p>
<p>当時26歳のナポレオンはそんな政治的混乱と反動的な機運が混在するパリの社交界で、複数の有力政治家の愛人だったジョゼフィーヌと出会いました。</p>
<p>二人が出会った当初、夫を恐怖政治で失ったばかりのジョゼフィーヌはパリ社交界の花形でした。ナポレオンは、コルシカから出てきたばかりの、経験の浅い軍人でした。</p>
<p>二人の力関係は断然ジョゼフィーヌがナポレオンに優っていました。当時のナポレオンは経験があり成熟した女性らしさを身につけた年上の女性、ジョゼフィーヌをとても魅力的に感じました。</p>
<p>ジョゼフィーヌはカリブ海のフランス植民地マルチニック島生まれで、砂糖農園を経営する富裕貴族の娘でした。<img class="size-medium wp-image-566 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-300x242.jpg" alt="" width="300" height="242" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-300x242.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-768x620.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-1024x826.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/caribbean-1822544_1920-728x587.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ジョゼフィーヌは16歳でフランスへ渡り、貴族の中でも名門のボーアルネ氏と結婚し、一男一女を得ました。しかし夫の暴君的態度に耐えられず、若いジョゼフィーヌは別居を決意し、一旦故郷のカリブ海へ戻りました。</p>
<p>その後フランス革命が始まるとジョゼフィーヌは再び本国フランスの夫の元へ戻りました。恐怖政治の時代には大貴族を象徴する名字が災いし、夫婦共々投獄され、夫は処刑されました。</p>
<p>しかしジョゼフィーヌは運良く処刑を逃れました。恐怖政治が終焉した後、ジョゼフィーヌは夫という財政的後ろ盾を失って一文無しでした。ジョゼフィーヌはパリで未亡人として生きて行くことを余儀なくされました。</p>
<p>彼女はその美貌と人付き合いの良さで、当時もっとも影響力のある政治家を何人も愛人として迎え入れることによって金銭的援助を得て、社交界の花形となったのです。</p>
<p>また洗練された物腰と貴族女性らしい優雅なマナーをもったジョゼフィーヌは、恐怖政治で味わった未曾有の恐怖心を忘れるべく、浪費生活と数多くの恋愛を楽しみました。</p>
<p>後にジョゼフィーヌはナポレオンとの子供ができなかったため離婚を余儀無くされます。前夫との間には子供ができた彼女がナポレオンとの間には子供ができなかったのは、恐怖政治を体験してショックから子供を産めない体になってしまったからだったのではないか、と言われています。</p>
<h2>ナポレオンとジョゼフィーヌの出会い</h2>
<p>26才のナポレオンがジョゼフィーヌに出会った頃、ジョゼフィーヌは33歳の女盛りでした。当時愛人の一人だった有力政治家バラスはジョゼフィーヌを手放したいと考えており、バラスを通じて二人は知り合ったという説があります。</p>
<p>ナポレオンはジョゼフィーヌを一目見て気に入りました。二人が出会って2週間後にナポレオンは軍の最高司令官に任命されました。それまでナポレオンに対して無関心だったジョゼフィーヌですがこの時からナポレオンを再婚相手候補として見るようになったと言われています。</p>
<p>その結果ジョゼフィーヌは年下のナポレオンにアプローチするために、次の手紙を送りました。</p>
<p>「あなたはあなたを愛している友人に会うことはもうありません。あなたは完全にわたしを捨てました。 あなたは間違っています、わたしはあなたに愛着があります。 明日わたしと一緒に昼食に来てください。 わたしはあなたに会い、あなたの事について話す必要があります。」</p>
<p>これに対してナポレオンはすぐさま返答しました。</p>
<p>「何が理由で、あなたはあのような手紙を書いたか私には想像すらできません。あなたの友情を最も望んでいるのは私以外の何者でもないのですから。また必要とあれば、私は自分の気持ちを証明するために何でもする所存です」</p>
<p>これらの手紙を交換してまもなくしてから、二人の恋愛が始まりました。二人はフランス人ではありましたが、いわゆるフランス本土ではなく南方の出身でした。ナポレオンは16世紀までイタリアの支配下にあったコルシカ島という地中海の島の出身でした。</p>
<p>ナポレオンとジョゼフィーヌの出会いと恋愛はフランス革命の時代に見合ったものでした。正確にはこのころは若いナポレオンが一方的にジョゼフィーヌに対して恋愛感情を抱いていました。ナポレオンにとってジョゼフィーヌとの関係はまさしく初めて本気になった恋愛でした。</p>
<p>多くの男性を虜にしてきたジョゼフィーヌにとって、恋愛経験の浅いナポレオンをその気にさせてしまうことは容易いことでした。ナポレオンはジョゼフィーヌが自分に関心を持ってくれたことを純粋に喜び、彼女に全身全霊を傾けました。</p>
<h2>ナポレオンがジョゼフィーヌに魅かれた理由</h2>
<p>ではナポレオンは６歳年上のジョゼフィーヌのどこに惹かれたのでしょうか。決め手となった一番の理由は美貌ではありませんでした。</p>
<p>後にナポレオンは、ジョゼフィーヌの「洗練されたマナーと経験知」に惹かれたと告白しています。また当時ジョゼフィーヌの周りにいた人々も次のような証言を残しています。</p>
<p>「ジョゼフィーヌはパリの社交界で一番の美女ではありませんでした。でも彼女は最も魅力的な女性でした。その理由は気分が安定しており、性格がわかりやすく、親切だったからです。彼女の話すフランス語には、カリブ海特有のアクセントがあったことも彼女の女性としての魅力を強め、全ての男性がジョゼフィーヌに魅了される理由でした。」(a)</p>
<p>「ジョゼフィーヌはこの頃まだ若かったです。歯並びが良くなかったので、口を閉じて少し離れたところから見ると、若く可愛らしい女性に見えました。美人とは言えませんが、彼女の持つ独特の何かが、彼女と関わる全ての男性にアピールしました。」(a)</p>
<p>ジョゼフィーヌは当時虫歯に悩まされており、それを隠すために笑うときに必ず口に手を当てていたが、それがまた優雅な所作だったと言います。<img class="size-medium wp-image-561 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-2980163_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>このようにジョゼフィーヌは外見的に十分魅了的でしたが、美女と呼ばれるタイプではありませんでした。</p>
<p>しかし彼女は関わる全ての男性を虜にするほどの強烈な外見上、そして内面から醸し出される魅力を持ち合わせており、多くの男性のハートを鷲掴みにしました。</p>
<p>ジョゼフィーヌは肉体的にも、精神的にも、女性らしさ、フェミニンさを全面に押し出した女性だったのでしょう。</p>
<p>南の島で生まれ、育ったためにジョゼフィーヌにはフランス本土で育ったフランス人の貴族女性にはない、ふくよかさ、ナチュラルさ、シンプルさ、また刹那主義的な生き方、そうしたものをすべて持ち合わせていました。</p>
<p>同時にジョゼフィーヌはかつてフランスの超有名貴族と結婚をしていたため、パリ社交界における立ち居振る舞いについても完璧でした。</p>
<p>さらにジョゼフィーヌは人心術にも長けており、当時無名の野心家で孤独だったナポレオンが求めていたもの、気遣い、優しさ、安らぎなどを即座に差し出すことができるような女性でした。</p>
<p>そしてジョゼフィーヌはパリ社交界で新参者のナポレオンを虜にし、年の差婚と相成りました。</p>
<h2>ナポレオンとジョゼフィーヌの年の差婚</h2>
<p>ナポレオンはジョゼフィーヌと出会った当時地方育ちの裕福な出の女性と婚約をしていました、しかし彼は迷うことなくこの婚約を破談にしました。</p>
<p>ナポレオンは当初ジョゼフィーヌが資産家だったと思っていた節があります。ところがそうでないとわかってからも、彼の結婚の意志は変わらなかったと言います。つまりナポレオンにとっては正真正銘の恋愛結婚でした。</p>
<p>ではジョゼフィーヌの方ではなぜナポレオンとの年の差婚を決めたのでしょうか。</p>
<p>当時のフランスの上流階級では恋愛と結婚は一致せず、ましてや未亡人で無一文となったジョゼフィーヌがナポレオンとただ恋愛感情だけで結婚したとは考えられません。ジョゼフィーヌは自分が若くないことを自覚し、金銭的な理由からナポレオンのプロポーズを受けて結婚したと考えるのが妥当です。</p>
<p>ナポレオンは、その後結婚が引き起こす政治的困難、つまり世継ぎの問題についてはそこまで自覚しておらず、またジョゼフィーヌ自身の思惑についても全く無頓着でした。</p>
<p>ナポレオン個人にとって、恋愛が何よりも勝りました。そして自分の恋愛感情を優先してジョゼフィーヌと<strong>年の差</strong>婚を果たしました<strong>。</strong></p>
<p>ところがナポレオンの故郷コルシカに住む実家の人々は二人の結婚を快く思いませんでした。</p>
<p>特に敬虔なカトリックの信者であるナポレオンの母親はジョゼフィーヌが年上で、既婚だった事実については目を瞑ることができましたが、何人もの愛人を持ったジョゼフィーヌを断じて自分の息子にふさわしい結婚相手としては許すことはできませんでした。</p>
<p>そのため、ナポレオンは実家には結婚についてなんの事前報告もせず、ジョゼフィーヌと極秘結婚しました。<img class="size-medium wp-image-563 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-300x300.png" alt="" width="300" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-300x300.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-150x150.png 150w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-768x768.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-1024x1024.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/france-1489367_1920-728x728.png 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>革命以来結婚式は役所で執り行われるようになっていました。ナポレオンは自分自身の結婚式に二時間遅れてやってきたと言います。そして仕事が忙しかった、と言い訳したそうです。</p>
<p>実際のところ、ナポレオンはわざと遅刻したのではないかと言われています。ナポレオンは彼特有のエゴイズムで自分が愛している人を含めた全ての人との関わりにおいて、常に自分が優位な立場になることにこだわりました。ナポレオンには感情的に幼稚なところがあった、と言われる所以です。</p>
<p>ナポレオンとジョゼフィーヌは年齢を偽って結婚しました。彼らの婚姻記録には、ジョゼフィーヌは実際年齢よりも３歳若く、ナポレオンは実際年齢よりも３歳年上の年齢が記載されています。</p>
<p>これらのことから６歳の年の差婚といえども、年上の女性と結婚するということは、19世紀初頭のフランスの支配階級では社会的仕来りに反する側面があったことが理解されます。</p>
<h2>結婚後のナポレオン</h2>
<p>結婚後もジョゼフィーヌの浮気癖は続きました。ナポレオンがしばしば戦場に赴いたためにパリで浮気をするのは難しくなかったのです。また戦場に来て欲しいというナポレオンの要請にも耳を貸すことはありませんでした。</p>
<p>ナポレオンはエジプト遠征中にジョゼフィーヌと美男で若い騎兵大尉との浮気について聞き知り、ジョゼフィーヌに浮気を止めるよう手紙を送りましたが、その手紙がイギリス軍に渡り、イギリスの新聞にすっぱ抜かれてしまいました。</p>
<p>この時ナポレオンは怒り心頭でついにジョゼフィーヌとの離婚を決意しました。しかしジョゼフィーヌの二人の連れ子に嘆願され情を絆し、また自身はジョゼフィーヌを愛していたことから、離婚を思いとどまったそうです。</p>
<p>その後ナポレオンはトントン拍子に出世し、フランス帝国の皇帝の座に就きます。彼の成功は上流階級のマナーを熟知し、人脈が広かったジョゼフィーヌのサポートなしには考えられませんでした。</p>
<p>ナポレオンが皇帝になった頃にはナポレオンとジョゼフィーヌの力関係は逆転していました。その頃ジョゼフィーヌはナポレオンを真摯に愛するようになり、一方ナポレオンは浮気をするようになりました。ナポレオンはパリ以外の土地でジョゼフィーヌ以外の愛人を持ち、私生児も誕生しました。</p>
<p>一方政治的にもナポレオンにとってジョゼフィーヌとの結婚は不都合なものとなっていきました。1804年に世襲制の皇帝の位に就いた後ナポレオン皇帝は現実問題として「世継ぎ」が必要となったからです。</p>
<p>ナポレオンは1806年にプロイセンとの戦争に突入しますが、この時既婚のポーランド貴族女性に一目惚れしました。この女性はナポレオンにとって最もお気に入りの愛人だったと言われています。</p>
<h2>ナポレオン法典とジョゼフィーヌ</h2>
<p>ナポレオンは「近代民法の祖」と言われるナポレオン法典を編纂しました。ナポレオンはフランス革命以前にあった伝統的な家族観を復活させ、それを近代的な民事的結婚の制度と結びつけました。</p>
<p>ナポレオンはナポレオン法典における家族についての項目を編纂するにあたって、フランス社会の秩序安定化を何よりも優先させました。</p>
<p>自身は恋愛感情から後先について考えずにジョゼフィーヌと年の差婚を実現させたのにもかかわらず、ナポレオン法典では「結婚は家族の地位の維持、向上の手段として重視される」と規定し、結婚を何よりも社会秩序安定の手段と捉えました。<img class="size-medium wp-image-468 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-300x225.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-768x576.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-1024x768.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/hammer-719066_1920-728x546.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ナポレオン法典において、夫が浮気をした妻を殺すことすらできることになっている（姦通罪）のは、ナポレオンがジョゼフィーヌの浮気に散々悩まされたからだとも考えられます。しかしこれは象徴的なことで、実際フランス社会でこの法律が運用されたことはなかったそうです。</p>
<p>またナポレオン法典は嫡子、婚外子との間に権利上の差を設け、婚外子には相続権が認められませんでした。</p>
<p>ジョゼフィーヌはナポレオンとの子供に恵まれない一方で、ナポレオンには婚外子がいましたが、ナポレオンはこれらの子供を世継ぎにすることはありませんでした。この点でもナポレオンが社会の秩序の安定化を第一義に考えたことがしのばれます。</p>
<p>唯一ナポレオンが自身の状況を考慮して草案したと思われるのが、ナポレオン法典が離婚を認めた点です。この点では自分の世継ぎの問題が頭をかすめたのではないのでしょうか。</p>
<p>そしてナポレオンは1810年にジョゼフィーヌの気持ちを慮って遅れ遅れにしてきた年の差婚をご破算にして、離婚を決意します。そしてオーストリア皇帝フランツ1世と同盟を結ぶために、その長女マリー・ルイーズと再婚しました。</p>
<p>ナポレオンは自虐的に「腹と結婚した」と言ったと伝えられています。ジョゼフィーヌとの離婚はナポレオンにとって大きな心の葛藤が伴う決断でした。</p>
<p>1811年にマリー・ルイズはめでたく男児を出産しましたが、その後ナポレオンはヨーロッパとの戦争に敗れ、敗退したため、世継ぎの問題も消滅しました。</p>
<h2>終わりに</h2>
<p>離婚によってジョゼフィーヌは大きな心の痛手を受けました。しかし同時にナポレオンから手厚い保護も受けました。彼女は多額の年金を受け取るとともに、離婚後パリ郊外のマルメゾン城に住み、そこで静かに余生を暮らしました。彼女はバラが好きでイギリスなどから珍しいバラをたくさん取り寄せて、美しいバラの庭園を作りました。<img class="size-medium wp-image-562 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-300x225.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-768x576.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-1024x768.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-174817_1920-728x546.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>ナポレオンがエルバ島に流された後もジョゼフィーヌはナポレオンにできうる限りの支援をしたと言います。一方ナポレオンが生涯をかけて愛したのもジョゼフィーヌでした。彼の臨終の際の最後の言葉は「ジョゼフィーヌ」だったと言われています。</p>
<p>フランス革命の頃から<strong>恋愛</strong>結婚が始まったと言われるますが、ナポレオンとジョゼフィーヌの恋愛、年の差婚はそれを象徴しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『ジョゼフィーヌ―革命が生んだ皇后』 白水社、1989年</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>フランス人男性との恋愛で必要なもの：良い趣味　(le bon goût)</title>
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		<pubDate>Sat, 22 Sep 2018 10:04:10 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[フランス人男性]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[男性]]></category>

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		<description><![CDATA[フランス語の愛(amour)という言葉には、友人、家族、見知らぬ人をも介した幅広い人間関係に関わるあらゆる種類...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>フランス語の愛(amour)という言葉には、友人、家族、見知らぬ人をも介した幅広い人間関係に関わるあらゆる種類の愛が含まれます。もちろん<strong>恋愛</strong>も愛の一部です。</p>
<p>とは言っても恋愛は、友情、近隣関係、国際的な援助、師弟関係、親子関係とは異なります。</p>
<p>古今東西、恋愛には神秘性がつきものです。恋愛には「なぜあの人がこの人と？」という理性では推し量れない側面があるからです。恋愛のことを英語で化学反応（chemical reaction）というのはそのためです。説明のできない抗えない力が、恋する二人に働きます。</p>
<p>しかしどうしたら神秘的な出会いにたどり着くのかなどと説明することは不可能です。しかし、恋愛に特有の神秘性が何でできているのかについて考えてみることで、恋愛へ一歩近づくことになります。</p>
<p>ここではフランス的恋愛の神秘性への扉を開く「良い趣味」についてご紹介します。</p>
<h2>フランス人は一般に合理的</h2>
<p>フランス革命の一面は、科学主義の宗教に対する戦いでした。フランスを旅されると修道院の装飾などが破壊されていることを見かけますが、それはこの革命期の名残です。</p>
<p>フランス革命後の宗教に変わって、理性が人々の倫理基準、判断基準となりました。地球の始まりはアダムとイブの伝説か進化論か、この問題はアメリカなどでは現在でも終わりを見ない論争となっています。</p>
<p>しかしフランス人は進化論が誕生する以前から科学を信奉することを選んだのです。フランス人を知るようになると彼らが大変理性的に物事を考えることがわかります。それは彼らが小さい頃からこの合理主義、理性を重視した教育を受けた結果です。<img class="size-medium wp-image-404 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/balloon-1046658_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>もちろんカトリック教の影響が全く消滅してしまったわけではありません。フランスの革命派がカトリック教の伝統を破壊したときそれに一番反対したのは伝統に慣れ親しんできた国民でした。その結果ナポレオンは「大多数のフランス国民の宗教」としてカトリック教を復活させます。</p>
<p>しかし今日ではカトリック教を固く信じるフランス人は少数派になりました。それが端的に現れるのが自分の死後どうしたいかと尋ねた時のフランス人の反応です。</p>
<p>「お墓なんかいらないから灰を海に捨ててくれ」というフランス人が結構いるのです。それもまだ死について現実的に考えられない若いフランス人からではなく、もう終活を始めなければならないような年齢のフランス人が、です。</p>
<p>確かに合理的に考えれば、宗教、つまり死後の世界を信じていないのであれば、人間は死後消滅する、ということになってしまいます。フランス人の合理主義というのは半端なものではなく、徹底していると日本人が感じる瞬間です。</p>
<p>私たち日本人は普段の日常生活ではあまり宗教とかかわっていません。結婚式を教会で上げたいというのは多くの日本人女性の憧れですが、それはキリスト教を信奉しているからではありません。</p>
<p>そうは言っても多くの日本人は自分の家族が亡くなったり、また自分が年をとったとき、やはりなんらかの形で宗教にすがるのではないのでしょうか。その証拠に一般的に日本人は先祖の宿るお墓の管理を重視します。この点はフランス人と大きく異なる点です。</p>
<p>では少し想像してみてください。この合理主義に貫かれた社会に身を置いたらどんなものだろうかと。</p>
<h2>フランスの合理主義は権威主義を育む</h2>
<p>それまで仲がいいと思っていた人が急に自分に背を向けるようになった。また、それまでそんなに仲が言い訳ではなかった人が急に親しげに近づいて来るようになった。</p>
<p>合理主義が行き渡った社会でこのようなことが起こったとき、人は少し戸惑いを覚えると思います。そして直接的に相手との間に直接的な原因がなかった場合、私たちは相手が得か損かで自分に対する対応が変わったのではないか、と想像したくなるでしょう。</p>
<p>例えばこれまで全く自分に対して無関心だったフランス人が急に親しげになった。よく話してみると「近々日本に来る」ことがわかったなど・・・のことはフランスでは割と日常茶飯事です。</p>
<p>また合理的に行動する、ということは現存の社会的ヒエラルキー、権威主義を助長しやすい側面もあります。例えば自分の利益を守るためには、上司にもペコペコしたほうがいいと判断します。</p>
<p>合理主義、計算、理性が支配する社会、つまり自分の周囲との人間関係が利害関係を基調としたものであるとき、フランス人が唯一非合理な自分に戻れるのが、恋愛です。<img class="size-medium wp-image-403 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-300x198.jpg" alt="" width="300" height="198" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-300x198.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-768x507.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-1024x676.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/ladybugs-1593406_1920-728x481.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>一般に人は計算して、恋愛するわけではありません。思いもかけない時に石につまずいて転ぶように恋愛が始まります。その結果、特に女性以上に理性的な傾向が強いフランス人男性にとって、恋愛をすることによって、やっとそれまで彼をがんじがらめにしてきた重たい理性の鎖から解放されるのです。f</p>
<p>このような社会だからこそ、フランス人女性以上に合理的な考えをする<strong>フランス人男性</strong>の人生にとって、恋愛はとてつもなく重要な意味を持つのです。</p>
<h2>フランス的恋愛の神秘性</h2>
<p>フランス人は恋愛に神秘性を求めます。なぜだかわからないけどその相手に魅かれてしまう。その相手を唯一無二のパートナーとして選ぶ。そのような場合、上に書いた権威主義、社会階層などは全く意味を持たなくなり、フランス人は全てを犠牲にしても恋愛に走ることがあります。そしてそれについて、周りのフランス人も理解を示します。</p>
<p>ではその神秘性とは何なのでしょうか。それは誰にもわからないものです。サン・テグジュペリの「星の王子さま」はこの愛における神秘性についての話です。</p>
<p>星の王子さまはなぜあのわがままな赤いバラの世話をして、手名付けたのでしょうか。そこに合理的な理由はありません。でもそれが愛で、それは目に見えないものであることは確かです。<img class="size-medium wp-image-401 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/the-little-prince-1711332_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>しかしフランス人が恋愛に神秘性を求める、というのは相手のことがわからないから神秘的というのとは異なります。</p>
<p>日本では相手の男性が真剣にコミットしてくれるまで、つまり結婚するまで、女性は自分を完全には明け渡さない方がいい、というようなことを言います。そのような視点からみれば、フランスではコミットメントをする前に、旅行に一緒に出かけたり、バケーションを過ごしたり、同棲したりして、全て手の内を明かしてしまうように思えるかもしれません。</p>
<p>同棲をして朝起きたばかりのノーメークですっぴんのところも見られ、もしくはトイレに行くところもあらかじめ見られてしまいます。そのような日々の生活の場面を隠して、自分を神秘的に演出する、ということは恋愛にとって必要なことですが、ここで問題としている愛に内在する何か神秘的なもの、とは意味を異にします。</p>
<p>結婚した後の日常生活においてこそ恋愛感情を持続させなくてはならない、と考えるフランス式恋愛において、神秘的なものが結婚後も二人に付いて回ることになります。</p>
<p>多くの結婚した日本人のカップルは、二人をつなぐものは子供だろう、子はかすがいと言うでしょう、と答えるでしょう。フランス人にとっても子供はもちろん大切ですが、子供が存在したとしても、相手との間に愛がない場合には離婚に発展します。また現在の夫よりももっと素敵な人から告白されて、家族を捨ててその男性を選ぶフランス人女性もいます。</p>
<p>フランス人は、子供ではなく、カップルとしての二人の中に内在するものの中から、永遠に二人をつなぎとめる「何か」を探そうとします。</p>
<p>その「何か」を支えるのは会話です。フランス人男性にとって、パートナーとの会話はとても重要です。それも日常生活の、ここに何がある、あそこに何がある、ということではなく、自分の内的世界に関わることについて会話することを好みます。</p>
<p>これは教養のあるインテリのフランス男性、女性だけのことではありません。教養とは直接関係のない仕事をしているフランス人男性、女性にも、文学が好きだったり、映画が好きだったり、音楽が好きだったり、スポーツが好きだったり、と色々あります。そんな趣味の話が二人を神秘的な関係へ導いてくれることもあります。</p>
<p>愛に宿る神秘性とは、ファッション、コスメなどの外見に関するものではないのです。</p>
<p>恋愛を発展させるには、お互いの趣味がマッチすることも重要です。趣味とは、何が好きか、衣服、飲み物、食べ物、食材から文房具、住居、そして生き方で何を重視するか、といった哲学的な問題まで網羅します。</p>
<p>そのような選択が全てある種の美意識に貫かれていれば、その人は洗練された人、ということになります。</p>
<h2>「良い趣味」とは何か。</h2>
<p>これらのこまごまとしたものを見る目を総合したもの、もしくはそのエッセンスをフランス人は「良い趣味」(<em>le bon go</em><em>ût, good taste)</em>と呼びます。</p>
<p>良い趣味というのは18世紀にフランスの宮廷から派生して、ヨーロッパの上流階級全体に波及した感性を指します。当時の人が書いた書物を読むとおしなべて「良い趣味」について言葉で説明することはできない、と書かれています。</p>
<p>「良い趣味」とは物、文学、態度、人間関係などあらゆることを指しました。日常生活から社交生活まで、建築、絵、料理、会話、壁紙、内装、衣服、文学、言葉遣いなどに関わることに関してヨーロッパの上流階級の人々はこの良い趣味を意識して、自分の生活環境を整えたり、マナーを身につけるようになりました。<img class="size-medium wp-image-406 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-300x206.jpg" alt="" width="300" height="206" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-300x206.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-768x528.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-1024x704.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/rose-3142529_1920-728x501.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>フランス人のライフスタイル、ファッションなどが世界的に注目されるのは、フランス人がこの「良い趣味」の伝統の発祥地だからです。フランス革命によって一時的に追いやられた王室の伝統でしたが、その後復活し、現代まで続くフランスの文化的伝統となりました。</p>
<p>「良い趣味」の反対は「グロテスク」です。いわゆるグロいものです。例えばドイツやスペインの美術の一部には、グロテスクを強く求める傾向が見られます。それは革命を経てもなお正統な王室文化として「良い趣味」を継承するフランス文化に対する反発とみなすこともできます。</p>
<p>しかしフランスではあくまでも革命後も正統な美意識が続きました。そのような文化土壌において「良い趣味」とは美しいもの、美しい人（立ち居振る舞い、身なりなど）、美しい文化に触れることによって育ちます。</p>
<p>パリが美しいのはそのような「良い趣味」が街のいたるところにあるからです。そしてパリに住む人々は、日常の美しい経験から、自分自身にとって美しいものとそうではないものを見分ける目を育てていきます。</p>
<p>何を食べるから、どのような器で食べるか、何を着るか、何を履くか、どこへ行くか、何をして働くか、まで一つ一つ自分で丁寧に決断を下していかなくてはなりません。その際「美」を基準に選択することが要となります。</p>
<p>これは単に美しいもの好き、という意味ではありません。美しいものは快適さをもたらしますし、幸福感を増長します。</p>
<p>同時に美しいものには倫理感が伴い、見るひと、触れる人の人としての、道徳的、倫理的向上にとっても意味がある、と考えられています。</p>
<p>毎日できるだけ美しいものに触れるように努力すること、そして自分の日常生活にも美しいものを取り入れようと配慮すること、その小さな選択の積み重ねによって、長い時間をかけてその人の全人格的な「良い趣味」へと繋がっていきます。</p>
<h2>「良い趣味」がきっかけとなったあるフランス人女性の出会い</h2>
<p>実は恋愛においても「良い趣味」はとても重要です。「良い趣味」を支える美的感覚はある種の倫理観に支えられ、「良い趣味」はそのままこの人！と見極められる臭覚となり得ます。その結果「良い趣味」が神秘的な愛への扉を開くきっかけとなることもあるのです。</p>
<p>フランス語には地下鉄、仕事、夜寝に帰る（métro boulot dodo）という言葉があります。この表現は、毎日変わりばえをしない職場と家の往復ばかりという、あまり楽しくない、単調なパリでの生活を指します。</p>
<p>パリの地下鉄に乗ったことのある日本人ならご存知かと思いますが、はっきりいってパリの地下鉄には暗いイメージがあります。</p>
<p>そこに乗っている人々は仏頂面をして人間的な側面を全く見せません。それは見せてしまったらどんな厄介なことと関わりを持つようになってしまうかもしれない、と用心しているからです。</p>
<p>ところがそんな場所も出会いの場所です。モニカにとっては格好の出会いの場となったのです。</p>
<p>モニカはパリにある会社で秘書として働いています。パリ郊外に住んでおり、毎日片道45分も地下鉄に揺られて職場まで通勤します。45分というのは長いので、なるべく地下鉄の車両内では席を確保し、音楽を聞きながら小説を読むことにしています。</p>
<p>ある日いつもと同じように車両に座って音楽を聞いていると、周りの乗客たちが彼女を見てニヤニヤしていることに気づきました。そしてモニカはイヤフォンを取ると、その時初めて車内放送が彼女に向けられていることに気づきました。</p>
<p>「ルイ・アラゴン（フランスの作家の名前です）は<strong>恋愛</strong>について次のように書きました。『学習してから人生を生きようとしても、それでは遅すぎる。』僕は生きていくために無駄な時間をかけたくありません。だからあなたについて知りたいのです。毎朝7時55分に同じ車両に乗っているあなた、仕事帰りに僕といっぱいワインを飲みませんか。あなたはいつも車両の最後尾に立っています。そうあなたです。かわいい若い女性、褐色の髪の毛で、長い赤いオーバーを着て、小さな茶色いバッグを持ったあなた・・・・」</p>
<p>それはモニカのことでした。モニカは急いでそれまで自分が読んでいた本を取り出して、その本に次のように殴り書きしました。「ちょうどそのパッセージを読んでいたところ」と。そして自分の携帯電話の番号を書き添えました。</p>
<p>その時のモニカの状態は「私の体だけが自然に動いて、脳はあたかも眠っているかのようだった」そうです。</p>
<p>地下鉄が終点に着くとモニカはその本を持って地下鉄の運転手のところまで行きました。相手をちらっと見て、本を手渡して、そして即座にそこから立ち去りました。同じ日の夕方に二人は出会い、恋に陥りました。</p>
<p>そしてその晩からモニカの人生は変わりました。モニカには当時婚約者がおり、結婚の日取りも決まっていましたが、地下鉄の運転手、ヴァンサンに一目惚れしてしまったのです。</p>
<p>モニカがヴァンサンを好きになったのは、それは外見が好みだったからだけではありません。ヴァンサンとは不思議と気が合いました。二人の感性が似ているため、二人は同じ本を読んでおり、話が通じました。</p>
<p>後にヴァンサンはなぜ彼が地下鉄の車両内のアナウンスを利用したのか、について次のように説明しました。<img class="size-medium wp-image-405 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2018/09/heart-1192662_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>それはある小説がきっかけでした。「この女性主人公の生きかたを知ってあなたに近づこうと思ったのです。生きるためには勇気を持たなければいけない。特に人を愛するときには勇気が必要。あとで後悔しないためにも。」そしてその小説をモニカに手渡しました。</p>
<p>モニカもその小説を読みました。それはとても美しい愛のストーリーで、愛する自由、愛する勇気について書かれていました。モニカも婚約者と別れる決心をし、一目惚れをしたヴァンサンと一緒に生きていくことを選択しました。</p>
<p>モニカとヴァンサンを一目見るなり「ビビビ」ときたのですが、二人の関係はそのレベルにとどまりませんでした。その「ビビビ」はさらにその奥にある二人が共有できる「良い趣味」で彩られた精神世界への扉となったのです。彼らにユニークな外面、内面的な要素が融合して、神秘的な出会いとなったのです。</p>
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