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	<title>苗字 &#8211; フランスシャポー</title>
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	<description>パリ移住経験のあるルバンがフランスの情報をお届けします。</description>
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		<title>なぜフランスのセレブは改名したのか？ーフランス人にとっての「かっこいい名前と苗字」</title>
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		<pubDate>Mon, 11 Feb 2019 09:31:09 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[フランス豆知識]]></category>
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		<description><![CDATA[日本人から見るとフランス人の名前もフランス語の一部には違いないので、どれもかっこいい響きのように聞こえるもので...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>日本人から見るとフランス人の<strong>名前</strong>もフランス語の一部には違いないので、どれもかっこいい響きのように聞こえるものです。でも実際には、フランス人の中で特に人気があって、自分のイメージ向上に役立つ名前もあります。</p>
<p>ここでは数名のフランス人のセレブがなぜ芸名を名乗るようになったのか、その理由を探ることによって、フランス人にとっての「かっこいい苗字」をご紹介します。</p>
<h2>フランス人の名前の成り立ち</h2>
<p>通常日本人とは逆で、フランス人は、名前、苗字の順番で自己紹介をします。例えば、カトリーヌ・ドヌーブで、ドヌーブ・カトリーヌとは言いません。</p>
<p>実は、フランス人の名前、苗字に対する態度はこの数十年で大きく変わりました。<img class="size-medium wp-image-831 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-298x300.jpg" alt="" width="298" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-298x300.jpg 298w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-150x150.jpg 150w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-768x774.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-1016x1024.jpg 1016w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280-728x734.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/passport-315266_1280.jpg 1270w" sizes="(max-width: 298px) 100vw, 298px" /></p>
<p>1940-50年代まで、フランス人は友人の名字を呼び捨てで読んでいました。上の例で言えば、ドヌーブ（だけ）です。</p>
<p>さんに当たる、マドモアゼルやマダムなどもつけず、日本人から見るとなんとなく相手に対する敬意が足りない感じがしますが、そんなことはありませんでした。これが習慣だったのです。</p>
<p>ところがその後、フランス人の友人に対する呼び方は大きく変わりました。そして苗字を呼び捨てにするのではなく、名前で呼び合うという習慣が定着しました。</p>
<p>また今では、相手を苗字で呼ぶ場合、苗字の前にムッシュー、マダム、マドモアゼルなどをつけるようになりました。呼び捨ては日本と同じで失礼な印象を与えるようになったのです。</p>
<p>ちなみに名前ではなく苗字で呼ぶ時、二人の間には少し距離があることを意味します。</p>
<p>また通常一人の<strong>フランス</strong>人が、３〜４の名前（prénom）と１〜２の名字（nom de famille）を持っています。これには、キリスト教の伝統と家族制度が関係しています。</p>
<p>フランス人は一般に、一番重要な名前の他に２〜４の名前を持っています。現大統領は、エマニュエル・ジャン＝ミシェル・フレデリック・マクロンでエマニュエルという主となる名前の他に、二つ名前を持っています。</p>
<p>女優の、シャルロット・ゲンズブールは、メインのシャルロットという名前に加えて、ルーシーという名前も持っており、本名はルーシー・ゲンズブールです。</p>
<p>複数の名前を持つのは、キリスト教の伝統に由来します。中世以来、フランスではメインの名前とともに、代父母の名前を加えることが習慣でした。</p>
<p>代父母とは、子供達の洗礼式に立ち会い、神に対して契約する際の証人となる大人のことです。代父母となるのは、親自身より少し年上の家族、親戚、友人でした。</p>
<p>代父母になるにはそれなりの覚悟が必要でした。なぜなら寿命が短かった中世の時代、代父母を引き受けるということは、もし証人として立ち会った子供の親が早くに亡くなってしまった時には子供の面倒をみる、という暗黙の了解があったからです。</p>
<p>現在では平均寿命が延びたため、親が早くに亡くなってしまった時のために身元引き受け人をあらかじめ決めておく、ということはもはや必要ではありません。それでも中世以来この複数の名前の習慣は続いており、パスポートにも全ての名前が記載されます。</p>
<h2>フランス人の名前の由来</h2>
<p>フランス人の名前の多くはギリシャ語やラテン語に由来し、その多くがキリスト教に関連するものです。聖書やギリシャ神話から名前をつけることが良くあります。</p>
<p>フランスのカレンダーの日付には聖人暦という特定の聖人の名前が書いてあることがあります。誕生日や誕生月の聖人の名前を選ぶ人もいます。</p>
<p>または音の響きが良いから、という理由で名前を選ぶ人もいます。</p>
<h2>フランス人の混合名の色々</h2>
<p>フランス人の名前の中には、二つの名前をハイフン（―）で繋げて一つの名前にする、ということがよくあります。ここではこのような名前を複合名と呼ぶこととします。<img class="size-medium wp-image-840 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-229x300.jpg" alt="" width="229" height="300" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-229x300.jpg 229w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-768x1006.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-782x1024.jpg 782w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920-728x953.jpg 728w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/queen-67484_1920.jpg 1466w" sizes="(max-width: 229px) 100vw, 229px" /></p>
<p>例えばマリー・アントワネット（Marie-Antoinette）はその最たる例ですが、これはオーストリアの名前で、フランスでは珍しい名前です。</p>
<p>一般にフランス人の混合名は、マリー、ジャン、ピエールから始まります。マリー・ノエル、マリー・クレール、ジャン・クロード、ジャン・フランソワ、ジャン・ポールなどです。</p>
<p>フランスに特徴的な混合名ですが、その理由はいくつかあります。</p>
<p>家族、親戚の中に同じ名前の人が二人いるとわかりにくいので、区別するために、そのうちの一人には、もう一つの名前を加えて混合名にすることによって、二人を区別した、というのも一つの理由です。</p>
<p>例えば一人をピエールと呼んで、もう一人をシモン＝ピエールと呼ぶ、という具合です。ちなみにどちらの名前も聖書に由来します。</p>
<p>混合名には特殊なイメージを与えるものもあります。</p>
<p>例えば上にあげた、３つの名前の混合名ではなく、別の名前が混合名になるとそれは大変に珍しい名前になります。その代表例がシャルルです。</p>
<p>シャルル＝エドワード、シャルル＝アンリ、シャルル＝ピエールなどの名前には、ブルジョワ的響きがあります。</p>
<h2>ブルジョワとは何か？</h2>
<p>ちなみにブルジョワというのはフランス革命後社会の中心となった、元々は庶民階級出身だった有産階級をさします。フランス革命以後今日までのブルジョワのイメージというのは、お金持ち、ということに加えて、秩序、整頓、物にこだわる、でしょうか。</p>
<img class="size-medium wp-image-852 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-300x199.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-768x508.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-1024x678.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/roses-821705_1920-728x482.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>彼らは自分たちがブルジョワに属することをアピールするために、とにかく見かけにこだわります。そして綺麗な洋服、靴、インテリアなどにお金をかけます。</p>
<p>それは自分たちが心地よく暮らすために、という意味もあるのでしょうが、歴史的に見ると、貴族に変わって社会の支配的階層となり「自分たちの社会的地位を見せびらかした」ことと関係しています。</p>
<p>19世紀から20世紀にかけて、フランスに主婦が誕生しましたが、主婦はブルジョワ階級の産物でした。この時代の主婦たちは、現在の主婦みたいに、家のことを何もかもする必要はありませんでした。</p>
<p>彼女たちはお手伝いさんたちに助けられながら、自分は洗練された身なり、インテリアを演出することによってその家のショーウインドーとなっていたのです。</p>
<p>そんな姿は印象派の絵に描かれています。100年前のフランスの主婦とは、きついコルセットを締めて、ドレスを着て、パラソルをさして、ブルジョワ的優雅さを社会にアピールしていたのです。</p>
<p>今日のフランスでは主婦は珍しい存在になってしまいました。フランス人女性は、お金が必要ではない階級の既婚女性でも、自己実現のために働くようになったのです。</p>
<p>でも過去のブルジョワ文化の名残は色濃く残っています。例えばパリの16区でそんなブルジョワ階級の人々とすれ違うことができます。彼らは豪華なアパートに住んで、とびっきりおしゃれです。</p>
<p>パリの駅でブルジョワたちが列車に乗ってバカンスに出かけるのを見かけるときがありますが、彼らの身なりは一般のフランス人の身なりとは全く異なるのですぐ見分けがつきます。</p>
<img class="size-medium wp-image-850 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/people-692005_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>とりわけ違いがわかるのが子供の身なりです。今時のギャップなどに典型的なアメリカンスタイルはご法度です。女の子だったら、ワンピースにカーデガン、帽子、革靴が定番となります。男の子だったらブラウスとズボン、同じく革靴です。</p>
<p>上に挙げた外見に加えて、名前にもブルジョワ的名前が存在するのです。シャルルがつくようなブルジョワ的混合名には、イギリスの国王、王女の名前がフランス語読みとなって含まれています。</p>
<p>そのため、これらの名前は庶民的なフランスの混合名、例えばジャン＝クロード、ジャン＝ミッシェルなどと違った「気取った」印象が伴うのです。</p>
<p>またコケティッシュ、つまり異性の心をくすぐる響きを持つ混合名もあります。</p>
<p>例えばジャックリーヌ＝アンという名前は、可愛い名前を二つつなげて、大変女性らしい印象を演出しています。そしてこの名前もとてもブルジョワ的な響きを醸し出します。</p>
<p>では次にフランス人のセレブが本名から芸名に名字を改名した例を取り上げて、その理由について探って行きましょう。</p>
<h2>フランスのロックンローラー</h2>
<p>日本では矢沢永吉、沢田研二、西城秀樹らの歌手がアメリカのロックンロールの影響を受けて、新たな音楽のジャンルを切り開きました。彼らの名前は芸名かもしれませんが、その芸名はとくにイギリス、アメリカの響きとは関係ないようです。<img class="size-medium wp-image-838 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-300x175.jpg" alt="" width="300" height="175" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-300x175.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-768x448.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-1024x597.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/guitar-1015750_1920-728x425.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>日本でロックンローラー的響きがするのは、むしろグループの名前です。タイガース、グループサウンズなどの名前にはアメリカの影響がうかがわれて、かっこいい印象です。</p>
<p>フランスではあくまでも個人のロックンローラーがアメリカ的イメージを取り入れた苗字を芸名として採用する傾向があります。戦後のフランスのロックンロールを代表する二人の歌手、ジョニー・ホリデーやエディー・ミッチェルがその最たる例です。</p>
<p>ロックシンガーのジョニー・ホリデーはベルギー出身で、本名はジャン＝フィリップ・スメでした。スメという名字は伝統的な響きですが、これでははロックンローラーとしてかっこよくありません。</p>
<p>それで芸名の苗字を英語的響きのあるホリデーとし、フランスの国民的ロック歌手、ジョニー・ホリデーが誕生しました。</p>
<p>同じくロックンロール系でジョニー・ホリデーの親友のエディー・ミッチェルの本名は、クロード・モワンヌと言いました。モワンヌはモワン、つまり「お坊さん」を想像させてしまいます。「お坊さん」がロック、というのはかっこよくないのです。</p>
<p>それでフレンチロックンローラーのイメージに合わせて、自分が尊敬するアメリカ生まれでヨーロッパで活躍した歌手で俳優のエディー・コンスタンティーヌからエディーを拝借しました。</p>
<p>フランス語も英語も元々インド＝ヨーロッパ語系の言語なので、個人の名前として取り入れてもそれほど違和感がないのが、日本語との違いかもしれませんね。</p>
<h2>苗字に難あり？</h2>
<p>本名の響きが心地よくないため、よりかっこいい芸名を名乗ることもあります。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-812 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-300x155.jpg" alt="" width="300" height="155" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-300x155.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-768x397.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-1024x529.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-1348771_1920-1-728x376.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />俳優のヴァンサン・カセルの本名はクロションでした。しかしクロションという苗字は豚（コッション）を思い起こしてしまうので、彼は苗字をもっとかっこいいカセルに変えました。</p>
<p>日本でも有名なフランス人女優、ソフィー・マルソーの本名はソフィー・モープと言います。モープのプは蚤という意味があり、女優として好ましくないと判断したのでしょう。彼女はマルソーというかっこいいパリの有名な大通りの名字を選びました。</p>
<p>同じく俳優のファブリス・ルチニの本名はロベールでした。しかしファブリスの方がブルジョワ的でかっこいい響きがあります。</p>
<p>有名な歌手、エディット・ピアフの本名の名字はピアフではなくガッションでした。ガッションという音には男性的な響きがあるため、ピアフ（可愛い小鳥）という名字に変えました。ピアフとは彼女のイメージにあったかっこいい苗字だったのです。</p>
<p>有名な歌手、イブ・モンタンはもともとイタリア移民で、名前もイタリアの名前で、イヴォ・リヴィと言いました。モンタンという響きには出世するというニュアンスがありますが、それはモンタンの母親がいつも「イヴォ、上に登って行きなさい」と言っていたからだそうです。その結果イブはモンタンという苗字を芸名にしました。</p>
<p>また兄弟、姉妹で俳優、歌手などをしている場合、区別するために別の名字を名乗ることもあります。</p>
<p>カトリーヌ・ドヌーブの本名はドヌーブではなくドルレアックという、ドヌーブと変わらないほど素敵な響きの名字でした。しかし同じく女優として活躍していた妹がすでにこの名字を使っていたので、妹と区別するためにドヌーブという苗字に変えました。</p>
<h2>名前に現れる民族と文化</h2>
<p>最後に移民の出身で、出自を隠すためにフランス的名前を芸名にすることがかっこいい、といるケースもあります。</p>
<p>女優のシモン・シニョレはもともとポーランドの出身で本当の苗字をカミンカーと言いましたが、これはとてもポーランド的な響きだったので、よりかっこいいフランス的響きの芸名の苗字に変えました。</p>
<p>アルジェリア出身の人気歌手パトリック・ブリュエルの本名は、パトリック・モーリス・ベンギギで、北アフリカのベルベル人の出身でした。典型的なフランスのシャンソンを歌うブリュエルは、北アフリカのイメージが強い自分の本名であるベンギギを削除しました。</p>
<p>しかし近年のフランスでは、別の国、文化に由来する自分の名前、名字ではかっこよくないから改名する、またはよりフランス的でかっこいい名前に改名する、ということは次第に少なくなっています。</p>
<p>フランスの人々は自分の民族、文化的出自についてオープンになりつつあります。</p>
<p>映画『アメリ』に八百屋さんの店員として出演した人気コメディアンのジャメルはモロッコの出身です。彼は苗字を変更せず、自分の文化的出自をオープンにしています。そして役柄にもよりますが、自分の出自を隠さないこと自体がかっこよくなりつつあるのです。</p>
<p>このようにフランスのセレブも日本のセレブと同様に、苗字や名前が醸し出すイメージを重視し、それらに自己イメージを投影させようとしていることがわかります。</p>
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			</item>
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		<title>フランス人女性はなぜ結婚すると苗字を変えるのか</title>
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		<pubDate>Mon, 11 Feb 2019 08:37:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[francechapeau]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[フランス豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[フランス人]]></category>
		<category><![CDATA[結婚]]></category>
		<category><![CDATA[苗字]]></category>

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		<description><![CDATA[日本では結婚した後、妻は普通夫の苗字を名乗ります。 このパターンは結婚して家庭に入る、というのが当たり前の時代...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>日本では結婚した後、妻は普通夫の苗字を名乗ります。</p>
<p>このパターンは結婚して家庭に入る、というのが当たり前の時代には問題なかったかもしれません。しかし日本でも働く女性の数が増えると、結婚して<strong>苗字</strong>を変えるという行為には不利益が伴うことを意識せざる終えません。</p>
<p>結婚して苗字が変わったことを会社や仕事関係の人に伝えなければならない、関係がある人々に新しい名前を覚えてもらう必要がある、通称として旧姓を使い続けるにしても、戸籍や公的文書を全て新姓に変更しなければならない、などの手間がかかります。</p>
<p>仕事などの場面で通称として旧姓を使用することを選択した女性は、仕事用のハンコと行政上のハンコと二つ用意しなければなりません。</p>
<p>それとは別に、名前は個人のアイデンティティーの拠り所でもあります。</p>
<p>婚姻後男女どちらかの姓に統一しなければならない、という法律があるだけですが、大半の日本人女性は社会慣習に従って夫の姓を採用します。</p>
<p>唯一日本人女性が夫と異なる苗字を名乗ることができるのは、国際結婚をした場合で、戸籍上も夫婦別姓を採用することができます。</p>
<p>ではフランスでは結婚したら妻が夫の苗字を名乗るのでしょうか。</p>
<h2>ヨーロッパにおける既婚女性と姓</h2>
<p>結論から言えば、日本と同様にフランスでも、結婚したあとは妻が夫の苗字を名乗ることが当たり前とされています。</p>
<img class="size-medium wp-image-813 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-300x298.png" alt="" width="300" height="298" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-300x298.png 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-150x150.png 150w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-768x763.png 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-1024x1018.png 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/woman-at-cafe-3751069_1920-728x723.png 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
<p>ヨーロッパ（欧州連合）では、ドイツ、イギリス、オーストリア、フランス、アイルランド、スエーデン、フィンランドなどの国では、夫の名前を採用することが当たり前（85パーセント以上）とされています。</p>
<p>ということは、これら以外のヨーロッパの国々ではそうでもありません。</p>
<p>これらの国々において、法律によって婚姻後妻が夫の苗字を名乗らなくてはならない、と決められているわけではありません。</p>
<p>イギリスでは結婚の際、苗字に関する法律的決まりごとは何もありませんし、既婚カップルに生まれた子供が父親の姓を名乗らなければならないという法律もありません。</p>
<p>スウェーデンやフィンランドなどでは、夫婦どちらかの苗字を採用して、子供にもそれを名乗らせるか、もしくは夫婦はそれぞれそれまでの苗字を保持し、子供にはどちらかの苗字を名乗らせる、となっています。</p>
<p>それでも妻が夫の苗字を名乗るのは、それが社会風習だからです。</p>
<p>これらの既婚女性が夫の苗字を名乗ることが当たり前の国々の中で、唯一フランスのみ2003年まで子供が母親の名前を名乗ることを禁じていました。</p>
<p>現在91パーセントのフランス人の既婚女性が夫の名字を名乗っています。</p>
<h2>フランス王政とサリカ法（古代ゲルマンの慣習法）</h2>
<p>フランスの結婚と苗字の関係の歴史的期限をたどると、ゲルマン族の風習、サリカ法にたどり着きます。サリカ法によって、中世以来のフランス王国では王位継承権を持つのは男性に限られていました。</p>
<p>イギリスではこのようなことはありませんでした。イギリスには王位継承権を持った女王が存在しましたし、現在も女王が君臨しています。</p>
<p>フランスにはイギリスのような女王はかつて存在したことがありません。女王はあくまでも、男性の王位継承者の配偶者として存在しました。</p>
<p>フランスは意外に男社会です。それが現在にも続いています。</p>
<p><img class="size-medium wp-image-807 alignleft" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/marriage-168831_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />イギリスではサッチャー首相、メイ首相など女性の国家元首が複数登場しましたが、それはイギリスでは国家元首として女王を認める、という文化の名残と言えます。</p>
<p>ドイツにもメルケル首相が誕生しました。しかしフランスにはまだ女性大統領が誕生していません。</p>
<p>たまたま国民投票でこれまで大統領に選ばれるほどの女性候補がいなかった、とも考えられますが、フランスのサリカ法の影響で、女性が国家元首になりにくい現実があるとも考えられるのではないでしょうか。</p>
<h2>フランス人女性は苗字を変えることについてどう思っているの？</h2>
<p>これまで、大半のフランス人の既婚女性が夫の姓を名乗っており、その割合はヨーロッパでダントツであることを指摘しました。</p>
<p>では<strong>フランス人女性</strong>は結婚して夫の苗字を変えるという社会風習について、どう思っているのでしょうか。</p>
<p>フランス人女性は夫の苗字を名乗りたい、と考えていますが、その理由は離婚率が高くなったからです。</p>
<p>フランスでは、夫の苗字を名乗ることと離婚率の上昇には大きな因果関係があるのです。</p>
<p>フランスの民法に従えば、もちろん離婚した女性は元夫の苗字を名乗る必要はありません。</p>
<p>それなのに離婚したフランス人女性が元夫の名字を名乗りたがるのは、何よりも自分の子供と同じ苗字でい続けたいからです。</p>
<p>子供のいないフランス人女性が離婚した後、元夫の苗字を名乗り続ける割合は20パーセント未満ですが、子供のいるフランス人女性の40パーセント以上が離婚した後も元夫の名字を名乗り続けています。</p>
<p>夫以外の名字を子供に名乗らせる、という法律改正にヨーロッパで一番時間のかかった国はフランスでした。</p>
<p>それでも2002年から2005年にかけて、フランスでも子供は父母のどちらかの名字を名乗れるように、民法が改正されました。</p>
<p>しかし現実には、夫の名字を名乗るという社会風習があまりにも強く残っているため、法律改正後子供が母親の名字を名乗る、というのはほとんどありません。この点で日本と大きく異なります。</p>
<p>その結果離婚後大半のフランス人女性が元夫の名字を名乗り続けるのは子供のため、と言えます。</p>
<p>それでも多くのフランス人女性が、内心では、夫ではなく、自分の名字を子供が名乗ってもいいじゃないか、とは考えています。<img class="size-medium wp-image-818 alignright" src="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" srcset="https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-300x200.jpg 300w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-768x512.jpg 768w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-1024x683.jpg 1024w, https://francechapeau.com/wp-content/uploads/2019/02/girl-2480361_1920-728x485.jpg 728w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>フランス人男性は、結婚していようがいまいが、子供は父親の名字を名乗るべきだと考えます。</p>
<p>既婚のフランス人女性も同様に、自分も子供も夫の名字を名乗るべきと考えています。</p>
<p>一方離婚したフランス人女性の場合、子供には自分の名字、もしくは自分の名字と元夫の名字を両方名乗らせたいと考えています。</p>
<p>とりわけ一度離婚して再婚したフランス人女性は、子供が父母二人の名字を合わせ持つことを強く望んでいます。</p>
<p>法律が改正された結果、結婚後も自分の名字を子供に名乗らせることを選択したフランス人女性の場合でも、子供は母親の名字のみではなく、父母両方の名字をハイフンでつなげて名乗るべきでだ、と考えています。</p>
<p>また妻が自分ではなく妻自身の名字を名乗り続けることを受け入れたフランス人男性においては、そうでないフランス人男性よりも、子供が父母両方の名字を名乗ることに賛成する比率が増えます。</p>
<h2>今後フランス人女性と苗字の関係は変わるかもしれない</h2>
<p>ここではフランス女性の結婚後の苗字に対する習慣、考え方について見てきました。</p>
<p>結論としては、大変に保守的です。既婚のフランス人女性は日本人女性と同様、夫の名前を名乗ることを当たり前と考えています。</p>
<p>フランスには養子縁組などのシステムがない、という意味では、この傾向は日本以上と言えます。</p>
<p>フランスは離婚率の高いお国柄です。フランス人女性が離婚した場合、子供は通常夫の苗字を名乗李続けるために、彼女たちも元夫の苗字を名乗り続けたいと考えます。</p>
<p>それは母親として、離婚後子供と違う苗字になることが何よりも嫌だからです。</p>
<p>それでも離婚を経験したフランス人女性を中心に、子供は母親の名字を名乗ってもいいのではないか、と考える人が増えています。</p>
<p>民法が改正されて子供が母親の名字を名乗れるようになったこと、<strong>結婚</strong>率が減少する一方で離婚率が増えたこと、男女平等が進んだことなどの理由が挙げられます。</p>
<p>その結果、今後フランス人の苗字に対する考え方は今後変わっていくことが考えられます。</p>
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<p>参考資料</p>
<p>Marie-France Valetas, Le nom des femmes mariées en Europe, in <em>La documentation française,</em></p>
<p>2009年12月１日</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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			</item>
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